345話 10/14 35人目の客
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簡易スープの素は、本当に豚骨だけで良いのかという疑問があるんだが、どうだろうか。具材は高いから、入れない方向に考えているんだが、それでいいものなのか。
塩を適量入れるのは、良いと思うんだよな。それ以外は、とりあえず、一度作ってみたら考えるとしようか。どうなるのかは解らないが、多分成功してくれるとは思うんだよ。
他の食材も入れた方が良いんだろうか。良く解らないんだが、どうしたものか。単純に水だけで良いのであれば、楽でいいんだけど、他に何か入れるのもなあ。
大銅貨1枚で売り出そうと思うと、制限がな。なるべくなら、原価も安くしたいし、売価も安く仕上げたい。その方が数が売れるだろうからな。原価は最低限でな。
魔石の値段もあるから、ある程度の価格にはなってしまう。それは仕方が無い事なんだよ。魔石も安いと言えば、安いんだけどな。がっつりと使うからな。
原価率は3割ほどを考えている。3割を超えるのであれば、値上げだな。ただ、値を上げると、売れ行きも落ちるだろうから、考えものではあるんだけどな。さて、どうしたものか。
何か、いい方法があれば良いんだがな。特に思い付かないのと、やってみない事には、始まらないからな。やってみて、駄目そうなら、何かを考えないといけないんだけど、今の所、何が駄目かも解っていないからな。やってみない事には、問題点も出てこないだろうし。
一先ずは、作ってみる事。まずはそこからだな。何度も失敗するとは思うんだが、どうだろうな。どの位のタイミングで成功してくれるのかなんだが。成功は早い方が良い。
さっさと副業を開始したいんだよな。お金的な意味で。稼ぎを増やしていきたいからな。少しでも足しになってくれると有難い。今の所だと皮算用だからな。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「魔法屋じゃん! こんな所にもあったんだ。ここって西側じゃ無かったよね? 東側で合っているはずだよね? 東側にも奥まったところに出来たのかあ。もしかして、他にも?」
他は知らない。今の所、私の店だけだろうとは思うんだがな。そう思うのも、無理は無いとは思っている。自分でも、若干の後悔があるからな。条件は、そこまで悪い訳では無いんだが。
メイン通りに建てていれば、今頃は、売り切れ店になっていただろうからな。それを考えると、非常に惜しい。当時は良い立地だと思っていたんだ。世間知らずも良い所だったわけだ。
まあ、建ててしまったものは仕方がないんだけどな。ここでやっていくしかないんだよ。その内客も増えてくるんだから、大丈夫の筈なんだよ。今年中には何とかなる見通しなんだ。
何とかなってくれないと、困るんだがね。大丈夫だとは思っている。今の所は順調に増えて行っているからな。増えていないと、焦っているところではあるんだが。
「あれ? 何この紐。読めなくしてあるって訳じゃないよね? 解いても良いんだよね? 解かないと読めないから、駄目って言っても解くんだけどさ」
「ああ、解いてくれても構わない。それは、こっちの弟子の魔法とを区別しているだけなんだよ。だから、解いて中を見て貰っても良い。その代わり、また括っておいてくれ」
「面倒だね。でも、仕方がないのかなあ。混ぜると色々と大変だもんね。見分けが付くなら良いんだけど、そうじゃないんでしょ? 不便だとは思うけど」
「仕方がないな。そういうものとして諦めてくれ。それと、クランと名前を教えてくれると助かる。名前と顔は一致させておきたいんだ。ついでに、狩場も教えてくれると助かる」
「名前? いいよ。あたしはエセル。クランは漂う色香っていうクランさ。男も居るけどね。そういう名前のクランってだけだよ。あと、狩場は平原だね」
「平原か。それなら、こっちの魔法がおススメだな。属性は雷属性なんだが、平原の魔物には十分使えるものとなっている。まあ、初めて見るタイプの魔法だとは思うが」
「平原で使えるんであれば、十分だよ。見せて見せて。でも、雷属性なんだよね? 珍しいと言えば、珍しいけど、ノイジーバードに使うしね。……ああ、これは、確かに珍しい」
「そうなんだよ。珍しいんだ。効果で攻撃するタイプの魔法なんだ。見たことがないって言われることが多いな。基本は威力で攻撃をするらしいからな」
「うーん。判断が付かないって言うか、見たことない魔法だからさ。使ってみないと、どうって言えないよね。とりあえず、買ってみるけど、うーん。どうかなあ」
「迷うのは、仕方が無いとは思っている。普通で考えたら、雷属性の魔法を使おうとは思わないだろうからな。属性相性があるのは、解っている。だが、それも無視して良いのが、その魔法だ」
「とりあえず、買いかな? それと、お弟子さんの魔法も1つもらって行きたいかな。どれになるのか教えてくれる?」
「ああ、赤い紐で括ってあるのが、弟子の魔法になる。私のは、白色だ。そうしておけば、区別が付くだろう?」
「成る程。確かに。それじゃあ、この2つを貰おうかな」
「クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨2枚になります。……丁度いただきました」
「毎度どうも。またどうぞ」
行ったか。普通の客だったな。普通で良いんだよ。普通で。突飛でもない客を望んでいる訳でも無いんだからな。普通の客で良いんだよ。何も困ることは無いんだから。
とりあえずは、何とか客は増えて行っているところだな。良いことではある。このまま、どんどんと客が増えていってくれると助かるんだが。単純にいくものなのかね?




