347話 10/14 冒険者ギルドに行こう
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さて、昼飯も食べ終わり、魔法の作成もいつも通りに終わらせた。いつも通りで良いんだから、そんなに難しい事ではない。昨日ほど、時間に追われた訳ではないからな。
今日は明日の為の準備をしなければならない。明日の暁の剣からやってくる誰かの為に、色々と準備が必要なんだよ。部屋の準備が必要だろう? 店頭でやらせる訳にもいかないからさ。
とりあえず、1室貸し切ってどうにかするとしてだな。勿論扉は開けっぱなす。こっちの世界であるのかどうかは、解らないんだけど、一酸化炭素中毒が怖いからな。
火を使うんだから、どうしても気になる所ではあるんだよな。空気を循環させていれば、そんな事にはならないとは思っているが、用心するに越したことは無いんだよ。
魔道具は使い方を説明しないといけないが、まあ、それは来てからで良いだろうとは思っている。そんなに難しい魔道具は無いんだがね。普段使っているものと大差がないはずだから。
魔道具の設置が終わったら、買い物に行かなければならない。買い物には行くぞ? とりあえず、買ってこないといけないものがあるんだから、買いに行くよな。
塩はある。塩は持っている。そこまで大量にある訳では無いんだけど、スープに使われるくらいの塩はあるつもりだ。また買ってこないといけないだろうが。
器類もあるにはあるんだよ。使ってないけどな。自炊はする気が無かったが、必要かもしれないと思って買っておいたものがあるんだ。それを使ってもらえれば大丈夫だ。
問題となるのが、豚骨、ワイルドボアの骨だな。これをとりあえず貰って来ないと話にならないんだよな。1日くらいなら、悪くはならないだろう。多分だが。大丈夫だよな?
綺麗に骨だけって訳にはいかないんだろうが、半日で腐るという事は無いはずだ。大丈夫だと信じて、貰ってくるしかないだろうな。買取になるかもしれないが、それはどうだっていい。
買い取らないといけないのであれば、買い取るだけの話なんだよ。そこまでの費用にはならないはずなんだがな。捨てているだけなんだから、ゴミ処理として、貰える可能性がある。
どうなるのかは、冒険者ギルドに行ってみないと解らないけどな。とりあえず、この後行くとして、後は何が必要だ? そこまで必要な物は無いとは思うんだが。
うーん。揃える物は揃えたからな。後はどうなるのかだ。その辺は実験してもらわないと、どうしようもないんだが、私も詳しい訳ではないからな。料理に関しては、全くの素人。そして、携行食についても、全くの素人だ。干し肉の値段さえ知らなかったんだから。
じゃあ、冒険者ギルドに行ってみるか。必要な物を揃えるために、必要な物を貰いに行くぞ。買取になるかもしれないが、どっちでもいいとは思っている。
捨て値だろう? ゴミには変わりないんだからな。冒険者ギルドが解体した後の骨をどうしているのかなんて知らないからな。売っていると言われても、買う奴が居るのかどうかだな。
という訳で、冒険者ギルドまでやって来た訳なんだが、案外静かなものだな。解体所の方は、もの凄く忙しくなっているんだろうが、こっちはそうでもないな。忙しかったら、何かあると思った方が良いんだけどな。何事も無ければ、忙しくはないだろう。
「ようこそ冒険者ギルドへ。何か御用ですか?」
「ワイルドボアの骨を引き取りたいんだが、そういう事は出来るだろうか?」
「ワイルドボアの、骨? ですか? 引き取るのは出来ますけど、どうされるんですか?」
「少々、実験をしたくてな。ゴブリンでは駄目なんだ。ワイルドボアで無いと駄目なんだが、そんな指定は可能だろうか? ウルフも止めて欲しいんだが」
「大丈夫ですが、その、もの凄く汚いですよ? それでも大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だ。多少肉がついていても構わん。血がついていようが構わない。とりあえず、この籠一杯にくれないだろうか?」
「少々お待ちいただいてもよろしいですか? それでは、行ってまいります」
うむ。値段の交渉が無いという事は、そういう事なんだろうな。そもそも、売り物ではないという事なんだろう。誰が好き好んで買うんだって話ではあるんだがね?
スープにすると、美味しくなるとは思うんだよ。ワイルドボアであればだが。ゴブリンはよろしくない。肉も食えないんだから、ゴブリンは駄目だろう。ウルフも勘弁してもらいたいところだ。
狼と言えば、聞こえはいいかもしれないが、犬に近いと思うんだよな。犬食は、何処かの国にはあったとは思うが、私は犬食をしたことがない。故に味が解らない。
美味いのであれば、良いんだが、そうでなければ、混ざって雑味が出る可能性もあるんだ。なるべくなら、避けておいた方が良いだろう。ワイルドボアが失敗したら、ウルフで試せばいい。
保険程度に思っておけばいいだろう。失敗するとは思えないが。豚骨だろう? 美味しいに決まっているじゃないか。野性味があるかもしれないが、それは仕方が無い事なんだよ。
「持って参りましたが、本当にこれでよろしいんでしょうか? ワイルドボアという事なので、それ以外は入っていないはずですが」
「ああ、これで良い。これはもらって行っても構わないか?」
「構いませんよ。どうせ捨てるものですから。ゴミの集積をしている場所に捨てることをお勧めします。何に使うのかは、解りかねますが、きちんと捨てる方が良いとは思いますよ?」
「ああ、使ってから、しっかり捨てるさ。ありがとう。定期的に貰いに来るかもしれないからな」
「定期的に来るんですか? まあ、構いませんけども。それではありがとうございます」
定期的に来るどころか、毎日来ることになるとは思うんだよな。ワイルドボアの骨はこれで良し。とりあえず、一度作ってみて、何とかしないといけないだろうな。
さてと、準備はこれで大丈夫だ。後はどうなるのかのお楽しみだな。売り物になってくれると助かるんだが、そう簡単に行くのかどうかだな。出来てくれると有難いんだが。




