376話 10/18 パトリシア来店
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携行食作りが順調で何よりだな。とりあえず、量産をしているんだけど、問題点が殆どないくらいには問題がない。麦粉を沢山使うって事くらいなんだよな。別に良いとは思うんだけど。
麦粉は必要なんだよ。無いとなんか色々とブヨブヨした何かになってしまうしな。粉にしないといけないんだから、結構な量の麦粉を使う。採算は採れるので、問題は無いけどな。
麦は安いんだよね。麦が高くなったら終わりみたいなところがあるんだけどさ。肉よりは高いんだけどね。肉が一番安いんだよなあ。大量に採れるから仕方がないのは解っているんだけど。
それはもう、大量だよな。1日にどの位の肉が採れているのかなんて解らないくらいには採れている。炊き出しも殆どが焼いた肉だしな。肉が安いってのが一番良い事だよな。
世の中には野菜しか食べないって人も居るんだけど、肉しか食べないって人も居るんだよ。食の好みは色々とあるんだよな。どっちでも良い気がするんだけど。迷惑さえかけてくれなければ。
そう、迷惑をかける一部が居るから困るんだよな。肉を食うとか野蛮だし、動物が可哀そうとか言ってくる奴と、野菜を食うとかあり得ない。植物だって生きているんだよって言ってくる奴。両方ともに頭が悪いとは思うんだよな。食う以上は殺すのは当然なんだから。
そもそも、生き物を食って生きている訳なんだよ。動物だって植物だって生き物には変わりがないんだよな。それは否定できないと思う訳なんだ。植物は生き物じゃないとかいうとんでもも、中には居るんだけど、希少な例は置いておくに限るんだよな。
で、両方ともに人の話を聞かないと言うね。自分の考えが正しいと思っている人だからな。偏食家である事を否定することは無いとは思うんだけど、人を否定したら駄目だろう?
何にでも過激派は居るんだよな。とりあえず、転生してからはそんな人には会ったことが無いんだけど、居ないとは思えない。居ても不思議じゃない。自分ルールであれば良いんだけどな。
大抵は自分だけで昇華してくれるから良いんだけど、それを他人に押し付けてくる人も居るんだよ。非常に迷惑でしかない。自分の中で完結させてくれと思うんだよ。
それを携行食の販売に合わせてやられると、本当に困るんだよな。ほら、携行食って簡易スープの素だろう? 肉か野菜かって言われると思うんだよな。そういう主義の人が居ると仮定すると。居ないと決めつけてかかるのは問題だと思うんだよね。絶対に居ないのであれば良いんだけど。
定義としては、肉なのか野菜なのかと言われたら、肉だよな。多分だけど。どう頑張っても野菜にはならないと思うんだよな。骨なんだけどさ、肉も多少は付いているじゃない。
完全に骨だけってあり得ないんだよな。そんな手間のかかる事はやらないと思うんだよね。基本的には、ちょっとくらい肉が付いていても気にせずに捨てると思うんだよ。
だって、肉が大量にあるんだからな。肉が希少であれば、骨の周りの肉も必死になって集めるんだろうけど、それをするくらいなら、次の獲物を解体する方が早いだろう?
だから、骨を貰ってくるときに感じたのは、割と肉が残ってんなあって事だった。第1スラムの人たちにあげればいいのにって思うくらいには付いていたよ。面倒だから取らないだけで、食えるのは食えるからな。解体職人でも面倒なんだから、面倒くさがりの第1スラムの人間がやるのかは知らんが。
困っているくらいに食えていないのであれば、それもあげれば良いんだよ。金を取ると売れなくなるだろうから、無料であげても良いと思うんだがなあ。それについては、冒険者ギルドで決めることではあるんだろうけどな。私的にはあげても良い気がするんだよ。
どうせ捨てるゴミなんだからさ。捨てるのであれば、活用してもらった方が良いだろう? 活用できるんだから、勿体ないと思う訳だ。勿体ない精神は大事だと思う訳だよ。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「また来たよ! またあの雷属性の魔法を買いにきたよ。あれが無いと困っちゃうんだよね。良い魔法は取っておかなくちゃ。どうせ使うんだから余分に買っていっても良い?」
「余分に買っていくくらいは問題ない。ただ、買い占めても構わないが、自分がその被害にあっても文句を言わない事だな。権利はあるが、私に言われても困るからな」
買い占めは厳禁だと言うつもりはない。買ってくれるのであれば、売るだけなんだよ。他の客の事もあるんだけど、まあ別に私が困る訳では無いからな。他の人が困るだけで。
悪い事では無いんだよな。必死に使う魔法を確保するのが魔法使いなんだから。買い占めを悪く言うつもりも無いし、むしろ買い占めて行ってくれと思う側だからな。
沢山買っていってくれるのは、良い事である。その分売れると言う事なんだからな。売れた方が良いのはその通りなんだよ。売り上げは上がった方が良いのは確実なんだよ。
「うーん。買い占めても良いとは思うんだけど、同じことを考える人が出てくるのも困るのよね。でも欲しいし、けどなあ。……やっぱり買いに来るのを早めるしか無いのかなあ」
「まあ、余程じゃない限りは売り切れる事なんて無いとは思うけどな。毎日作っているから、無くなる事なんてまず無いと思うし。それでも無くなってた場合は、残念としか言えないけどな」
「毎日作られているのであれば買い占めても、でもでも競合相手が増えるのは良くない事だし。無難な選択しか採れないのかな。絶対欲しい魔法だけど、無いなら無いで何とかなるし」
「前回も言った記憶があるが、依存するのは駄目だからな。1つの魔法に依存することほど危険な事は無いんだから。無くなった時の事も考えておかないといけないんだぞ?」
「それは解ってるって。解ってるけど、欲しいんだからしょうがないじゃない? ここにしか売ってないんだし、この性能を発揮してくれる魔法が他には無いんだもん」
「嬉しい事ではあるが、程々にな。魔法は他にも沢山あるんだ。そればかりを使って良い事にはならないし、何なら絶った方が良い事もあるんだからな。気を付けてくれよ」
「変な薬でも無いんだから、大丈夫だとは思うけどね。私もこれがないと生きていけないって訳ではないし。あった方が嬉しいのは本当の事なんだけどね」
「私としても、使ってくれるに越したことは無い。だが、依存するのは止めて欲しい。そればかりを作る訳にもいかないからな。最終的にはどうなるのかは解らない所があるんだが」
「単品だけでも十分勝負できると思うんだけどね。それは私が決める事じゃないし。とりあえずは複数買っていくのは当然として、これだけ買っていこうかなあ」
「まあ、好きにしたらいい。無くても文句は言わない様にな。クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨6枚になります。……丁度いただきました」
「毎度どうも。またどうぞ」
行ったか。まあ、麻痺魔法を使ってくれるのは嬉しいが、依存症は問題が出てくる可能性があるからな。無い時に発狂されても困るんだよ。1つの魔法に対して、入れ込み過ぎるのは良くないと思っている。使ってくれるのは、本当に嬉しい事なんだけどな。
解ってはいるんだろうけど、それでも便利な魔法である事には変わりがないんだよな。そこは変わらない。良い魔法であると思うんだよ。良い魔法であるが故の問題なんだけどな。




