293話 10/7 カレンさん来店
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悩みは尽きないものだ。そういうものだと思っている。まだまだ大量購入に甘えなければならない身としては、不甲斐ない部分でもあるのだが。まずは、客を捕まえない事には話にならない。
店の前を通ってさえくれれば、立ち寄って貰えるとは思うんだけどな。その難易度が高い。いや、今は難易度が下がっているらしいが、それでも、この道を選ぶのかどうかは運だからな。
結局は、それに左右されるんだよな。どうしても売らないといけないって訳でも無いんだけど、売れてくれないと困るしな。生活するだけなら、今のままでも良いんだけどな。
それが目的ではない。売り切って、弟子の確保をしなければならない。良い弟子が来るのかも運になるんだけどな。金額が大きければ、それだけ入ってくる確率は上がるんだが。
他の店は、どの位の頻度で寄付をしているのだろうか。それが解ったところで、何も変わらないとは思うけどな。年に数度の寄付でどうにかなってくれるのか。それが問題だな。
教会もそこまで金の亡者って訳では無いと思いたいんだけど、宗教って金が絡んでいる可能性が大きいと思っている。出世も何もかもが金って場合もあるんだよな。
イメージとしてはな。普通に信者からの寄付で成り立っているのであれば、文句は無いと言うか、そうだろうなとは思うんだけど、単純に考えて、魔法屋だけな訳がないだろう?
色々な店から、寄付を貰っている筈なんだよ。鍛冶屋や細工店、服飾関係の仕事とかも、寄付を払っていると思われる。魔法屋だけが特別な訳ではないと思うんだよな。魔力があるから、その分、特別とも言えなくは無いんだけど、それでも他の店からも寄付は出ているだろうな。
教会が金で染まっている。あり得る話なのかもしれない。あくまでも、神の信者であってくれないと、色々と不都合があるきがするんだけどな。金の信者では、信仰が崩れそうだな。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「こんにちは~。お久しぶりですね~。今回も~買い物に~やって来ましたよ~」
「ああ、何度も来てもらって助かっている。今日も色々と買って行ってくれ。特に土属性の魔法は、そこまで数が出ていかないからな。沢山買っていってくれると助かる」
「そうですねえ~。土属性の~魔法が~欲しいので~今回も~買わせて~頂きます~」
「それでなんだが、風属性の魔法は必要ないのか? 風属性の魔法も使うとは思うんだが、必要は無いのか? マッドゴーレムには有効だろう?」
「そうですねえ~。マッドゴーレムには~風属性の~魔法が~有効ではありますね~。ですが~風属性の~魔法は~他の店でも~沢山買えるのですよ~」
「まあ、確かにそうだろうな。風属性の魔法は、この都市では沢山売られていることだろう。何処の魔物に対しても、風属性の魔法は有効だからな」
「そうですね~。なので~ここでは~土属性だけを~買う事に~しているんです~。1つのお店に~頼りきりに~なるのは~危険ですからね~。満遍なく~使えないと~いけないんですよ~」
「それは解るな。1つの店に頼ってしまうと、魔法使いとしての活動に支障が出てくるからな。頼り過ぎるのも良くないというのは解っているつもりだ。だが、土属性は良いのか?」
「土属性の~魔法は~そもそも~置いているところが~少ないんですよ~。頼るも~頼らないも~あまり関係が~無いんですよ~。なので~ある所で買う~事になるんです~」
「そうか。私の店は、土属性の魔法も作るつもりで居るから、欲しい時は買っていってくれると助かる。毎日少しずつは作るつもりだ。他にも土属性を欲している魔法使いは居るからな」
「助かりますね~。土属性を~作ってくれる~お店は~貴重なんですよ~」
南側には、3店舗しか無かったはずだからな。西側には沢山の店があるんだが。20店舗はあったと思うんだけどな。そっちでは、森の魔法がメインなのかもしれない。
何方にしても、土魔法はマッドフロッグにしか使わないからな。そして、マッドフロッグは、そこまで強くはないと来ている。前衛だけが頑張っても何とかなってしまうんだよな。魔法がある方が、殲滅力があるんだが、頼らなくても勝てるんだよ。
それは、ゴブリンやアントにしてもそうなんだけどな。結局は、数が多すぎて、個の力ではどうしようもないから、魔法に頼る訳なんだ。マッドフロッグもそのはずなんだが。
ただ、最弱はと聞かれたら、マッドフロッグと答えるだろうな。ゴブリンの方が厄介だ。ただ、あそこは、地形が沼だからな。それを加味すると、どっちも大変な気がするな。
回避行動が取れないからな。足場が悪いし、移動に制限がかかってしまう。何方の方が楽なのかは、個人の意見がある所だ。分かれるとは思うぞ。
「西にも幾らでもありそうな気がするがな。沢山の店があるんだから、土魔法をメインに作っている所もあるんじゃないのか? 詳しいことまでは知らないが」
「ありますよ~。ただ~2店舗しか~無いんですよね~。それ以外のお店は~おまけ程度で~作っているんですよ~。それだと~買えない事が~多いんですよね~」
「そんなに少ないのか。沼地は不人気だというのは知っていたが、そこまでだったとは。魔法屋も売れる所で勝負をするだろうからな。どうしても、風魔法が多くなるのか」
「そうなんですよね~。風属性の~魔法は~沢山~手に入るんですよ~。本当に~欲しいのは~土属性の~魔法なんですけどね~。そうは言っても~って感じです~」
「そうなるのか。それは難儀だな」
「そうなんですよね~。あ~、これだけ~買っていきます~」
「そうか。クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨5枚になります。……丁度いただきました」
「毎度どうも。またどうぞ」
「また来ますね~」
行ったか。土属性の魔法は、何処でも不足している可能性があるのか。こっちにまで買いに来るのかどうかは、置いておかないといけないとしてだな。作ったら、売れるだろうにな。
特に西側の魔法屋は、売れると思うんだけどな。土属性にする魔法が無いのかもしれないが。どんな文章を書かないといけないのか、解らないと作り様が無いからな。




