353話 10/15 カレンさん来店
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乾燥した麦粉ってのは、腐りにくいんだろうか。湿気には弱そうな気がするんだが、そもそも、簡易スープの素が湿気に弱いんだろうから、関係ない気がしてきている。
湿気対策をどうするのかだが、どうしようも出来ないのではないか? そう言った魔道具で持ち運ぶのであれば、それなりの価値になってしまうしな。使い切りで買ってくれると良いんだが。
一食分を大銅貨1枚で売ったとしてだな。元が取れるのかという計算もしなければならない。魔石代と魔道具代の事を考えて、値段を設定しないといけないんだが、高すぎても売れないだろうからな。
魔石の代金が一番ネックになってくると思うんだが、それなりの値段で買えるんだから、魔道具の代金の元を取る事を考えた方が良いのか? いや、消耗品では無いからな。自然と元は取れるだろう。
そうなってくると、魔石、塩、麦粉の代金を回収すれば良いんだから、大銅貨2枚もあれば、十分な気もしてくるな。それくらいで良い気がする。これ以上、高くすると、売れ行きが怪しくなってくる。
大量に売りたいからな。1日に1万食くらいは売りたい。小金貨2枚の利益になるんだが、魔道具代とその他人件費と考えると、まあ、割といける気がするな。
人件費は、どの位が必要なのかに因るんだが。1人で1000食分は作れると仮定して、10人で1万食。その位の人員配置で良いんだろうか。もっと必要では無いのか?
平均賃金くらいは払いたいから、中銀貨5枚で雇うとしてだな。年間だよな? 人件費は余裕でカバーできるな。そうなってくると、月にして中銀貨1枚払っても大丈夫だな。
人件費は何とでもなる事が解った。後は、費用に関して、どうなるのかだよな。ワイルドボアの骨を無料で貰っているが、有料になった場合はどうするのか。
ずっと無料という訳にもいかないだろうからな。何時かはバレる時が来る。そうなると、有料になりそうだから、それの事も考えておかないといけないだろう。
そうであるのであれば、大銅貨2枚は安いか? そんな事は無い筈なんだが。月額で中金貨6枚が妥当なのかと考える必要が出てくるんだが、割と良い値段を稼げるとは思うんだよな。
うーん。魔石がどの位必要になるのかで、色々と変わって来るし、事業拡大をするにあたっては、魔道具と魔石を買わなければならない。だが、費用的には、大丈夫な気がしている。魔石の在庫を多く持っておけば、大丈夫だと思われる。多分だがな。
大銅貨2枚で考えるか。麦粉だけで良かった場合だが。それと、ワイルドボアの骨に値段が付いたのであれば、また価格を変える事を考えないといけないだろう。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「こんにちは~。お久しぶりですね~。今回も~買い物に~やって来ましたよ~」
「ああ、カレンさんか。土魔法はここら辺だ。沢山あるから、沢山買っていってくれると助かるな」
「沢山は~流石に~。必要な~個数を~買っていきますよ~」
土属性の魔法は余っているからな。最近は少しずつ減ってはいるんだが、それでもな。その内0になるんだろうが、まだまだ山は大きいままだ。どんどんと買っていってくれると助かる。
沼地を拠点にしている魔法使いが、ここに来ることは、殆どないからな。今は、3人だけだったと思うんだが。デボラもそうだったしな。後はケイトか。
デボラは今日来たからな。沼地の人が被るのは、偶然だが、珍しい事もあるものだな。土属性の魔法は沢山余っているからな。どんどんと買っていってくれると助かるんだよ。
というかだな。普通に考えると、東側の魔法屋は、平原に特化していくのが普通なんだよ。北から南までが平原なんだから。西側であれば、森と沼地になるんだろうが、東側はなあ。
それでも、顧客の要望には答えないといけない訳だ。数は少ないかもしれないが、作り続けるのは、作り続けるぞ。たとえ、1つであろうともだ。売れてくれるのであれば、作るさ。
そして、クライヴ君に土属性の魔法を作れとは言えないしな。4つしか無い枠を土属性に当てても良いのかという話になってくる。流石に、平原に合わせた方が良いだろうな。
「それで、カレンさんの調子はどうなんだ? 沼地で活動をしているだろう? そっち側の情報って入りにくいんだ。何か変わった事は無いのか?」
「沼地でですか~? そうですね~。特に変わった様子は~無いとは思うんですけど~。ただ~、勘でよろしければ~お話しできることは~ありますよ~」
「勘? それでもいいから、情報を貰えるか? 違和感があるとか、勘の情報でも、無いよりはマシだからな。全くないというよりは良い方だと考えている」
「そうですか~。それでは~。恐らくですが~、アンデッドの季節が~やってくると~思うんですよね~。理由は~言えなくも無いんですが~、違和感が~強くなってます~。圧倒的に~マッドゴーレムさんの~数が~減っているんですよ~。おかしいとは~思っているんですよね~」
「ほう。それで、アンデッドの季節がやってくる可能性があると。……魔法屋としては、魔法が売れる季節だからな。大変有難い事ではあるんだが、本当か?」
「半々でしょうね~。単なる勘違い~って可能性も~ありますから~。ただ~、他のクランも~同様の~感じだそうですよ~。そろそろあっても~良い頃合いですし~」
「そうか。心構えだけはしておこうか。いきなり来られるよりはマシかもしれん。ただの勘違いであってくれた方が良いのかもしれないがな」
「どっちにしても~魔法は~必要ですしね~。では~これだけ~貰っていきますね~」
「ああ、クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨6枚になります。……丁度いただきました」
「毎度どうも。またどうぞ」
行ったか。そうか。アンデッドの季節がやってくる可能性があるのか。マッドゴーレムと何が関係しているのかは解らないが、その可能性があるんだな。
準備はしておくことに、越したことは無いんだが、そもそもの話、作る魔法を見直さなければならないという以外は、どうでも良い気がしている。魔法が売れてくれるのであれば、何でもな。




