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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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270話 10/3 魔法を作っているのは日常だ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 昼飯からはクライヴ君に先に行ってもらうことにした。明日からでも良かったんだが、早く慣れてくれという感じで送り出した。明日忘れられても困るからな。


 単純にクライヴ君が先の方が効率が良いんだ。どうせ、待ち時間はあるんだ。掃除の時間が少し短くなる程度の事なんだ。それくらいの事であれば、何の問題もない。


 そんな訳で、クライヴ君の食事が終わり、私の食事が終わって、魔法を作る時間になった。魔法を作るのにも慣れて欲しいんだが、まだまだ時間がかかるだろうな。


 1日に4つしか作成が出来ないのだから、仕方が無い事ではあるんだ。先に幾つも完成させておけば、良いという方法もあるんだが、それをすると、間を作ってしまう。


 書かない期間を作ってしまうと、忘れてしまう危険性があるんだ。それは私も解っているつもりだ。よくある話だ。準備をし過ぎて、忘れてしまうと言うのは。


 前世でもよくあった。会議の資料を早めに作っておけば、後の事が楽に進むと思って、先に会議資料を作り込んで置いたのは良いんだが、内容を忘れてしまうという事があった。


 資料を作り込んだ方が、後での読み直しが大変だったんだ。毎日少しずつでも作っておけば、発表の前に、一夜漬けの様な暗記をしなくても良かったと思うんだ。


 記憶力に自信があれば、それでも良いのかもしれないが、私は、物覚えが良い方では無かったからな。人の顔と名前は覚えられるんだが、仕事のスケジュールなどになると、記憶力が少なくなる。


 まあ何にしても、やり過ぎるという事は、後で痛い目を見る可能性があるんだ。それはよろしくない。魔法を作るのは、日常で無ければならない。非日常では駄目なのだよ。


 魔法を毎日作る。これが、魔法屋の日常だ。それを崩してしまうと、後々に問題が出てきてしまう。それでは駄目なのだ。魔法作成を日常へと昇華していかなければならない。


 だから、クライヴ君には、作り置きを禁止している。私も作り置きはしていない。私の場合は、しても無意味と言うかだな。作る量が多すぎて、半日常になってしまっているんだよ。


 要は慣れなんだ。こうしたらいいって言うのを慣れて貰わないといけない。クライヴ君には難しい事かもしれないが、頑張ってほしい。作れる数が少ないから、どうしても難しくなるとは思うが。


 そんな訳で、魔法を作っている最中だ。魔法を作るのも早くなって久しいが、これ以上の効率化は難しいだろうな。クライヴ君は可能だろうが、私の場合は、難しい。これ以上早くは無理だろう。


 それくらいの速度で作っているつもりだ。何のことは無い。単純に慣れているだけだ。図形を描くのも、文字を書くのも慣れだ。早くできることを早くしているだけに過ぎない。


 雑に作るのであれば、誰でも早くは出来るんだ。雑な中にも、丁寧さを兼ね備えていなければならない。そう言った作成方法を求められているんだ。


 難しい事ではない。丁寧に早くをすればいいんだ。雑に描いたら、魔法の効果や威力が下がってしまうからな。精霊に手抜きと思われないようにしなければならない。


 それもまた、技術なんだよ。クライヴ君には、その域まで達して欲しい。難しい事だとは思うが、慣れは重要だ。書くことに慣れる。これが魔法屋の仕事の1つなんだから。


 後は、新規の魔法を考えられるようになってくれれば、有難いんだがな。そこまでの域に達するのは、難しいとは思っている。基礎から学習しないといけないからな。


 魔法陣魔法の基礎とは何ぞやという事になってくるわけなんだが、これがよく解っていない。まだまだ発展途上の魔法の作成方法なんだ。基礎なんてものは存在しない。


 一応だが、経験則として、ある程度の知識はあるんだが、それを基礎と言っても良いのかは疑問が残る。多角形を多用する方が、自由度が無くなっていくなんて現象もあるんだから。


 六芒星あたりが、自由度と威力や範囲、数、効果等々、適切な所に来るんじゃないかと思う訳だが、八芒星もある。作る魔法に寄って変えているのが現状だ。何を作りたいのか。これによる。


 色々と検証したいこともあるんだが、時間と余裕と魔力が足りない。魔力がもっとあれば、なんとかなったのかもしれないが、魔力がこれ以上あっても、魔法兵にされていたからな。


 ギリギリ落第と言うのがベストではあったんだろうが、そう都合よく行く訳もない。私の才能がその程度だったという事なんだ。転生? あれは、偶然の産物だから。


 転生したからと、優遇されるわけではない。魔力の色で、多少は優遇してもらったのかもしれないが、それにしたって、魔法屋をやらなければ、殆ど意味が無かったものとも言えるんだよな。


 上級魔法は、多分だが、魔法兵が自分で作っているんだろうと思うぞ。外注はしていないはずなんだよ。既定の魔法があるはずだ。そこから好みの物を選んでいるだけだろうと思っている。


 私だって、上級魔法を作ろうと思えば、作れるんだ。魔法陣魔法で作るにはどうしたらいいのか、色々と考えないといけない事も多いんだが、魔力的には作れるんだよ。


 それでも、外注は無い筈だ。自分で作ったものの方が確実に使えるんだからな。一から教育を施すんだろう。最悪は写せばいいだけだからな。そこまで難しい話ではない。


 魔法陣魔法と違って、文字だけだからな。そこまで難しい話ではない。書き写せば、それでもう上級魔法の出来上がりだ。そうそう戦争に行く事は無いとは思うんだがね。


 国境線上でもあるまいし。戦争に連れていかれるのは、侵攻戦の時か、防衛戦で大きく負けている時だけだろう。そんな事態には成りたく無いわな。


 必死で国防をしてくれ。私は戦争に出る気はないが、応援はしている。魔法使いが多い方が勝つんだろう。とりあえず、魔法をぶっ放すだろうからな。兵士の数より魔法だろう。多分だがな。

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