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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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277話 10/5 今日も1日が始まる

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 10月5日風曜日。今日も1日が始まります。いつもと同じ1日なんだろうと思う訳だ。魔法を売って、作ってする1日だと思うんだよ。それ以上でもそれ以下でも無いんだ。


 良いと思うぞ。波乱万丈の非日常じゃなくても良いんだよ。日々の生活は安定している方が良いんだから。貴族社会に身を置いていたら、非日常になったんだろうか。


 そんな事は無いだろうと思うんだがね。貴族社会も、そこまで波乱万丈では無いだろうからな。そんな毎日が非日常だと色々と困るだろう。具体的にどうだとは言えないんだけどな。


 非日常を求めるのであれば、冒険者になっていただろうさ。そうしたら、戦闘に明け暮れる毎日を送ることになる。非日常だとは思うんだ。戦闘が日常にはならんだろうからな。


 非日常の頻度が問題だけどな。1週間に1度は戦闘に行くんだろうからな。その頻度で行っていたら、戦闘も日常になるんだろうか。流石にそんな事にはならないとは思うんだけど。


 毎回毎回違う状況に対処しないといけないんだからな。同じ状況なんて滅多に起こらないだろう。戦闘ってそんなものじゃないかと思っているんだけど、違うんだろうか。


 戦闘に出た経験が無いからな。仕方が無い事ではあるんだけど、戦闘に出る魔法屋ってどうなんだって思う訳で。居ないとは言わない。村での生活をしている魔法屋ならば、自分で戦って素材を集めて、魔法を作ると言う事をやっている人も居るんだよな。


 この都市でそんな事をやっている人はいないんだけどな。居ないよな? 無理ではないが、やらないとは思うんだよ。そんな暇なんて無いだろうしな。


 素材も買えばいい話で。沢山売っているからな。余っているくらいには売っているから。素材の保管もしないといけないんだから、ギルドがあってよかったと思うよ。


 魔法ギルドが無かったら、魔法屋なんて成り立たないからな。ギルドにはお世話になっております。ギルドの売り上げは、魔法屋の数だけ売り上げられるんだけど、魔法屋も少ないからなあ。


 こんなに人口が居るのに、32軒しか無いんだから、少ないよな。倍はあっても良いと思うんだけど、そもそも、魔法屋で何人の作り手を抱え込めるのか、良く解らんからな。


 私の店では、売り場的には、20人程抱え込んでも大丈夫だろうとは思っている。工房は10人も入れば、一杯になってしまうとは思うが、入れ替わりで工房を使えば良いことだからな。


 問題は保管庫だよな。小さく作り過ぎたと思っている。これでは、3日に1回は買い物に行ってもらわないといけないかもしれない。その位の頻度で行く可能性はある。


 なんて言っても、倉庫を削り過ぎたんだよな。もうちょっと考えれば良かったのかもしれないが、そもそもの話。買える量も限られてくるんだよ。何回も買い物に行かないといけないと思う訳だ。


 絶対に行かないといけない。だって、魔法を作るには、素材が必要だから。買い物は行かないといけないんだよ。人気店になったら、毎日の様に誰かを派遣しないといけないのかねえ。


 今は、クライヴ君と2人だから、そこまででは無いんだけど、その内に沢山買い物に行かないといけない日がやってくるんだろう。大分先の話だとは思うがね。


 しかしだな。それでも、魔法ギルドの在庫は減らないと思うんだよね。増える一方なんだろうな。それは、良い事でもあり、悪い事でもある。在庫を抱え込み過ぎてもな。


 他にも皮を使う製品は沢山あるんだ。皮紙にすると高いんだけど、皮製品はそこまで高いわけではない。皮紙程ぼったくられていないんだよな。皮紙は、ぼったくり価格だぞ?


 仕方がないよな。需要があるのと、何処かで稼がないといけないんだから。魔法ギルドも慈善事業では無いからな。稼げるところで稼ぐんだ。だから、魔法はそこそこの値段がするわけなんだけど。


 それでも、魔法使いは買うからな。魔法が無くなれば、困るのは、魔法使いだが、巡り巡って、皮製品の減少にも繋がるし、魔物の討伐数にも関わってくる。


 今以上の価格にもならないし、以下にもならないと思うんだよ。今の所が、バランスラインだと思っている。いい塩梅なんじゃないかな。多分だけど。


 さてと、準備は出来たな。今日も仕事を始めないといけない。魔法屋なんだから、魔法を売らないといけない訳だ。他に何を売るって言うんだ。


 魔法以外は取り扱わないぞ。取り扱えないともいうんだが。魔法以外を作る方法が無いからな。細工や鍛冶が出来る訳もなく。それぞれが専門の店があるんだから、そっちで買うよな。


 1階に降りてきて、店の方に向かう。既にクライヴ君が掃除を始めている。本当にどの位早く起きているんだろうか。寝るのも早いんだけどな。そこまで厳しくはしていないし。


 それにだ、前世の人間が起き過ぎているんだよ。何で夜中にも起きていられるのかって、明かりがあるからなんだよ。基本的には、こっちでは真っ暗だからな。寝る以外に選択肢がない。


「おはよう、クライヴ君。朝飯には行ってきたか? 掃除をしているようだが、もう行ってきたんだろうな? 昨日も似たような事を聞いたとは思うが」


「おはようございます、店長。食事には行ってきました。後は、工房の方を掃除して店の方を拭けば終わりって感じです。もうちょっとだけ時間がかかります」


「いや、いつも掃除をしてくれて助かっているよ。私だと、掃除をすると言う事が思い付かなかったからな。掃除をしてくれて感謝している。それでは、朝飯に行ってくる」


 クライヴ君には感謝をしているぞ。掃除も出来ない私だからな。やる気になれば、出来るんだろうが、やる気にならないんだから、始末に負えない。


 やり方は、なんとなくなら解るんだけど、詳しい所までは知らない。埃が溜まっているようにも見えないんだよな。そんなに毎日掃除が必要なのかも解っていない。


 まあ、いいさ。とりあえずは、朝飯を食べてから、開店しよう。掃除はクライヴ君がやってくれているんだから、私がやる必要は無いんだ。面倒ごとを押し付けてすまんね。

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