276話 10/4 魔物の事は、実際問題よく解っていない
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とりあえず、それからは何事もなく、客が来なかった。何事かはあって欲しくはないが、客は来て欲しいんだけどな。今日の売り上げはそれなりだった。
それなりでも良いだろう。何もないよりはマシだからな。時間もいい感じになったところで、クライヴ君を昼飯に行かせ、その後に私も昼飯を食いに行った。
それからは、魔法の作成だ。一応店番をしながらの魔法作成になる。従業員がもう少し居れば、こんなことをしなくても良いんだけどな。クライヴ君以外には来る予定が無いからな。
普通に従業員を雇っても良いのかもしれないが、何もない昼間に立っているだけの仕事を任せるのもな。仕事があるのであれば良いんだが、無いんだよ。驚くほどに。
だから、雇う事はしないことにしている。雇用される側も立っているだけの仕事をやりたいだろうかって話なんだよ。私はやりたくないぞ。多少は何か動きがあって欲しい。
そう言う訳で、店番は私がしている。魔法の作成が終わったら、クライヴ君に交代をして、魔法を仕上げてしまう。クライヴ君ももう少し早くなってくれると嬉しいんだが。
それは酷な話なので、口にはしない。そうだろう? 丁寧に早く描くには、数を熟さないといけない。数を熟そうと思えば、出来ないことは無いんだけど、それをする時間が無いんだ。
描くだけなら、普通の皮紙とインクでも良いんだよ。家畜の皮紙でも良いんだ。魔物の皮紙の方が多いんだけどな。家畜の皮紙も安いんだが、量が無い。魔物の皮紙がもっと安くなれば良いんだが。
それをすると、冒険者が割を食う。……本当は、それを補助するのが貴族の役割なんだろうし、魔法屋も売り上げには貢献をしているんだが、どうしても、素材は過多になる。
輸出はしているぞ? 他の町に素材を売りに行くのはしている話。商業ギルドが中心となって、受け持っている。利益は出ているらしいが、まあ、そこまでの収益は上がっていないだろう。
高すぎても買えないだけだからな。それに、普通の魔法屋は、皮紙の指定をしなくても良いんだ。どの皮紙でも、そこまでの差は出ないんだよ。私の魔法が影響を受けすぎるだけなんだ。
だから、殆どがゴブリンの皮紙やワイルドボアの皮紙を使っているはずだ。私の様に、色々な皮紙を買い漁っているということは無い。一応は、少しは影響を受けるので、考えたりはしているだろうが。
どうしても、皮紙の影響を受けないことは無い。それが、数や威力に少しの差を産んでいる。私の様に形が変わると言う事は無いんだけどな。まあ安定して、ワイルドボアで良いんだけど。
その辺は、一通り齧っているからな。解るのは、解るんだよ。だから、ノイジーバードの在庫の確認もしなくていいんだから。普通の魔法屋は、ノイジーバードの皮紙を使わない。
威力が既定のレベルに達しないことが多いんだよな。数は増えるかもしれないけど、威力不足になりがちなんだよ。そんな訳で、ノイジーバードの皮紙を好んで使うのは、私くらいだろう。
魔法屋にも因るが、ノイジーバードは、季節性のものなんだ。それよりも、恒常的に手に入る、ワイルドボアや、ゴブリンの皮紙を使う方が良いだろう。
威力も安定して出るワイルドボアの皮紙や、ある程度の数が約束されているゴブリンの皮紙の方が使いやすいんだよな。普通の魔法の作り方だとな。
後は、ノイジーバードがそんなに皮紙が取れないと言うのもあるだろうが。どうしても、不整形にならざるを得ないと思うんだよな。大きさ的に考えて。
私の規格ですら、ギリギリだと思う訳だ。ノイジーバードは小さいんだ。小さいと言っても、大型の鷲よりも大きいんだけどな。魔物だし、仕方がないね。
何よりも害獣だからな。ノイジーバードはそれはもう、五月蠅い。この都市の中に居ても、声が聞こえるほどには五月蠅い。貴族街でも聞こえる程度には五月蠅いんだよ。
しかも空を飛ぶからな。都市の上で鳴かれたら、五月蠅くて仕方がない。冒険者は嬉々として狩りに行くけどな。貴族がお金を出すんだから、当然だよな。
生活に支障が出るレベルで五月蠅いからな。鳴き声が聞こえてきたら、そんな季節かという感じだ。12月になれば来て、3月にも来る。通り道なんだよ。
渡り鳥なんだよな。魔物は普通は一か所に止まる傾向にあるんだけど、ノイジーバード等の鳥系の魔物は、一部、こうして場所を移動するんだよな。大移動をするんだよ。
大移動をするんだけど、数を減らしても、何故か増えるんだから、困りものだ。何故か増えるんだよ。何処で繁殖しているという訳でもないらしいんだよな。卵も見たことないそうだし。
魔物の生態は解っていないことが多いが、渡り系の魔物程、解っていないことが多いんだとか。まあ、魔物が解明されたら、1匹居たら増えるとかそう言う事になっていたりしてな。
単細胞生物では無い筈なんだがね。その辺は、普通の生物の括りには入っていないのかもしれない。絶滅させたらさせたで問題があるんだけどな。魔法が作れなくなるんだし。
魔物は害獣でもあり、資源でもある。絶滅させるほど狩っている筈なのに、絶滅していないのは、何故なのかは解らない。絶対数が多すぎるのかもしれないが。
とにかく、魔物は何処からともなくやってくるんだが、それは資源として使えるんだ。皮製品の多くは、魔物産だからな。魔法屋の皮紙が高いだけで、他の皮製品はそこまでじゃない。
それもこれも、魔法屋が高い金で買っているからである。経済ってのは、そうやって成り立っているんだよ。高く買わないと買えないんだから、買うしかないんだよな。
自分で狩れて、皮紙を準備してってやっていたら、切りがないからな。そんな事で、魔法屋が出来る訳が無いんだよ。大人しく冒険者に狩って来て貰うしか無いんだ。




