284話 10/6 今日も1日が始まる
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10月6日闇曜日。今日も1日が始まる。始まるんだけど、筋肉痛がするな。体幹トレーニングは続けている。体型の維持は必須だからな。だが、少しやり過ぎたか?
筋肉量が落ちてきているんだろうか。元々筋肉量が多い方でも無いんだけど。それでも、剣を振り回していたころに比べると、落ちてきたのかもしれない。
毎日の事だから、しっかりとしていかないといけない。……筋肉は酷使してはいけないんだったか? トレーニングは、何日か置きにしないといけないんだったか? その辺は詳しくない。
毎日しても、悪い事では無いとは思うんだけどな。多分だけど。結果がついてこないと解らないんだ。とりあえずは、続けていくが、この習慣にも慣れないといけないな。
さて、魔法も考察をしているんだが、碌な成果が無い。麻痺魔法の様に、有用な魔法を考案できれば良いんだけど、中々上手くはいかない。直ぐにこれだという結論には達しないんだ。
前世の知識にある魔法も考察をしてはみたんだけど、形になりそうなものが無かったしな。もしかしたら、魔道具の方に活かされる知識はあるのかもしれないが、それはまた別だからな。
魔道具については、特に伝手が無いんだよな。何処の工房に言えば良いのかが解らない。どの工房でも良いじゃないかってのはあるのかもしれないが、そもそも、似たような物を作っている可能性もあるんだよな。思い付くのは、誰だって思い付くだろうから。
特にマジックバッグなんてそうだ。誰でも思い付く。あれだけの荷物を簡単に運べたら、それはそれは楽で良いだろう。冒険者なんかには欲しい魔道具だよな。
私だけが欲しいと思っている訳ではないと思う。皆欲しいんだよ。それでも、実現されていないという事は、そういう事なんだろうと思うんだ。作れない。その結果なんだと思う。
誰も考えていないという事は無いはずだ。誰もが考えていると思った方が良い。そりゃそうだろう? 荷物の軽減なんて、誰もが考える事だろうと思うからな。
私だけが特別な訳ではないんだよ。転生という要素は、特別なのかもしれないが、発想力という意味では、特段素晴らしいわけではないんだよ。凡人と何も変わらない。
転生したという事だけなんだから。これがあれば、便利だろうなって事は幾らでもあるんだが、それを作り出せるのかどうかは、別の問題なんだ。特に欲しいのは、スマホだな。
使いこなせれば、便利だぞ。魔法の予約から連絡まで、やりたい放題出来るからな。無理なのは、解り切っているが。そもそも、電波という概念があるのかどうかだろうな。
多分無いと思われる。電波なあ。あっても良いとは思うが、電波があったから、何ができるんだって話にもなってくるわけで。スマホがどのように電波を使っているのか解らないからな。
インターネットも無いし。スマホがあれば、便利だとは思うが、それ以上に仕事の仕方も変わってくる可能性はあるか。魔法屋が成り立つのかどうかが怪しくなってくる。
インターネットに魔法の作り方なんて載せられた日には、魔法屋を廃業しないといけなくなるな。だってそうだろう? 自分に合った魔法が、自分で作れるんだから。
完成度などを求める人が、一部残るかもしれないが、需要自体は、もの凄く減るんだろうな。それはそれで、普及して欲しく無いとも言えるんだが、便利さとの兼ね合いだよな。
便利になってくれるのは良いが、職業を辞めないといけなくなる可能性は、十分にある。インターネットは善し悪しがあるのかもしれない。魔法作りってそこまで難しいものでは無いからな。
さてと、準備は出来た。着替えも済んだし、身だしなみも整えた。後は、食事に行くだけだな。そうしたら、今日も開店する。店を始めなければならない。
売り上げが全てだからな。売り上げが上がらないと、食っていけない。教会への寄付の件もあるし、稼がないといけないんだよ。教会は、さぞ儲かっているんだろうな。
さてと、1階にやってきた。クライヴ君は、いつも通りに掃除をしているな。有難い事だ。私では、手の回らない所をやって貰っているわけだからな。毎日はやり過ぎな気もしないでもないが。
「おはよう、クライヴ君。また食事に行ってくるから、留守を頼む。出来るのであれば、店も開けておいてくれ。魔法は並べ終えているだろう?」
「おはようございます、店長。お店を開けるのは、もうちょっと待って欲しいです。やっぱり、店長みたいにはいかないので。もうちょっと見させてください」
「解った。出来ると思ったら、何時でも開けてくれていいからな。私が寝ている時でも構わないし、食事に行っている時でも構わない。出来るようになったら店を開けてくれ」
出来るとは思うんだけどな。店番なんて、そう難しいものでは無いんだ。会計もやらせているし、後は、客とどれくらい会話が出来るのかくらいなものなんだよ。
客との会話は、正直な所、慣れが重要だ。向こうから話しかけてこなければ、無理に会話をする必要も無いし、難しい事では無いんだけどな。出来る限り会話はした方が良いとは思うが。
コミュニケーションは大事だ。そこから発展して、どんな魔法が欲しいのかを聞き出すのも、魔法屋の仕事だと思っている。難しい話をしろといっている訳ではないんだ。
簡単かどうかは、その人それぞれになるんだろうが。クライヴ君に出来ない訳ではないと思うのは、私の勝手な感想なんだがね。話自体は、苦手って訳でも無さそうだしな。




