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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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369話 10/17 シャンタル来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 携行食が量産されている。良い事だな。量産できるだけしてくれた方が良いんだよ。その内足りなくなってくるからな。そうしたら、魔道具を買い足すことを考えないといけない。


 人手は大丈夫だと思うんだよな。1人で3つくらいなら鍋の面倒を見れると思うんだよ。忙しいとは思うけどな。それでも足りないのであれば、人員の補充も考えないといけないんだが。


 10人くらいで丁度いいとは思うんだけどな。効率を求めるのであれば、色々と考えないといけないんだろうが、まあそこは仕方がない部分でもあるだろうと思う訳だ。


 何が一番大切かと言うと、利益が一番大切なんだよ。利益が出なければやる意味がないんだよな。売れないという事は無いだろうとは思う。売れてくれないと私が損をするだけなんだが。


 しかし、1日でどの位の携行食が出来るのかだよな。詳しい事は解らないが、2万食くらいは出来る筈なんだよ。魔法屋よりも利益が出る筈なんだ。期待はもの凄くしているんだよ。


 期待しない訳がない。売れると思っているから店を始めるんだからな。売れないと思っているものを作らせるわけがないだろう? 必ず必要かと言われると疑問だが、それでも売れるとは思っている。


 食事は美味しい方が良い。それは真理だ。食事が軽視されることは無い。欲求とはそういうものだからだ。食欲、睡眠欲、性欲。この3つは何をどうしても無くせないんだよ。どれだけ高潔な人でも、この3つを無くすことは出来ない。この3つが無い人間などいないんだ。


 性欲は流石に薄れてはいくが、無くなることは無いと思われる。凄い人は死ぬまで無くならないと言うし、それはもう凄い事なんだよ。何方かと言うと、男の方が多い気がするが。


 あからさまなのが男と言ってもいいかもしれない。女も性欲はあるが、男の様に外に出すことは余りないんだよな。恥ずかしいと思っているのかどうかは解らないが。


 恥ずかしがる必要は無いとは思う。欲求というものは、仕方がないんだよ。湧き出てくるものだからさ。何にしてもだ。全ての欲求を否定することは出来ないんだよ。


 私が求めているものは金だがね。それも欲求の1つだ。金銭欲。金が欲しい。何かをするための金が欲しい。それは正しいかと言われたら、正しいのだよ。不正に手を染めていないのだから。


 欲求を満たすために、不正に手を出す輩もいるんだよ。犯罪に手を出す奴もいる。それは駄目なんだよ。ルールがあるからな。正規のルートで正しく欲求を満たさなければならない。


 それは、難しい事でもあるんだがね。どのような欲求が湧き出てくるのかは、人それぞれだからな。犯罪をしたいという欲求が出てくる人もいるんだよな。どうしても仕方が無い事ではあるんだが。


 それについては、何とか合法的な方法に昇華していかないといけないんだが、無理なものもあるからな。盗みを欲求に持った時なんかはそうなるケースが多いと思っている。


 盗みは犯罪だ。物が欲しいではなく、盗みたいという欲求だからな。そういう欲求は殺すしかないんだよ。抱え込んでいくしかないんだよ。難しい事ではあるが、そうしないといけない人もいるんだ。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」


「いらっしゃいませ!」


「また来ましたよ、店主さん。魔法を見させて貰いますわ」


「ああ、見て行ってくれ。そして買っていってくれると助かる。確か2回目だな。この店の魔法はどうだった? 使ってみて良いと思ってくれたという事で良いんだろうか?」


「良いか悪いかと言われても、何方とも無いが正解でしょう。形は他の魔法とは違いましたが、使いやすさ的には変わらないかと思いますね。あの雷属性の魔法以外は」


「そうか。使い勝手が悪くなければそれでいいんだ。いいんだが、雷属性の魔法は例外なのか? もうちょっと詳しく教えてくれないか?」


「ええ、あの魔法は使わない方が良いと判断しました。理由は前衛に何もさせないから、ですわね。前衛にも仕事を与えてあげないといけないのです。それがあの魔法を使うと、前衛のすべきことが殆ど無くなってしまいます。それでは前衛が育たないでは無いですか。怪我の危険性を排除できるのは素晴らしいとは思いますが、あれでは良い前衛が育ちませんね」


「ああ、そういう事か。確かに前衛の負担が減るのは確かだ。それでは前衛が成長しないと。ある程度の危機に晒されないといけないというのが、シャンタルの言い分なんだな?」


「ええ。前衛が育たないと危険ですわよ? 多少は危機感がある戦闘の方がいいんですの。無茶を言っている訳ではありません。前衛にも試練を与えないと育ちませんの」


「言いたいことは解るが、そこまでなのか? 私的には怪我の危険性を失くした方が良いとは思うんだが。成長しないというのは、その通りかもしれないが、経験を積む回数が減るだけだろう?」


 難しい話ではあるが、経験回数が減るだけだと思うんだよ。育たない訳ではないと思うんだよな。無茶をしろとは言えないからな。前衛にだって体力があるんだから。温存できるのであれば、しておいた方が無難だとは思うんだが、そうではないのか?


 対魔物戦に関しては、解らない事も多いからな。私自身、戦闘をしたことがないんだよ。魔法は使ったことはあるが、それだけだ。外に出て、魔物と戦った経験はない。


 普通の人は、皆無いとは思うけどな。冒険者くらいなものなんだから。冒険者という職業が特殊なだけなんだよ。魔物を倒して生計を立てるのが冒険者だからな。


「経験回数は多いに越したことは無いです。それに限界も見極める事が出来ますからね。あの魔法は、限界の境界線を誤らせる可能性があります。なので、あたしは使いませんね」


「そうか。弟子の魔法はどうだった? 魔力の色が合っていたかどうかを聞きたいんだが。合っていても、今は雷属性の魔法しかおいていない訳なんだがね?」


「合っていましたよ? 普通に使えました。合うと言う事は良い事です。全くダメな時もありますからね。使える魔法は多い方が良いですから。合わないのが普通ですもの」


「そうか。出来れば優先的に弟子の魔法から買っていってやって欲しい。今回は無理だろうが、次に来た時は是非ともそうしてやってくれ。私の魔法は残ってくれていた方が良いんだ」


「理由があるのですね。解りました。そうする様に致しましょう。それでは、今回はこれだけの魔法をもらっていこうと思いますわ」


「クライヴ君、会計だ」


「はい。中銀貨6枚になります。……丁度いただきました」


「毎度どうも。またどうぞ」


 行ったか。雷属性の魔法が不評に終わったのは、珍しい事だな。前衛が育たない、そういう視点もあるのか。ある程度楽になれば良いと思っていたからな。


 まあ、それでも他の魔法は買ってくれている様で何よりだな。買われないと言うのが、一番の問題だからな。買われてくれた方がいいんだよ。売れていると言うのは、有難い事なんだ。


 もう少しだけ、客が増えてくれると助かるんだがね。売り切れには遠いからな。どんどんと買ってくれる人を増やさないといけない。皆に見つけて貰えると助かるんだが。

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― 新着の感想 ―
[一言] スパルタさんだなあ。 でも良く考えたらリーダーとか前衛の責任者にも確認するのが必要だよね。前衛は消耗品な世界だからこそ、あの魔法に関しては後衛の魔術師が勝手に決めるなって文句も出そう。
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