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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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354話 10/15 37人目の客

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 そろそろ帰ってきても良い頃だと思うんだけど、結構時間がかかっているな。まあ、遠すぎるからな。このくらいはしょうがないのかなって感覚だよな。そろそろ帰って来るだろう。


 しかし、麦粉でどうにかなるのかと言えば、解らないとしか言えないのが辛い所。粉を増やせば、粉っぽくなるのではないかという実験でしかないからな。


 駄目だった場合の案も考えておかないといけないんだが、何分、料理は門外漢である。そう簡単にアイディアが出てくるわけもなく。粉っぽくするのにはどうしたら良いんだろうな?


 そもそも、ゼリー状の物が、何なのかさえ解っていないんだから、対処のしようがない。粉になると思っていたんだ。それが当てが外れてしまったんだから、どうしようもないだろう?


 見切り発車してしまった感はある。出来ると勝手に思っていたのは私だからな。出来ないことは無いと思っていたんだ。出来たのは出来たが、あれでは売り物にならないだろうな。


 ゼリー状の物になると、水分は殆ど入っていないと思うんだが、どうしても、カビの心配をしてしまう。粉でも同じことが言えるんだが、痛む可能性は高くなると思うんだよ。


 液体に近い方が痛みやすい感覚があるんだが、それは間違ってはいないはずだ。液体は直ぐに腐ってしまうと思っている。水もそうだな。水も腐る可能性がある。


 水も腐るんだ。本当の水、純水であれば、腐らないんだが、普通の水には、色々と入っているからな。特に目に見えない生き物がいたりするんだよ。


 それらが出すものだったり、死骸が腐る原因の1つだと言われている。まあ、臭いで大体の事は解るらしいが。水も補給が出来なければ、辛い所ではあるな。


 水を生成する魔道具が出来れば、色々とやりたい放題出来るんだがな。それは今、開発中だからな。出来るとは思うんだが、冒険者に回ってくるのは、何時になるのかが解らないからな。


 まずは、軍隊に配備するだろう? それから、冒険者に回っているだろうな。しかも、大きなクランから買いに行くだろうから、中規模クランに回るには、多少の時間が必要だろう。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」


「いらっしゃいませ!」


「なんでこんな所に魔法屋があるんだい? もうちょっと場所を考えて決めないと、やっていけるのか怪しくなってくるだろう? こんなに魔法が残っているし」


「まあ、場所に関しては、間違ったとは思っている。思っているが、今更どうしようもないからな。このままで行くしかないんだよ。それに、魔法が良ければ、ある程度は売れるだろう?」


「そうだがね。自信があるって事なのかい。良い事じゃないか。他の店も見習ってほしいものだねえ。自分の作ったものに自信を持てなくて、どうするのかって事さ」


「その通りだな。それでだ、名前とクラン名を教えて欲しい。客の名前と顔は一致させておきたいんだ。それと、出来れば、狩場も教えてくれると助かる」


「私のかい? 私はブリット。クランは限界の果てにはだよ。いつも狩りに行っているのは平原だね。まあ、珍しいクランでも何でもないさ。……で? これは解いてもいいやつなのかい?」


「ああ、解いてくれ。これは弟子の魔法と混ざらない様にしているだけなんだ。だから、中身を見るのに、解いてもらう必要がある。面倒だとは思うが、混ざらない様にしているんだ」


「やりたいことは解った。良い事だとも思う。ただ、面倒だね。他に方法は無かったのかい?」


「他に方法があるのであれば、そうしている。無かったから、そうしているんだよ。裏面に名前を書くことも考えたんだが、裏面は使うんだろう?」


「私は使わないけどね。使う奴も結構いるからねえ。そこに書かれていたら、邪魔だろうさ。判断は悪くはない。落書きだとも思わないし、慣れないのであれば、書いておくべきなんだろうけど」


「その辺の事があるからな。書くことは止めたんだ。売れなくなるのは困るからな」


「まあねえ。それにしても、変な形をしているんだね。見たことがない形だ。使えれば何でも良いが、珍しいのは確かだ。自信があるって事は使えるんだね?」


「ああ、使えるな。それと、平原であれば、こっちの魔法がおススメだ。雷属性の魔法だが、平原の魔物には効果があったと確認をしている。便利に使ってくれると嬉しい」


「どれどれ。見てみない事には判断が付かないね。赤って事は、どっちの魔法だい?」


「弟子の魔法だな。私のは白色だ。同じ魔法はこっちにもあるが、出来れば、弟子の魔法を使ってやって欲しい。どんどんと顧客を捕まえていかないといけないからな」


「そうだろうねえ。数が少ないって事は、そういう事なんだろうからね。まあいいさ。とりあえず、弟子のと店主さんのを買っていくよ。もうちょっと見させて貰うがね」


 見るのであれば、幾らでも見て行ってくれ。そして、使ってみて欲しい。良い魔法が揃っていると思っているんだ。便利な魔法が揃っているはずなんだよ。私的にはな。


 使ってみて、悪い所があるのであれば、言ってくれると助かるんだが。改善は、出来るだけしていきたいと思っている。出来るだけな。出来ないことは出来ないからな。


 幾ら、魔法陣魔法が、自由度が高いからと言って、文字列閥には勝てないからな。ある程度の制限はあるんだよ。仕方がない部分ではあるんだがね。


「まあ、無難な所で行くか。無難って言っても、見たことの無い魔法しかおいていないんだけどね。とりあえずは、この2つかね。幾らになるんだい?」


「クライヴ君、会計だ」


「はい。中銀貨2枚になります。……丁度いただきました」


「毎度どうも。またどうぞ」


 行ったか。とりあえずは、客が増えてくれている。それは良い事ではある。客が増えてくれないと、売り上げが増えないんだからな。一応、教会への寄付金はどうするか。


 小出しよりも、纏まった金額を一度にした方が良い様な気がするんだが、どうだろうか。その辺りの事は、解っていないからな。教会に寄付にいかないといけないんだが、何時にするか。

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