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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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368話 10/17 ミーガン来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 今できることとして、限界まで作るとどのくらいまで出来るのか。それを試している最中だ。これによって生産量が変わって来るし、売り上げが変わって来る。メルクリアは追加の骨を貰いに行った。


 量産して売る。これが基本方針となるんだが、売り切れを何処まで許容するのかだよな。初めの頃は、普通にやっていても売れ残ると思うんだが、それは教会に寄付をするとしてだな。


 毎日炊き出しをやっているぞ? 食えない信者も沢山いる訳だからな。食えるようになれば、寄付をしてもらわないといけないんだから、投資は大事だという事なんだ。


 メインターゲットは子供だな。教会で囲い込むから飢えないと思ったら大間違いだ。教会に来ない子供も普通にいる。そんな子供を教会に来させるためにやっているんだよ。


 教会にくれば、ご飯は保証される。就活も手伝ってもらえる。良いことだらけだな。そして、自発的に寄付をしに行くと。教会に金が集まる様になっている。


 大人にもちゃんと渡してはいる。子供を産んだら是非に教会へ寄こしてくれと言うように。炊き出しはほんの少しの金額で、大きな利益に繋がる可能性があるんだから、やらない手はない。


 まあ、寄付は半ば強制的に集めているんだがね。教会に寄付しないと、就活者を斡旋してくれなくなる。だから何の店をやっていようが、店員であろうが、教会に寄付をする。店員もだな。店長から言われるからな。寄付をしろと。クライヴ君には言ってないけど。


 クライヴ君はそもそもの話、寄付をしているんだよ。ちゃんと自分の行っていた教会に寄付をしている。南側の教会だな。そっちの方の出身だからな。私はそっち方面に寄付をするつもりは無いんだが。寄付をするのであれば、北東側だ。というよりもしているからな。


 9か所ある教会の内、3か所に絞って寄付をしているんだよ。まだまだしないといけないんだけどな。1番初めは全部の教会に等しく寄付したが、そんな事は無意味に近いだろうと思う。それよりも集中的に寄付をした方が効率的だし、競合相手も少ない筈だ。


 幾ら寄付をしたのかは考えてはいけない事なんだよ。私の財布から抜け落ちた金額を数えても仕方が無い事なんだよ。寄付金集めの為の副業なんだから、気にしたら負けだ。


 時間的には夕方だな。魔法を作り終わってから出かけているぞ。何のことは無い。ある程度纏まった金を寄付しているだけだ。それに今度からはスープの素が加わる訳だが。


 一応だが、寄付は金とは限らない。金が1番良いのは確かなんだが、物品での寄付も受け付けてくれるぞ。魔法も寄付をしようと思えば出来るんだよ。余り意味のない寄付になってしまうんだけどな。


 そもそも魔法は魔法兵の諸君が沢山寄付してくれている。何故に就職先で魔法兵が優先されるのかは、ここに答えがあるんだよ。魔法の納品が魔法兵の義務になっているんだ。


 そもそもの話、魔法兵は自分で作った魔法しか使わない。相性探しをしないでいいという利点と、貴族の研究の結果を魔法に出来るという利点があるんだ。普通の魔法よりも強力だぞ?


 私の魔法は例外としてな。私の魔法陣魔法は誰も研究していないからな。まだこれが研究されるのは先の話だ。私にアドバンテージがあるとはいえ、マンパワーがあるからな。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」


「いらっしゃいませ!」


「また来ちまったよ。本当にここしかまともに使える魔法がないってのも厳しいねえ。吟味はしているが、どうしてもここの魔法には負けちまうんだよ。難儀なもんさ」


「それは当然だろう。ミーガンの魔力の色を知ってしまった以上、その魔力の色に合う魔法を探す方が困難だろう。普通の色とは違ったんだからな。まあ、見たのも偶然ではあるんだが」


「偶然だろうがなんだろうが、知ってしまった以上は気にするさね。それでもここの魔法が1番なんだ。買わないって選択肢は無いのさ。悲しい事にね」


 まあ、なんだ。ミーガンは仕方がない。魔力の色が金色だったんだからな。どの色が合うのかは、解らない。特殊な色だというのは確かなんだけどな。私の色も特殊なんだが。


「言っては何だが、自分に合った魔法が1つでも見つかったんだから良かったとは思うだろう? 恐らくだが、ミーガンの魔力の色に合った魔法を探す方が困難だろう」


「解っているさね。1つ合っただけでも幸運。そう思うしかないんだろうねえ。一応は探してみるつもりではいるけどね。見つからないとは思うのさ。そういう色だったからね」


「私と合わないって事が無かっただけでも良かったとしてくれ。流石に金色では、何色と相性が良いのかも予想が付かないんだ。それに、金色はかなり珍しい色だという事も解っているつもりだ。探しても合わないというのが、結論だろうからな」


 無色と相性が悪い色とはなんだろうとは思うんだけどな。流石に無いとは思うんだが、まだ解らないからな。こればかりは使ってみない事には解らない。そういうものなんだよな。


「さてと、いい加減に次の店に行かないとね。合わない合わないと言っていても仕方がないんだよ。それでも使っていかないことには始まらないんだからね」


「まあ、それしか方法は無いだろうな。クライヴ君、会計だ」


「はい。中銀貨4枚になります。……丁度いただきました」


「毎度どうも。またどうぞ」


 行ったか。探さなければならない。これは本当の事だろう。1つでも多い方が良いからな。相性が合わないからと言って、初めから可能性を捨てるのはしてはいけない事だ。


 見つかるとは思わんがね。ミーガンの魔力の色は珍しいものであるという証明が出来てしまっているんだが、可能性は0ではない。まあ、魔道具師になってしまった可能性もあるんだが。


 こればかりは運だからな。魔力の色も才能の1つなんだ。運が悪かった。この言葉だけで済ませてしまって良いものなのかは解らないが、そういうものなんだよ。

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