375話 10/18 アネット来店
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携行食作りは順調だな。誰でも出来るという所が大きい。料理がある程度出来るのであれば、作れてしまうと言うのが一番大きな点だろうな。私には作れないんだけどな。
料理が無理なんだから、仕方がないだろう? やったことがないんだ。それであれば、他人に任せた方が良いと言うのが私の考えだな。恐らくだが、こういうのは女性の方が向いていると思うんだよ。フェミニストでも無いからな。こういうのは適材適所だと思う。しかしながら、飯屋を運営しているのは男性の方が多いんだよな。何でなのかは知らないけど。
男女平等とは言うが、無理なのは解り切っている。それぞれに役割が決まっている。男と女が平等な訳がないんだよ。平等にすると、不都合が起きてくると思っている。
だって、子供を産むのは女性だからな。男性も産めるのであれば、平等にしても良いんだろうが、そんなのは生物的に間違っているからな。男と女という2種類を作っている方が劣等種の可能性もあるんだが、それについては考えない方がいいんじゃないかとは思っている。
自分だけで子供を作れた方が人口は増えるんだろうが、遺伝子的な問題があるだろう? 自分一人で子供が作れるのであれば、自分のクローンを作っているのと同じなんだよな。
それでは何かが起きたときに問題が生じるんだよな。特に病気関連の事だな。遺伝子で決まっている論もあるくらいなんだから。そういう遺伝子は残らない方が良いんだよ。
特定の病気に弱いとか、特定の病気になりやすいとか。そういうのも決まっていると言われているからな。何処まで本当の事なのかは知らないけども、ある程度は真実なんだろうと思っている。
そういう面から見ても、雌雄同体はちょっとばかり弱い気がする。ただ増えるという点では男と女が分かれている方が不利だよな。巡り合わせと言うか、相性と言うか。人間ってそういうのも気にし始めるからな。遺伝子的には違う遺伝子の方が魅かれあうとも言うんだが。
専門家じゃないから解らん。専門家でも解るのかどうかは知らないが。動物は遺伝子の違いを匂いで識別できると言っていたような気もするんだけど、それが本当なのかどうかは解らないしな。
料理に関しての遺伝子があるのかは不明なんだがね。男だから女だからと言うのは関係ない気がしているんだよな。料理に関しては。偶に壊滅的な人も居るのは居るんだけどな。
古典的な料理をして爆発なんて事は、まあ殆どないとは思うんだけど、味音痴と言うか、味覚がちょっとばかり壊れている人も居るんだよね。前世でも一部に有名だったからな。どうしてそうしたんだって状況になる人が。レシピ通りに作らない人が居るんだよ。
素人なら、レシピ通りに作った方が良いぞ。アレンジを加えるのは中級者からだな。初心者はレシピ通り作る事を目的とした方が良い。それが上手に出来てから、アレンジを加えていくんだよ。
まずは使っている調味料を多くするか少なくするか。使われている食材を多くするか少なくするか。その辺りから挑戦していって、違う食材、調味料を足すという行為に発展させていく。
最終的には調味料から何からを完全に独自の配分で作っていくまでになるんだけど、そこまで出来れば上級者と言っても過言ではない。初心者がしがちなのはこの部分なんだけどさ。
美味しくなると思ったからこうしたってのが多いんだよな。それは間違っているぞと言いたい。まずは基本を抑えよう。基本が解っていないのにオリジナルの作品は無理だから。
それは魔法にも言える事ではあるんだがね。オリジナルの魔法を作るには、基礎が大切。下地が必要なんだよ。簡単に出来ると思ってくれるな。クライヴ君にはまだ早いと思うんだよな。
出来ないとは言わない。が、それで他の魔法を超えられるのかと言う話になってくる。無理だろうとは思っている。まずは基本をしっかりとしないと。オリジナルはまだまだ遠いんだよ。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「こんにちはー。また来ましたよー。魔法を見せて貰いますねー」
「ああ、魔法を見て行ってくれ。特に水属性の魔法が余っているんだ。余っていると言っても、風属性よりは少ないんだが、出ていく数も少なくてな。出来れば買っていってくれると助かる。風属性の魔法でも良いし、雷属性の魔法でも良いんだが」
「そうですねー。うちもレッドベア専門にされたことですしー、水属性の魔法を買わないって手は無いとは思うんですよねー。雷属性のあの魔法でも良いといえば良いんですけどー、持っていた方が良いのは確実ですからねー。幾つかは買わせてもらいますー」
「助かるよ。森に行く魔法使いが中々来ないからな。仕方がない所でもあるんだが、水属性が売れるチャンスでもあるんだ。買っていってくれると、本当に助かるよ」
まあ、森を狩場にしている魔法使いが東側に来るのも珍しいんだけどな。殆どが平原を狩場にしている魔法使いばかりだし。それは仕方が無い事でもあるからな。
各方面に強みを置いているのが普通の魔法屋だからな。別の方面の魔法をわざわざ作るのかと言われると、どうしても疑問が残ってしまうからな。私の魔法屋では、全方面に対応させて行くけどな。中心になるのは、平原なのは間違いない事ではあるんだけど。
「沢山買っていってくれると助かるよ。使い勝手が悪いわけでは無いだろう? 森でもいい感じに戦える筈なんだから。かなり限定的な戦い方を強いられるとは思うんだけどな」
「そうですねー。森は平原よりも危険ですからねー。視界が悪いのも原因の1つなんですけども、障害物があるってのが、1番の問題点なんでしょうねー」
「木が生えているんだから、仕方がないだろう? 下草がどうなっているのかは知らないが。定期的に手入れをしてやっているのか、それとも踏み固められて下草が少ないのか。どちらかだろう」
「踏み固められているってのが正解ですかねー。歩かない所はそれなりに生えてますしー。うちらも整備をしている訳では無いですからねー。魔法で散らす方法もありますけどー」
「それはコスト的に難しいんじゃないか? 魔法で草刈りをすると、中銀貨が飛んでいくぞ。普通は無しだろう? 余程の時でない限りはする必要が無いんじゃないかと思うんだが。まあ、魔物と一緒に草も刈ってしまおうって方法は無いわけでは無いんだろうが」
「流石に草刈りだけに魔法は使いませんよー。魔物と一緒に巻き込むんですよー。それに木もちゃんと切りますからねー。荷車が入っていけない場所にはなってないって事なんですよー」
「まあ、そうだろうな。荷車が入っていけないと魔物を持ち帰れないからな。木材は木の根も活用するんだろう? 炭にしてしまえば一緒だからな。切り株を放置されても邪魔だろうし」
「ですねー。切り株の放置は良くないですよー。荷車が通れないですしねー。掘り返すのも面倒ですけどー。樵の人が頑張っているんですよねー。今日はこれだけ貰いますー」
「解った。クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨6枚になります。……丁度いただきました」
「毎度どうも。またどうぞ」
行ったか。森はなあ。どうしても人数が少なくなるよな。仕方が無い事ではあるんだけどな。多くても水属性の魔法が無くて困るだけだと思うんだが。それはそれで置いておくとしてだな。
平原よりは難易度が高いよな。視界が悪いんだから。ある程度管理はしているとはいえ、自然であるのには変わりがない。植林なんかもしているんだろうけど、どうなんだろうな。




