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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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271話 10/4 今日も1日が始まる

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 10月4日土曜日。今日も1日が始まる。昨日はまあまあの売り上げだった。この調子で売り上げていきたいところだな。まあ、中々上手い事は行かないんだけどな。


 クライヴ君も魔法の作成には慣れてきたようなんだが、魔法の選択に悩んでいるみたいだ。それは仕方が無い事ではある。どうしても、作れる魔法が少ないからな。


 4個しか作れない上に、この店の売りである麻痺魔法を2つ作らないといけないのだから、選択肢が殆どない。何を作っていいのか迷っているようだ。


 ただ、今の所は、色々な魔法を作っていると言っただけだ。選ぶことをするのは、もう少し後からだな。魔法が売れ始めてから決めれば良いことなんだよ。


 そこまで焦る必要は無いんだ。焦りたくなる気持ちも解らんではないんだけどな。数が少ないとどうしても、売れて行ってしまうから、焦るのは凄く解る。


 在庫が無いんだよ。2回目以降は、買ってくれるのかどうかは、解らないんだけど、1回目は売れるからな。皆お試しで使いたいんだから。それで在庫が無くなってしまっている。


 苦しい所ではあるんだけど、そこは、耐えるしかない。数を作れないのが一番のネックだからな。その内、固定客がついてくれることになる。その時も焦るんだろうが。


 固定客がついてくれると、売れ始めるからな。確定で売れると言うのは良いことなんだよ。私の魔法よりも、クライヴ君の魔法を使ってくれる方が助かるんだが、それは客に薦めないといけない。


 どう話を持っていくのかに寄るんだよな。少ない方から買ってくれと言わないといけないんだから、客からしたら、混乱するところだろう。普通は逆だからな。


 余っている方を買っていってもらわないと困る訳なんだ。売れ残っていると言う事は、そう言う事だからな。私の魔法は売れ残っている。それでいいんだが、何ともな。


 他の魔法屋では思ってもみない事で躓く感じがある。クライヴ君の魔法は売れてくれていいんだよ。どんどんと買って行ってくれて構わないんだよ。相性を確かめてくれ。


 私の方は、相性が悪いと言う事が無いんだから、気にする必要は無いんだ。むやみやたらに言いふらすことでも無いんだがな。嫉妬民が出ると言っていたか。出てくるんだろうな。


 解らんでもない。嫉妬したくなるのは解るからな。どんな魔法でも使えると言うのは、大きな長所だ。魔法使いであっても、魔法屋であっても、それは変わらない。


 長所を見せびらかす事はしたくない。なるべくならと言う事ではあるんだけどな。聞かれたら答えるから。その位の軽い認識で大丈夫だ。秘密にしないといけない事でも無いんだよ。


 さてと、準備は出来た。今日からはクライヴ君が先に食事に行っている筈だ。いつ起きてきているのかは知らないが、クライヴ君の方が早起きになってしまったんだ。


 調査の弊害だな。5日間ではあったんだが、それに慣れてしまったと言う事なんだろう。早いに越したことは無いんだけどな。店を開けてくれるのであればなんだけども。


 クライヴ君は、店を開けようとはしないんだよな。別に開けてくれても構わんのだが。店長が居なければ、店が成り立たないって訳ではないからな。


 そして、準備をして、1階に降りて行ったら、既にクライヴ君がいた。食事は先に取るように言ったんだがな。どの位早く起きているんだろうか。見当が付かないな。


「おはよう、クライヴ君。朝飯は食べてきたのか? 随分と早いとは思うんだが、いつもこの時間に起きているのか? 早すぎないか?」


「おはようございます、店長。食事にはもう行ってきました。なんだか、夜早く寝るようになってから、朝が早くなってしまったんですよね。そこまで気にしないでもらっても大丈夫です」


「そうか? 辛いのであれば、もう少し寝ていても構わないからな。強制するつもりは無いからな。それでは、朝飯に行ってくる。何かあったら、対応しておいてくれ」


 そう言って、朝飯に出かける。まあ、流石に、店を開けていない状態で駆けこまれる様な事は無いとは思うんだけどな。念のためだ。何があるのか解らないからな。


 流石に何も無いとは思うんだが、変なことに巻き込まれるのも御免なんだ。何かに巻き込まれる様な覚えは無いし、多分大丈夫だろうとは思っているんだがね。


 店も開けておいてくれると助かるんだが、そう言う事はしないんだろうしな。店を開けるためにも、少しだけ急いで食事を終わらせないといけないな。そこまで時間は掛からんのだが。


 相席する人次第である。どうしても、店の宣伝はしないといけないからな。碌に成功した試しが無いんだけども。効率が悪いのは、知っている。だが、仕方がないだろう?


 目立っても良いんだが、客で埋め尽くされるのも、困りものだからな。適度に来てくれて結構。適度で良いんだ。そこまで大量に押しかけてこられても、困ってしまうからな。


 ……それにしても、日に日に冒険者ギルドへの行列が伸びて行くな。目視は出来ない。何処まで続いているのかが解らない。だが、伸びているんだろう。恐らくな。


 だから、冒険者ギルドを分けた方が良いと政策立案書を出したんだが、まだ通っていないのか。通ったとしても、建物から何から、準備するのにも時間がかかるんだろうけどな。


 早くしてくれれば、言う事は無いんだがな。これだけ待っているのは、中々に辛い所があるだろう。とっとと帰って、寝たいはずだろうからな。疲れているんだろうから、当然だろう。


 もう少し、貴族の方も、都市の方を見てくれると良いんだけどな。それは望みが高すぎるかな? 明らかにもうちょっと何とかした方が良いんだけど、何とかならんものか。

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