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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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326話 10/12 ヴェルナー魔道具店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 東の中央通りを南に向かい、3番通りに入っていく。比較的に近くにあったんだな。西の中央通りに行かないといけないとなると、ちょっと大変だったと思うんだけどな。


 比較的近くで助かったな。これなら、魔道具を思い付いたら、直ぐに議論に来れるな。そして、良い商品になりそうであれば、情報を買ってもらうというのが良いだろう。


 傘の時にも思ったが、商品開発は儲かるんだよな。その分、今の商品に勝たないと意味がないんだけどな。傘なんて、典型的な話だったさ。閉じれる方が便利なんだから。


 その分、手間も暇もかかるんだけどな。その辺は仕方が無いとは思っている。手間暇かけて漸く出来るものが安い訳がないんだよ。暫くは、手に入らないんだろうな。


「ここだよ。ここが魔道具屋だよ。店主とは訳あって知り合いなんだ。そういう事だから、遠慮なく注文すると良いよ。まあ、魔道具屋って結構忙しいからさ。暇しているのかは解らないけど」


「暇はしていないだろう。暇なら客が居ないだろうからな。客が入っているという事は、それなりに忙しいという事だろうさ。私の店もこうなってくれると有難いんだけどな」


「とりあえず、その話は後でね。まずは職人を呼んでもらわないと」


「いらっしゃいませ。ヴェルナー魔道具店へようこそ。お探しのものはありますか?」


「いや、探しているのはオグマなんだよ。呼んできてもらえる? アリソンがいい話を持って来たって言ってもらえれば、伝わると思うからさ」


「かしこまりました」


 ふむ。対応は良いな。店員が居るのは、正直羨ましいとは思うんだが、魔法屋で店員を雇うというのもな。弟子が来なければ、検討したんだろうが、クライヴ君が居るからな。


 欲を言えば、もう後2,3人は欲しい所なんだが、まだまだ新米の魔法屋には、弟子入りしてくれる人も少ないからな。その辺は仕方が無いとは思っている。教会に寄付しないとな。


 宗教なんて、何処まで行っても、金、金、金、である。それは、前世でも変わらない。何かにつけて、お金を要求してくるんだよ。幸せの壷とかがいい例だろう?


 何のことは無い。ただの壷に300万円だの500万円だの言ってくるわけだからな。霊験あらたかな所で祈祷をしたとか何とか言っても、ただの壷である。誰が騙されるんだろうな?


 騙されるから、商売として成り立っては居るんだけどな。正直な所、貴族なら騙せるんじゃないかと思ったのは、秘密だ。壷売りとか、流石に手を出すわけにはいかんだろう。


「おう、アリソンか。呼び出すなんて珍しいじゃねえか。魔道具も買わないってのに、よくもまあ、店に来る気になるよな。そんなに魔道具が好きなのか?」


「オグマも久しぶり。魔道具は大好きだよ。色々と揃えているけど、この前の明かりの魔道具は良い感じだったよ。夜も大分怖くなくなったしね。優しい明かりだと思ったよ」


「魔法使い様が夜が怖いってのもな。年齢も考えろよ。もう2児の母なんだからな。子供は元気にしているんだろうな? 放っておいてばかりじゃ、親とは認識されなくなるぞ?」


「大丈夫だよ。それなりに大きくなったんだし、教会で面倒を見て貰っているしね。後は、何になりたいかでしょ。冒険者になりたいなら、クランで引き取る予定だけどさ」


「魔力は無かったんだったよな。規定値までって事にはなるんだろうが。魔道具に興味を持っているのであれば、こっちで面倒を見てやると言いたいところだったが、魔力が無いんじゃな」


 ほう。魔道具職人も魔力が必要なのか。それはそれは。教会からの就職先に選択肢が増えた形になるのか。魔力があれば、魔法使い、魔法屋、そして、魔道具屋になれると。


 まあ、予想はしていたことだがな。魔力が無くて、魔道具が作れるのかって疑問はあったからな。しかし、競争相手が増えることは、良いことでは無いんだよなあ。魔法屋にとっては。


「んで? 今日は、旦那以外の男を連れて何してんだ? 魔道具を見るんだったら、お前さん1人で良いだろう? 何か用件があるんだろう? さっさと言いやがれ」


「ああ、これについては、商談だから、部屋を使わせてもらっても良いかな? あたしも詳しい事は聞いてないんだけど、新しい魔道具が出来るかもしれないって話だからさ」


「新しい魔道具だあ? そう言うなら自分で作れば良いだけじゃないか。なんでわざわざ俺んところに持ってくる必要があるんだよ?」


「いやー、彼は魔法屋なんだよね。魔道具に関しては専門外って事らしいからさ。じゃあって事で連れてきたんだよ。紹介がてらね。何かしら、案があるらしいよ?」


「ほう。魔法屋か。てえと、買い物に行ったはいいが、新しい魔道具について話が出たから、作って貰おうって腹積もりか。まあ、良いけどよ。ノルマの生産も終わったことだしな」


「話が早くて助かるよ。今回の案件は、結構大きな案件になると思っててさあ。ちょっと以上に、面倒ごとを押し付けることにはなるんだけど、大丈夫? 時間とかその辺が」


「時間はあるから、大丈夫だ。それならこっちに来な。とりあえず、話を聞いてみない事には、判断が付かねえ。聞いてみてから、判断をさせてくれ。それじゃあこっちだ」


 とりあえず、案内される。工房の他に、ミーティングルームみたいなのもあるのか。商談に使うんだから、当然か。魔法屋には、そんな部屋は要らないなあ。


 最悪、必要になれば、生活スペースの2階の部屋を1つ使おうかね? そんな機会は無いとは思うけどな。商談ってする事が無いとは思うんだよ。魔法屋には、必要なさそうだ。

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