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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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377話 10/18 スーザン来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 携行食は売れる品質にまでなっていると思うんだよな。後は売るだけなんだけど、今日には看板を取りに行くだろう? そしてそのまま店に言ってもらう事になると思うんだよな。


 明日から開店の準備に入る。今日に家族の引っ越しで、明日にはここからの引っ越しになる予定なんだよ。今のままの状態であれば、それが最善手だとは思うんだよな。


 幟も看板も出来ている事だろうし、準備については問題ないと思うんだよね。明日は忙しくなるかもしれない。私には余り関係の無い話にはなるんだろうけどな。


 携行食店の引っ越し作業やその他作業をやるつもりはないんだ。昼からは見に行くことはするだろうが、手伝ったりはするつもりはない。その位はやってくれと言うのが本音だが。


 出来ない訳がないだろう? 出来ると信じているんだよ。魔道具とその他諸々を運び込むだけだしな。そんなに難しい事では無いんだ。自分たちで運営していってもらわないと困るんだよな。


 売り上げの管理は任せる事になってしまうけどな。本当は自分でやった方が良いんだろうけど、そんな暇なんて無いし、必要な経費もあるだろう? そういう出費も考えないといけないからさ。


 お釣りも用意しないといけないだろうし、色々と忙しいとは思うんだよね。ぴったりにしてくれるとは思わない方が良いだろう。お釣りはある程度必要になると思うんだよな。


 どの位の売り上げになるんだろうか。そして、何時くらいから売れ始めるんだろうか。それも調査が必要だよなあ。手軽に食べられる携行食って中々に無いと思うんだよな。


 絶対に水が必要なんだよな。干し肉も水が必要だし。まあ、干し肉の場合は、魔道具で作った消える水でも良いんだけどな? 塩を洗い落すだけなんだから。飲み水としては使えないけどさ。


 簡易スープの素は本物の水を使わないといけないけど。本物じゃないと後で喉が乾くだろうからな。それはかなり問題になるとは思う。水分不足が一番怖いからな。遠征に行くのに欠かせないのが水なんだから。水が無いと生きていけなんだよ。生物に水は必須なんだよ。


 そうなると、次からは宣伝もしていかないといけないのか。明後日から店を開店させるって言う宣伝が。客になってくれるとは思うんだよな。冒険者なんだから、携行食は必要だろうし。


 数量は限定されるけど、初めからもの凄く売れると言う訳でも無いとは思うしな。宣伝できたクランが買っていってくれるのであれば、大きな収入になるとは思うけど、普通に1日2万食が売れるのか。


 まずはそこからだよな。2万食と言う事は、2万人に売れないといけないと言う事だろう? 大体だが、都市部のクランで2000人から3000人くらいがボリュームゾーンだと思っているんだ。


 そうすると、10クランくらいに売れないといけない。それが6日に1回とかの活動になるのであれば、60クランに周知されないといけない訳だ。結構なハードルがある気がする。


 まあ、大きなクランもあるんだろうが、小さなクランもその数以上にあるからな。直ぐに売り切れましたって事にはならないとは思うんだけど、どうだろうか。売り切れてくれると助かるんだけどな。


 収入的には、売り切れてくれた方が圧倒的に嬉しいんだよな。大銅貨3枚で1食分を売るんだよ。2万食で小金貨6枚になる計算だな。魔法屋の売り上げを軽く超えていくんだが。


 対象にしている数が違うから仕方がないのと、作成上限が無いのが良い点だな。作ったら作っただけ売れるんだから、良いよな。もの凄く。何処まで売れるのかは知らないけどさ。


 2万食は売れると思うんだよね。4万食でも売れる気がしている。ただ、人員を増やすのはもう少し後になってからだな。まずは周知することを徹底しないといけない。


 売れると言う実績を作ってからでないといけないと思うんだよな。最初から店員を増やして、売れなかったときの事を考えると、ちょっとな。勿体ないからな。色々と金がかかっているんだから。


 教会へ寄付するにしても、売れ残りで良いんだよ。教会に寄付するために作っている訳では無いからな。寄付は金の方が喜ばれるんだ。金で寄付した方が良い。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」


「いらっしゃいませ!」


「また来たよ。今回も沢山買わせてもらうが良いかい? まだまだ沢山買っていっても大丈夫なくらいは残っているから大丈夫なんだろうとは思うけど」


「沢山買っていくのは構わんよ。私の魔法を買っていってくれる分には何も困る事は無いからな。弟子の魔法は、少なすぎて無理だったんだったか? そんな事を言っていた記憶があるんだが」


「そうだね。私自身が相性が良くなかったこともあるし、少ないしで買わないかな。相性が解れば買っていくんだろうけど、解らないしね。少なければ普通にしてても売れるだろうし」


「まあ、それは確かにそうだな。新規の客もくるし、普通に売れて行っているから無理に買ってもらわなくても大丈夫だろうとは思う。まあ、私の魔法はある程度作れるから、どんどんと買っていってもらっても構わないんだよ。まだまだ売れる量よりも作る量の方が多いからな」


「そうだろうね。そうでないと、こんなに魔法が積み上がらないだろうからね。そろそろ固定客が買い物を済ませた時間帯だろうし、遠慮なく買っていこうかな。とりあえず、この数だと風属性を50、火属性と氷属性を20、あの雷属性を20かな」


「ああ、取り分けるからちょっと待ってくれよ。クライヴ君、手伝ってくれ」


「とりあえずは、風属性からかな。取り分けながら数を数えていかないとね。勿論、数が満たなくても大丈夫だから。無い場合はしょうがないからね。ある分だけで良いかな」


「そうだ。スーザンの所は魔法使いの数も多いし、冒険者の数も多いだろう? 新しく携行食を取り扱う店も始めるんだ。東の大通りに面しているし、幟も立てておくから目立つとは思うんだが」


「携行食? 普通に干し肉じゃ駄目なのかい? って思われても仕方がないんだけど、干し肉だけじゃあ困っていたんだよね。普通に野菜も食べたいし。料理番も連れていくしね」


「残念ながら野菜では無いんだけどな? 野菜も入れる事は可能だが、基本的には必要なのは水だけだ。消える水じゃなくて普通の水だがね。簡易スープの素を売り出すんだよ」


「簡易スープの素? 聞きなれない言葉だね。でも、言いたいことは解ったよ。スープを売りたいって事なんだろう? でも、水も一緒に持っていかないといけないから、荷物になると思うんだけど」


「想像しているものとは違うと思うぞ。簡易スープの素は粉だ。熱湯に粉を溶かしてスープにするんだよ。大きな鍋があれば簡単に作る事が出来るんだ。試してみてくれると嬉しい」


「粉? スープなのにかい? 良く解らないけど、1度は試してみても良いかな。何時から売り出しているんだい? それとももう開店しているのかい? そんな幟は見てないけど」


「開店するのは明後日だな。明日に引っ越しして、明後日開店だ。大体2万食前後しか作れないと思うから、それ以上必要ってなると厳しい所があるんだが」


「明後日か。買い物班に言っておかないとね。必要な物はあるかい? それも買い物班に伝えておかないといけないからさ」


「大き目の壺だな。粉を売る訳だから、入れ物が欲しい。ちょっと待っててくれ。今も作っているんだ。試食品を持ってこよう。代金は要らないから、気に入ったら買ってくれ」


 そんな訳で、2階に行って簡易スープの素を小さめの壺に入れていく。販売用に買った物だが、まあ良いだろう。宣伝になるし、大規模クランに利用してもらえるのであれば、むしろ得になる。


「これが簡易スープの素になる。これだけでも大鍋3つ分くらいにはなるはずだ。食べてみて気に入ったら買いに行ってくれると助かる。1食分大銅貨3枚になってしまうが」


「これがスープねえ。お湯に溶かせば良いんだったね。まあ試しに作ってみるか。料理班に渡せば何かしらの結果が出るだろう。美味しければ、買っていくだろうし」


「集計終わりました。小金貨1枚と中銀貨3枚になります。……丁度いただきました」


「毎度どうも。携行食の方もよろしく」


「荷物を積み込ませてもらうよ。携行食の方も期待はしている」


 ……行ったか。宣伝は出来たし、魔法もかなり売れたから良しとしようか。大分減ったな。


 まあ、減っても明日になったら増えるんだけどな。作るんだから当然の事ではあるんだけど、どんどんと作らないと底が見えてきているな。良い事だ。売り切れまで、もう少しかもしれない。

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