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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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386話 10/19 ドロシー来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 結局は副業を探してしまうんだ。何か良いものは無いかと探してしまう。そうしないと金が増えないからな。増やすのであれば、副業あるのみだ。本業だと限界があるからな。魔力が無ければ魔法は作れない。限界を超えることはどうやっても無理だからな。


 かといって、良いものがあるのかと言われてもな? こう、前世の知識だと、賭け事や株、FX等々、リスクがあるが儲けることも可能なシステムがあったんだが、こっちのはあんまり。


 賭け事も競輪や競馬なんかは、割と勝ちやすいんだよな。前情報のやり取りが重要になったり、そもそも負けない様に賭けるって事も出来るんだよな。やり方次第では。


 勿論一般公開はされていないぞ? 負けない方法はあるんだがね。やるかどうかは別問題なんだ。何もかも税金が悪いんだよ。税金さえ無ければ、勝確の勝負も出来るんだけどな。


 こっちの賭け事は、メインはカードだ。胴元が儲かる様になっている。そう、勝てないんだよ。勝負をしようとした時、殆ど負けが決定している。あれは一種の才能だよ?


 あれはカードの傷で何のカードかを覚えておく必要があるんだ。新品のカードを使う訳じゃないから、絶対に傷が付いている。それを覚えておくんだよ。だから胴元が儲かるんだけど。


 そこまでするのかって話なんだが、するんだよ。賭け事は前世で言うプロスポーツの一種なんだよな。それだけの為に訓練された人がやるんだよ。適当な勝負なら負けが確定している。


 だから、賭け事に手を出すのは厳禁なんだよ。絶対に止めた方が良い。相手は何もかも解っている人なんだよな。プロにアマが勝てるわけがないんだよ。無難な選択肢を求めるね。そして、賭け事の胴元を育てるには、もの凄く労力が掛かるんだよ。子供から訓練しないといけない。


 ま、メインは第1スラムの連中だから、マジで商売には向かないんだよな。税金? 払っているわけがないだろう? まともな神経をしていたら、賭け事なんかをやっている訳がない。あそこはそういう場所なんだから、関わらない方が身のためだよ。


 そして、株式やFXは無い。株式会社を作っても良いんだろうけど、そのシステムを理解してもらうまでに時間がかかるのと、何で利益を出しますかって所なんだよな。


 株を買って儲けるんじゃないのって? そもそも無いんだから、株式会社から作らないといけないんだよ。なので、結局は店長で良いんじゃね? ってな感じになる。店長なら配当金で取られたりしないもんな。全部懐に入ってくるんだし。


 FXはそもそもの話で申し訳ないが、他国の通貨との互換性が無い時点でお察しである。他国を渡り歩く商人? 居るのはいるけど、そういう商人って物々交換がメインになるんだよね。


 価値の違う物を扱う商人になるから、それはまあ当然と言えば当然なんだけどな。お金で動かんのよ。お金は産むけど、そもそも国境線が遠い時点で出来っこないんだよな。


 どうあがいても副業しか無いんだよ。店長を努めるしかないんだよ。じゃあ何を扱うんですかって話だよな。食べ物類は、基本的に難しいと思うんだよ。携行食が出来たのも運が良かったんだし。


 私がやるとしたら、2次産業になる訳だ。加工して卸す。これがメインになってくる。加工できる物でないといけない訳なんだよな。しかも、既存の店舗に無いものを求められている訳なんだ。


 大体の物があるんだよな。大きな都市だからさ。無いものを探す方が難しい。なんて言ったって、公爵様のお膝元なんだからさ。無いものを探す方が難しいんだよ。無いものって何さって話になるんだ。そんなものは解らないって事だよな。


 前世の娯楽は使えるんだが、使えないんだよね。大体は似たようなものがあるんだし、絶対に真似できない物って、ラジオやテレビなんかの娯楽なんだけどさ。あれは無理だろ?


 そもそもの話、どうやって電波を使うのかも解ってない。電波に乗せて声を届けるって言っても、どうやってそれを成し遂げているのかが解らない。本気で知らないんだよな。


 何気なく、テレビを見ているだろう? ラジオを聞いているだろう? どんな理屈で声や映像を電波にしているのかが解らないんだよ。あれって本当にどうなっているんだろうか。


 こっちでも使えるのかの検証も出来ていない。出来ないことは無いんだろうけど、本当に出来るのか、投資するとして何処から手を付けないといけないのか。それも解らない。


 だって電気を使う訳だろ? 発電施設から必要になるんじゃないか? 電池? そんなものはない。だから電源直結になるんだろうな。ラジオもテレビも。


 そして、放送局も作らないといけないんだ。人員が幾らあったとしても足りない。お金も足りない。だって、株式会社じゃないんだから。資金調達をしないといけないんだよな。


 あ、金融関係はどうだろうか。高利貸しだな。金を貸して、返してもらう。これで儲け、は無理だろうな。返ってこないパターンが殆どだろう。大体が賭けの資金にされるんだろうからな。


 倍にして返してやるよとは、負けギャンブラーの言葉だな。返ってきた試しがないんだ。金貸しをしても、儲からないだろうな。何処に誰が住んでいるのかも難しい第1スラムの人間しか借りない可能性が高いんだよな。取り立ても出来ないんだよな。治安が悪すぎて。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」


「いらっしゃいませ!」


「おはようございます、店主さん。今日も水属性の魔法が要り様なので、沢山買っていきたいんですが、良いですか? って聞こうとしたんですけど、大分魔法が減りましたよね。この辺なんて殆ど無いじゃないですか。水属性はあるんですか?」


「水属性は問題なくあるな。殆ど売れないから、貯まっていく一方だからな。流石に少ないのは、火属性や氷属性だな。そっちは売れてしまって殆どないのが現状だな」


「いやー、毎度毎度ある程度はあるってのがこの店だったのに、とうとう品数が少なく。大量に欲しいあたいにとっては、災難でしか無いですよ。水属性の穴場だったんですけどね」


「いや、まだ水属性は残っているからな? ドロシーが買っていかないと、殆ど減らないんだから。森で活動している魔法使いがこっちに来ることは殆どないからな」


 森で活動しているクランが来ることなんて、滅多にない。というかだな。平原で行動しているクランが多すぎるんだけどな。それでも魔物が居なくならないんだから不思議だ。


 居なくなれば、農地にするだけなんだがなあ。要らない人員が沢山居るんだから、農地になるよな。村を沢山作って農地開発させれば良いんだよ。それでも足りるのかどうかは解らないが。


 今は肉がもの凄く安いんだよな。だから、第1スラムの人間でも生活が出来ている。それが、肉が無くなったらどうすると言うのか。本気で生きていけるのか心配になるレベルなんだよな。


 魔物は居なくならない程度で丁度いいんだ。居なくなったら、この都市は維持できないからな。10分の1にはなるんじゃないか? それだけ魔物に依存しているという事なんだけど。


 魔物が居ない世界になったらどうなるのか。戦争が増えそうだ。冒険者が全員傭兵になるとまではいかないが、大多数が傭兵になるだろう。そうしたら、戦争が増えるよな。


 傭兵は、適度に金を渡しておかないと、盗賊になり下がるからな。荒事がメインの仕事なんだから、荒事が無くなったら、自分たちが荒事の首謀者にならないと食っていけない。


 治安が悪化するな。魔物が居なくなっても治安が悪化する。それを防ぐために、戦争を吹っ掛けて、傭兵の腹を満たすしかない。大きな小競り合いが増えるんだろうな。


「じゃあ、とりあえずこれだけ下さい。もうあるだけ買っていきますから。なので、これからも作っておいてくださいね? 水属性があるって、貴重なんですから」


「解った解った。そんなには数を用意できないが、作っておくのは作っておく。11月になったら、水属性も増やしてもいいから、それまでは我慢してくれ。クライヴ君、会計だ」


「はい。えっと、中銀貨62枚になります。……丁度頂きました」


「毎度どうも。またどうぞ」


 ……行ったか。さて、在庫が無くなってしまったな。風属性と水属性が無い。あるのは土属性と普通の雷属性の魔法だけだな。後は少ししか残っていない。


 売れてくれる分には歓迎しているんだがね? 良い事ではあるんだよ。売れてくれるんだから。偏りを何とかしないといけないんだが、少なくとも12月までは無理だよな。

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