344話 10/14 バーバラ来店
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簡易スープの素を作る算段は付いた。ギースの所に頼んだだけなんだけどな。出来ない訳では無いとは思うんだ。出来て貰えると収入的な意味で助かる。
教会への寄付金が作れると、大変有難いんだが。がっつりと儲けるには、中々にハードルが高そうだ。出来ることから、少しづつやっていくのが良いとは思っているが。
まずは、元手の回収からだな。それも出来ないとなると、色々と変わってくるからな。魔道具と魔石の分は回収したいから、大銅貨1枚になるとは思う。
安売りすると、魔石の代金が回収できない気がするからな。その辺も気を付けて売りたいと思っている。完全に量り売りにはなるんだが、それは仕方が無い事だろうと思っているが。
後は、入れ物だよな。焼き物になるとは思うんだよ。壷が一番良いとは思うんだよなあ。次点で革袋だが、陶器の方が良いよな。物的に考えても。保存状態がな。
革袋だと、隙間から出て行ってしまう事も考えないといけない。流石にビニール袋みたいなのがある訳でも無いんだから、仕方が無いとは思うんだがね。壷も揃えないといけないだろう。
次回からは、入れ物を持ってきてくださいとしておけば良いだろう。それに、壷の分の値段も貰うつもりだからな。大量に買っておかないといけないだろうが、壷なら手に入るだろう。
基本的には、これで良しだと思っている。後は、味付けだよな。塩だけで良いのかという所があるんだが、塩以外は高いからな。出来れば、塩で何とかしたいところだ。香辛料は、比較的安いとはいえ、比較的だからな。塩のみでやっていくしかない。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「ええ、また見させて貰いますわ。ここの魔法は本当にいいんですの。皆さんも使い勝手がいいと仰っていましたし、本当に不思議な店ですわね」
「不思議かどうかは、まあ、否定はしないが。それよりも、弟子の魔法はどうだったんだ? 確か買っていってくれていたと思うんだが。」
「お弟子さんの魔法ですか? そうですわね。私には合っていたと思いますわ。十分使える範囲だったかと思います。ただ、店主さんの魔力の方がおかしかったのは、確かですわね」
クライヴ君の魔法が使えたという事は、赤系統の魔力の癖をしているという事なんだろうな。それは良かった。今後からも、クライヴ君の魔法を買ってくれると助かる。
主に助かるのは、私だがね。私の魔法は残っている方が良いんだよ。魔力的な意味でもな。合わない人が居ないはずの色なんだ。是非とも私以外の魔法を買っていってほしい。
ただ、クライヴ君の魔法だと、選択肢が無いんだよな。風属性か、麻痺魔法かの2択になってしまうんだよ。それは、仕方が無い事だとは思うんだけど、何ともな。
作成個数が少ないと、そうならざるを得ないからな。汎用的な物を作るしかないんだよ。麻痺魔法が4つでも良いんだが、風属性の魔法もある程度は使うだろうからな。
「私の魔法については、今さらだとは思っている。そういう魔力の色をしているんだ。珍しいかもしれないが、そういう事なんだよ。出来れば、秘密にしておいてくれると助かる」
「言いふらしたりはしませんわよ。言いふらしても、私に損しかありませんからね。出来れば、この魔法屋は、もう少しお客を絞ってくれていると、助かるんですが」
「それは無理だな。私としては、どんどんと有名になって貰わないと困るんだ。魔法が売れ残っている状態が良いとは思わない。それは、魔法使い目線からは、そう思わないのは当然なんだが」
「そうでしょうね。魔法が売れてくれないと困るのは、解っていますが、欲しい魔法が無いというのも、困りものなんですの。ある所にはあるという事がどれだけ有難いか」
「その考えも解るが、やはり売り切れて貰わない事には困るのは、魔法屋だな。それに、売り切れて貰わないと、弟子の確保にも差しさわりがあるんだ。弟子は、必ず必要だからな」
「そうですわね。この魔法たちを1代限りで終わらせるのは、勿体ないですから。どんどんと弟子を採ってくれないと、困りますわね。しかし、それだと有名店に。歯痒いですわね」
「まあ、応援してくれるのは、助かるからな。どんどんと購入していってくれると助かるんだよ。売り切れ常連になれば、その内弟子の数も増えてくるからな」
「そうですわね。あら? お弟子さんの魔法には、雷属性の魔法が無いんですのね。残念ですわ。欲しいのは、風属性では無いんですの。風属性だけなら、苦労はしないんですの」
「そう言うときもあるだろうな。因みにだが、弟子の魔法を優先的に買ってくれると助かるんだ。理由は言わなくても、解ってくれるとは思うんだが、そういう事で頼む」
「解りましたわ。それでも、今回はこちらを買っていきますわね。雷属性の魔法が欲しいんですの。前回もいい仕事をしてくれましたからね」
「そうか。まあ、その魔法は便利だからな。クライヴ君、会計だ」
「はい。大銀貨1枚と中銀貨3枚になります。……丁度いただきました」
「毎度どうも。またどうぞ」
行ったか。クライヴ君と相性のいい人が沢山いてくれて助かるんだが、これだけ多いと、常に売り切れ状態になってしまいそうだな。さて、どうしたものか。
まあ、どうにもならないんだけどな。魔力量が増える訳でもないんだし。このままの作成個数で良いのかというのはあるな。種類は、麻痺魔法に限定させてみるか? それも良い気がする。




