309話 10/10 パトリシア来店
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朝飯は野菜を食った。お任せよりは値段が高いけど、野菜中心の食生活にするんだ。そうしないと、太るから。運動量も増やすぞ。筋トレだけどな。本当は、歩いた方が良いんだろうけど。
歩く時間が無いんだよなあ。魔法屋をしていると、時間が足りない。夜に徘徊でもするか? 周りは明るいし、出来ないことは無い。最悪、そうしよう。太るのは駄目だ。
どうしたら、太らない体質になるんだろうな? 冒険者はよく歩くから、太りにくいんだろうか。太っていると、歩けないってのは、嘘だけどな。足の筋肉量の違いだよ。
太ってても、足の筋肉がしっかりしていると、歩けるんだよ。結局は、筋肉量なんだよな。代謝を上げるためにも、筋肉を育てないといけない。ガチムチにはなりたくないけど。
そんな訳で、腹筋背筋腕立て伏せスクワットがメニューに入ります。筋肉を育てるんだよ。代謝を上げて、脂肪を燃焼させるんだ。激やせしたい訳じゃない。ただ、体型を維持したいだけなんだ。剣術訓練をしていたころが懐かしいなあ。
貴族に籍があった時は、剣を振っていたからな。それなりに戦えるぞ。対人だけだが。対魔物は、解らん。ゴブリン程度になら、通用するんだろうけど、ワイルドボアに剣術って関係あるのか?
まあ、とにかく、痩せなければならない。毎日の努力で何とかするしかない。肉も控えめにする。全く食べないのは、逆に体に悪そうだから、昼飯は、お任せで良いかなって思っている。
その代わり、朝と夜は野菜を中心に食べるんだよ。減量するぞ。効果があるかどうかは、やってみないと解らない。やってみてから、次の手を考えるんだ。今は信じて行うのみ。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「また来たよ! まだ行ってない店があるから、急ぎだけど、とりあえず揃える物は揃えなくちゃ」
「……まだ認知されているわけでもないからな。正直な所、それ程急がなくても大丈夫だぞ?」
「私にとっては、この雷魔法が無いと駄目なんですよ。こう、なんと言うか、慌てたときの一手みたいな感じで、使いたいわけですよ。使い勝手が良いので!」
「ありがとう。そう言ってくれるのは、すごくうれしい事だ。それは素直に有難い。使ってくれる魔法使いが居ないと、魔法の作り甲斐が無いからな」
「良い魔法だろうとは思いますよ。使いやすい魔法です。他のも結構良い魔法だと思いますけど、やっぱりこの雷魔法ですよ。これが無いと、やっぱり違っちゃうなあ」
「うんうん。それは良いことだな。だが、依存することは止してくれよ。無い時に困るんだからな。まあ、私は困らんが、そっちは困るだろう? 出来るだけ、色々な魔法を使っておくべきだ」
「それは、解ってますって。だから、買い占めしないし、使う分だけ買って行っているんですから。そうしないと、頼りたくなっちゃう魔法なんですよ。とりあえず、これってなっちゃうんですよ!」
嬉しい事を言ってくれる。だが、依存することは、弱みにもなってしまう。私が休業したら、どうするんだという事にもなってしまうからな。色んな魔法を使い慣れておくことは必要だぞ?
まあ、受け売りな訳なんだがね。誰が言っていたんだったか? 忘れてしまったが、ミーガン辺りだったような気がしないでもない。何度か聞いている気がするけどな。
ただ、本当に、まだまだ認知はされていないんだよ。まだ余裕はある。認知されてきたら、色々と面倒になってくるだろうが、まだ昼前でも、十分買えるんだよ。そこまで焦る必要はない。
まあ、偶に大量買いに来る客が居るからな。その人が来たら、運が悪かったと思ってくれればいいさ。多分、大量買いの人も、考えて行動はしているとは思うけどな。
「まあ、緊急時に使う魔法に選んでくれたのは、大変嬉しい事なんだが、それよりも、弟子の魔法も買っていっただろう? そっちの相性はどうなった? 私のについては、考えなくても良いんだが」
「あー、お弟子さんのはですね。私には合わなかったですね。数も少なかったし、効果は……ありましたね。ゴブリンでしたけど。何でだろう? それも弱まるよね?」
「ああ、弱まるはずだな。それか、ゴブリンが弱すぎたかだな。結構効果に依った魔法ではあるんだが、弱まっても、ゴブリン程度であれば、行動不能に出来るのか」
「それはそれで凄い魔法ですよね? 何で初級魔法なのか解らないくらいには、凄い魔法だろうとは思うんだよね。完全に足止め出来ちゃうし」
「まあ、そうだろうな。威力だけにするのであれば、別の魔法があるんだが、それでも、数が確保できない。数もとなると、この魔法が一番だろうな」
「ですよねー。なので、今日も雷属性の魔法を買っていきたいわけですよ。それと、一応の火属性も。ウルフが増えてきたんですよねえ」
「時期が時期だからな。それは仕方が無い事だろう? とりあえず、それだけで良いんだな? クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨4枚になります。……丁度いただきました」
「毎度どうも。またどうぞ」
「また来ます! 絶対に来ます! だから、雷属性の魔法は置いておいてください」
行ったか。もの凄く麻痺魔法を気に行ってくれているのは解ったが、焦らなくても大丈夫だろうとは思うんだけどな。まだまだ時間的な余裕はあるんだし。……大量買いが来なければの話だが。
まあ、大丈夫だろう。数もそこそこに増えてきたからな。沢山買われても耐えられる、筈だ。大量買い自体は、歓迎するんだけどな。他の客にしてみたら、迷惑な話ではあるんだよな。
店側としては、有難いぞ? 沢山買っていってくれるわけだからな。ちゃんと定価で買っていくんだから、文句はない。安く買い叩こうとしたら、流石に止めに入るけどな。




