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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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385話 10/19 アリアナ来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 そう言えば、携行食屋の名前もガブリエル携行食店にしてしまったんだが、良かったんだろうか。名前で何が変わる訳でもないんだけどな。何でも良いとは言われそうである。


 個人的には、母親が付けてくれたヴァルダンよりも、父親が付けてくれたガブリエルの方が好きである。響きがな。別に母親に何かある訳でもないし、父親に何かある訳でも無いんだが。好みはガブリエルの方なんだよ。名前は特に気にしたことは無いんだけど。


 長い奴は長いんだよな。伝統的に長い家や無意味に長くしがちな家があるからだな。名前は覚えやすいものが一番だと思っている私だ。何せ相手の名前を覚えるのに苦労するというのがな。全部覚えなくても良いとは言え、何と呼べば良いのか解らない時があるからな。


 普通は1つか2つなんだよ。母親と父親の意見が一致しなかったとかの理由で2つになるかな? くらいの感覚なんだが、そこに祖父母が入ってくると一気に増えるんだよな。


 知っている中で多い奴は19個の名前がくっ付いていたことがある。寿限無かよと内心思ったが、寿限無なんて言っても通じないからな。寿限無も全部言えるわけではないし。


 まあ、読めるだけマシなんだがな。こっちの事ではない。前世の話だ。読めない名前なんてものが多数にあったんだよ。読めない名前って時点でやばすぎだと思う訳なんだが。


 名前ってものは、呼ばれてなんぼなんだよな。読まないで良いわけがないんだよ。普通の感覚でいくと、読めないってのはあり得ないと思うんだが、そうではないらしい。


 由来がしっかりとしているのであれば、まだまともなんだ。由来があるのであればの話である。由来も無く、ただ単純に読めないってのは不味いだろう? 日本語読みをしたら読めるのであれば、可愛い方だ。中国読み、韓国読みでもまあ、許せなくはない。


 だが、漢字圏に由来しない名前は駄目だろう? そして読み方を盛大に間違えている奴もあったな。勘弁してやってくれと思うんだ。付けられた子供は、その名前を一生使わないといけないって事を忘れていると思うんだよ。ペットじゃないんだぞ?


 私は普通の名前で良かったと思うが、知っている人にも居たからな。読めないだろって名前の人が。ニュースにもなった事件があったが、あれは読めるが酷いって奴もあったか。


 名前の問題は、世界が違ってもあるんだなって思ったさ。読めるだけまだマシなのかもしれないが、精霊語で書かれた名前もあるらしい。呼ぶだけで見たことは無いんだけどさ。


 精霊語を誰が翻訳したのかは知らないが、そういう目的で使ってやるなとは思うんだよ。読みや意味がある程度解っているとはいえ、普通に名前を付けてやって欲しい。


 私の名前は至って普通で良かったよ。これで変な名前を付けられていた日には、両親を恨むまであったと思うからな。恨んでも仕方が無いとは思うんだよね。


 ヴァルダンもガブリエルも悪い名前じゃないからな。いやまあ、ガブリエルに関しては、前世では大天使の名前なんだが、その国では割とあり得る名前なんだよな。天使の名前や聖人の名前を貰ったってのは。私のいた国では、普通では無いんだけどな。


 神様から名前を貰ったって話は聞いたことがない。国外の天使や神様の名前を付けてドン引きされた例ならあるんだが、自国の神様から貰った名前って中々無い気がする。


 読み方が独特ってのもあるのかもしれないけどな。不遜すぎるって思われているのかもしれない。多分だが、知識不足というのもあるんだろうが。神様が多すぎて、どの神様から貰ったんだろうってなる可能性もあるからな。何柱居るのか、詳しくは知らない。


 多すぎるんだよなあ。私が知っているだけでも10柱は居るからな。知っている人はもっと知っているだろうと思う。聞いたことがあるなってのも数えれば、もっと行くんだろうけどな。


 こっちは神様は6柱なんだよな。教会の教え的には。6神教なんだから、6柱。だが名前が無いんだよな。火の神様とかしか言わない。名前があっても良い様な気がするんだけど。


 教会内部の人しか知らないのだろうか。詳しい事は知らないんだよな。特段興味も無かったから、とりあえず6神教を信じているって事になっているんだが、その辺は割と適当である。


 信心深いって訳でもないしな。前世も神道を信仰していた訳では無いんだよ。そりゃあ、新年には神社に初詣には行っていたが、クリスマスは祝うし、ハロウィンにも参加するし、煩悩除けに座禅を組んだこともあれば、お墓参りもする。宗教がめちゃくちゃだったんだよな。


 珍しいらしいけどな。普通はそんな事にはならないらしい。宗教が入り混じっているのであれば、普通の国であれば、宗教戦争をしていてもおかしくないらしいからな。


 この国は殆どが6神教だから、国が割れるなんて事にはならないとは思うけどな。一応、違う宗教もあるらしいが、私は知らない。この都市では聞いたことが無いからな。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」


「いらっしゃいませ!」


「……ん。来た」


「アリアナか。今日は遅かったな。別に早く来ても何も無いんだがね。まあ、魔法を見て行ってくれ。いつも通りに揃えてあるつもりだ。少しばかり少なくはなってきたがね」


 大量購入があると、どうしても少なくなるんだよ。それは仕方がない。あるって事は良い事であると同時に、悪い事でもあるからな。売れ残っているという証拠なんだ。売れてくれる方が良いんだが、無いと客に申し訳がない気もするんだよな。売れてくれた方が絶対に良いんだが。


「……赤い紐の魔法が無い? 売れてしまった?」


「ああ、クライヴ君の魔法の事だな? 売れてしまったな。だから今回は気にしなくてもいい。魔法が売れることは良い事だからな。新規の客の分も無くなってしまったんだが」


「……売れることは良い事。それだけ需要があるという事。あたしも使えるし、使える人が多い方が良いのも事実。売れ残らない事は、競争が激しくなる証拠」


「そうだな。今後も売れてくれることを願っているよ。私の魔法が残る方が都合がいいからな。何でもかんでも売れてくれとは、思うが残ってくれないと、新規の客にも売れないからな」


 なんだかんだ言いつつも、売れてくれない事には話にならない。売れ残って欲しいわけではないからな。しっかりと売れて欲しいわけだ。買ってくれる人が居ることは良い事なんだよ。


 限度ってものは無い。売り切れまでが標準なんだから。売り切れてくれると良いんだが、それはまだまだ先の話だからな。雷属性の魔法が売れてくれないと、売り切れにはならないんだ。早くても12月にならないと売り切れにはならないんだろうな。


「それはそうと、アリアナのクランは携行食を使うのか? 明日携行食屋を東の大通りで始めるんだが、もしよかったら、試してもらってくれ。売れてくれないと資金が回収できないからな。弟子を雇うための寄付金も稼がないといけないから、良ければ買ってくれ」


「……携行食? 使うけど、何で携行食? ここは魔法屋のはず。何で携行食を売ることになったのかは解らないけど、使うときは使うから、一応言っておく」


「ああ、頼んだ。完全な副業になる訳なんだが、魔力持ちを紹介してもらうには寄付金は必要だろう? それを稼ぐために始めたんだ。結構資金を使ったがね」


「……普通はそうはならない。魔法と同じで良く解らない。寄付金で使えばよかったのに、更に増やそうとするのは、中々ない事だと思う。今日はこれだけ買っていく」


「無いのかもしれないが、私はやった方が良いとは思っているんだよ。魔法屋の資金だけだと、どうしても不安になるからな。増やせるのであれば増やしていきたい。寄付に使える金は確保していきたいと思っているんだよ。まあ弟子が多くなるまではやっていきたいよな。クライヴ君、会計だ」


「はい。中銀貨6枚になります。……丁度頂きました」


「毎度どうも。またどうぞ」


 行ったか。解っちゃいるけどな? 普通に資金を寄付に回した方が楽でいいってのは。だが、それだと1回で終わってしまうからな。2回、3回と欲しいじゃないか。


 寄付金は幾らあっても足りないんだよ。どんどんと寄付をしていきたいと思っている。出来れば、その教会からは優先的にこっちに来るようにしていきたいんだよな。

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