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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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32話 9/11 まずは店を認知してもらわなければ、万人受けする魔力

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 歩いて歩いて今は西の北3番通りを歩いている。ここまでくるとすいすいと歩ける。その内中央通りに出ていかなければならないが、とりあえずはこのまま真っ直ぐ歩いて行こう。


 飯屋もあれば良いんだが、飯屋は比較的に中央通りに近い所でやっているからな。3番通りには殆ど無いだろうな。多分だが。詳しいことは知らない。初めて歩いたからな。


 魔法屋はあったぞ。同じ看板を掲げている所があった。まあこっちでは3番通りでもやっていけるんだろうさ。魔法ギルドも近いしな。既に認知されているというのが大きいよなあ。


 私の店は認知されているとは言えないからな。まずは今年中に1割の冒険者の魔法使いに認知されることを目標に行きたいと思う。1割でも相当な数が居るんだがな。


 どうだろう、2000人近くになるのか? その位はいるとは思うんだ。その位に認知されないと商売としてはやって行けないと思う訳だな。魔力の癖がどうなるのかが解らん。


 魔力の癖はどうやっても変わらないからな。魔力の色という人もいるが、それはどっちでも良いとは思うけど、兎に角合わない事には話にならない訳だ。


 自分の作った魔法ならばともかく、他人の作った魔法が合うか合わないかは使ってみない事には解らない。だから2000人に認知されていれば20人くらいは合うと思うんだ。


 全ての人間と合うとは思わないからな。そう言う癖の人もいるそうだが、自分がそうだとは言いにくい。でも、かなりの確率で、大多数に合う魔力の癖なんだろうとは思っている。


 今まで買って行った3人ともがまた来てくれているからな。……あの人、カレンさんは置いておこう。使用者は5人。5人とも魔力の癖が合ったとは考えにくいんだよ。


 私の魔力の癖が少ないのはその通りだろうと思う。魔法の方には癖があるがな。それは置いておくとしてだな。魔力に癖が無いのは良いことだ。どんな魔力の癖の相手とも、ある程度は合うという事だからな。それは素晴らしいことだ。


 半面、弟子を取った時が少し困ることになるがな。弟子の魔法と私の魔法、何方を選ぶと言ったら私の魔法になってしまうだろうからな。ただ、魔力にはまだまだ解らないことが沢山ある。


 魔力が合うと、威力や何からが上がる事もあるんだ。これは自分の魔法を使う魔法使いには在り得ない事なんだが、極稀に混ぜると相乗効果が見込める魔力の色というものがある。


 探すのは大変だぞ。どう考えても生きている内に1人出会えれば儲けものというレベルだからな。どんなに沢山会えても10人が限界だろうと言われている。


 恐らく、私の魔力にはそういう人間が存在しないんだと思う。何かしらの条件で相乗効果が得られる魔力の色をしていないんだろうと思う。どうかは知らない。だが、その可能性はあると思う。


 万人受けする魔法であるというのは強みだが、しっかりと合った人の魔力と比べては負けてしまう。そんな感じなんだろうとは思う。それを喜ぶべきかどうかだな。


 一番の問題は、魔法に癖があり過ぎる事なんだろうがな。威力や範囲は申し分ないとは思うんだがな。何分形が特殊過ぎるからな。それで敬遠されては意味がない。


 作り方的にどうしようも無い訳だが、まあそれは置いておくしかないんだ。今さら他の皆と同じような魔法を作ったところで、普通の魔法屋として埋没してしまうだけだからな。


 差別化をしてもらわないといけない。私の魔法と他の店の魔法を比べて貰わなければならない。まずは舞台に立った。それも端っこの方にな。それを認識してもらわないといけないんだよ。


 魔法が使いにくい、大いに結構。それは仕方のないことだからだ。変えられない要素の1つだからな。変えようと思えば変えられるが、それでも威力や範囲が並以下になってしまう。


 それでは意味が無いのだよ。他と違う魔法という強みを押していかなければならない。その点、まだまだ魔法使いは居る訳だ。冒険者の魔法使いが。大体2万人いるかどうかだろう。


 その位は居るんだから、気に入ってくれる人もいるはずだ。それを放さない様にして店を続けて行かなければならない訳だな。中々に難しい話ではあるが。


 それはそうと、そろそろこの辺りだな。魔法ギルドがあるところは。北3番通りから西の中央通りに出てみる。……もうちょっと先だったか。まあ先に飯屋に入るんだけどさ。


 飯屋は普通にあるな。魔法ギルドの職員も昼飯は食べているんだろうさ。案外魔法ギルドの周りにも飯屋はあった。高い筈なんだがな。この辺の地域に住んでいる人間には余り関係ない話なのかもしれないが。私が貧乏性なだけの可能性がある。


 まあ何はともあれ飯屋に入ってみなければ解らない。値段もメニューもな。余程変な店を掴まない限りは大丈夫だろうと思っているんだが。大丈夫だよな?


 勿論一番安いであろう店主のお任せメニューを頼もうとしているわけだが、ここでも同じなのかは解らん。こっちで飯を食うこと自体が初めてなんだから。


 前回は完全にそう言うのを忘れていて昼飯を抜いてしまったんだよな。冒険者も外に出ている時は昼飯を食べないって言うし、案外普通の事なのかもしれないが。


 私は3食食べることに慣れすぎてしまったんだ。貴族生活の弊害だな。こんな所に出てくるとは思わなかったがな。まあいいさ。とりあえず、一番安い飯で頼む。時間はゆっくりでも良いぞ。

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荷車のサイズはどれくらいなのでしょうか? 書かれてないのか私が見落としたのか、分かりません。 混み合ってるなら大八車ってことはないだろうけど、シルバーキャリーだとさすがに小さいだろうし。猫車あたりでし…
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