325話 10/12 話の流れで魔道具屋に行く事に
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となると、前から思っていたクランのまとめるギルドみたいなのの機能は、大規模ギルドが行っているのか。調整とかその辺りだな。良いことではあるのか? その辺は良く解らないが。
何にしても、多少の自治と言うか、暗黙の了解と言うか。そういうのもあるんだな。当然だと言われれば、当然の事なのかもしれないけど。しかし、奥に行かないといけないねえ。
「クランの規模はどんな感じなんだ? そこそこに大きいんだろう? 割を食っているって事では無いのかもしれないが、気になってな。どの位の規模なんだ?」
「あくまでも、戦闘職って話で進めるよ? 戦闘職は大体4000人くらいかな。それだと奥に3,4時間は行かないといけないんだよ。勿論、決められている訳では無いけど」
「3,4時間か。そうなってくると、探索に使える時間も結構少なくなるんだな。往復で8時間はかかるとすると、半日だとしても4時間か。確かに少なく感じるな」
「でしょ? 目下の目標としては、6000人規模にまで拡大して、泊りがけで行くようにしたいってのがあるんだよね。夜の戦闘にも慣れないといけないかな」
「ああ、そうか。泊りがけの事になると、夜での戦闘があるのか。夜の方が魔物が活発に動くんだよな。それに目が見えるのかの問題もある。明かりはどうするつもりなんだ?」
「松明か魔道具になるだろうね。今の時期だと絶対に行きたくないけど。交代制で守っても、色々と時間がかかるし、荷物持ちだけでも相当になるんだよね。特に水が」
「水か。それは確かに問題だな。持っていかない訳にはいかないし、重いし場所を取る。魔法で出すわけにもいかないしな。そう言った魔法も作れないことは無いが」
「流石に魔法じゃね。魔法だと水が消えるし。土魔法が代表的だよね。魔法で作ったものは消えてしまう。防壁を魔法で作るって事もあったらしいけど、残らないって聞いたよ」
「消えない水を作る魔法も作れない訳では無いんだがね。それを使うには、費用がもの凄く勿体ないとは思うんだよな。3日4日潜るのであればともかく、1泊じゃな」
「水が出る魔道具があれば良いんだけどね。そんなに都合の良いものは、無いって言うのが結論なんだよ。職人にも作って欲しいって言ったことはあるんだけど。作り方が解らないってさ」
うーむ。水を生成する魔道具か。これは作れそうではあるんだよな。難しい事では無いと思う。水がどのようにしてなっているのかを考えれば、割と答えは単純なんだよな。
空気中に水は含まれている。それを認識出来れば、何のことは無い。周辺から集めてくるだけでいい。多少は湿度のある場所で使わないといけないが、平原は草が生えている。
草が生えているという事は、地下には水があるし、葉から水分を吐き出している筈だ。中学の理科の内容で習った気がする。光合成にどうのこうのという奴だな。
魔道具で何とかなると思うんだけどな。まあ、問題があるとするのであれば、魔道具屋に伝手が無いという所か。良いアイディアだとは思うんだけどな。残念でならない。
「水を作る魔道具は知らないが、魔道具であるのであれば、作れるとは思うんだけどな。正直な所、魔道具職人に知り合いが居ないから、どうすることも出来ないんだけどな」
「え? 魔道具で水が作れるようになるって本当の事なのか? それだと、今の状況から考えても、もの凄く有難い事なんだけど。だって、水だよ? どの位必要になってくると思うんだい?」
「水か? 飲み水を持っていけば良いんじゃないのか? 詳しい事は知らないが、飲み水さえあれば、ある程度は戦えるとは思うんだが、違うんだろうか?」
「違うね。全然違うね。飲み水は当然だけど、戦闘によって傷が出来たらどうするんだい? 水を掛けて応急処置をするし、血糊も落とさないといけない。水の使い道は幾らでもあるのさ」
「だがな、私は魔道具を作れないぞ? 魔道具職人を紹介してくれるのであれば、話は別になってくるが。そして、確実に出来る訳ではないぞ? 魔道具に関しては素人だからな」
「魔道具職人にはあたしが会わせるよ。今日は時間があるかい? 今から行こうじゃないか。そして、魔道具が作れるのかどうかを確認しないといけないね。水問題は結構大きい話なんだよ」
「今日は時間があるが、本気で言っているのか? まあ、本気なのは解るが、水か。そんなに大きな問題になっているとは思わなかったな。持ち物の制限はそれほどまでに問題なのか」
「本気も本気さ。水で荷車が何台かは潰れるんだからね。その分の負担が減るんだから、凄い事だろう? 持ち物は、少ない方が良い。当然の事さ」
「そうか。そっちの件は了解した。であれば、魔法を買っていってもらおうか。とりあえずは、この魔法がお勧めの魔法になるからな。じっくりと読んでいってくれ」
「お勧めねえ。そもそもなんだけど、ここの魔法って色々とおかしくないかい? 形が凄く変なんだけど。こんな魔法は見たことないよ? しかもこのお勧めって雷属性の魔法じゃないか」
「雷属性だが、平原の魔物には効果があると証明されている。既に何度も使ってもらっているし、何度も買ってもらっている。実績は十分にあると思うが」
「へー。雷属性なのに? 不思議な魔法もあったものだね。使えたら、何でも良いとは言え、弱点属性も無視するのは、いかがなものだとは思うんだけど」
「まあ、そう言わずに試してくれると助かるな。効果で攻撃する魔法だからな。威力は見かけだけなんだ。使ってみてくれれば、効果は解って貰えるとは思うがね」
「そうかい。それじゃあ、この魔法と、こっちの弟子の魔法も貰っていこうかな。とりあえずは、試してみないと始まらないからさ。この2つを買ってくよ」
「ああ、そうしてもらえると助かる。クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨2枚になります。……丁度いただきました」
「毎度どうも。それじゃあ行こうか。クライヴ君、留守は頼んだ」
「解りました」
さて、魔道具屋に行くとするか。魔道具屋に伝手が出来るのは、良いことだよな。この際色々と話してみたいと思っている。魔力が必要なのかどうかもな。
秘密にしている訳では無いとは思うからな。聞きたいことは、色々と聞いてしまうとしますかね。じゃあ、アリソンについて行くか。魔道具か。商業ギルドから、警備結界を買った時以来か?




