263話 10/2 魔力を使わない魔法の作り方があればいいんだけど
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そんな訳で、昼飯を食って、魔法を作っている訳なんだが、色々と在庫の関係が危ない。もっと増やしておきたいんだけど、どうあがいても、作れる個数は決まっているしな。
麻痺魔法の有用性を解って貰えて、嬉しい反面、もう少し作らないといけないのかなって気になってくる。魔法の比率は変えないって、決めたばかりなのにな。
作れる個数が増えてくれると嬉しいんだが、そんな事は思い付かない。魔法の作り方の根本から変えていかないといけない話になってくる。そんな才能は持ち合わせていないんだよ。
魔法を作ったやつは、一種の天才だったはずだ。こんな工程を施したら、魔法になると考えた奴は、天才だっただろう。それまでは、魔法というものが無かったはずだからな。
魔法は、あったが、スクロールに取って代わられたという事は無い筈だ。不便であっても、技術としては、残るだろうからな。全くなくなってしまうという事は無い筈だ。
そもそもの話、スクロールを使わないと、魔法が使えないのかという疑問も湧いてくるわけなんだがね。スクロールは必要なのかという疑問が湧いて出てくる。前世の感覚だとな。
魔法は、詠唱を含み行使するというものもあれば、無詠唱のものもある。が、発動媒体は必要だったり、色々と制限はあるにしても、スクロール程、限定的では無かったんだがね。
そんな魔法を作ることが出来るのか。私には無理だろうと思う。私は天才では無いからな。もっと使いやすい魔法をと思う事はあるが、どうすれば、これ以上の魔法が出来るのかが解らない。
魔道具が出来るのであれば、魔法を打ち出す魔道具が出来ても不思議ではない。そう思うんだが、どうだろうか。出来なくは無いと思う訳なんだ。警備結界の様な物もあるくらいなんだからな。
魔道具には、不思議なものが沢山ある。沢山あるんだが、どうやって作っているのかも解らないんだよな。外に出すような技術でも無いからな。秘蔵の技術が使われている事だろう。
魔力は必要なんだろうか。魔道具を作るのに当たって、魔力は必要なんだろうか。必ずしも必要ではないというのであれば、魔法も、魔力を使わない作り方があっても良いように思える。
現状では、無い訳なんだが、天才がまた何か発見をしてくれることを願っている。私の生きている時代に、天才が現れるのかどうかなんだが、望み薄だろう。同じ年代には産まれないだろうな。
産まれてくれたら、色々と聞いてみたいものである。何をどう考えたら、そうなるのかを。私では、思い付かない作り方で、魔法を作ってくれると嬉しいんだけどな。
何方にせよ、魔力が必要だという事になったら、どうなるだろうか。優秀な方だけが残り続けるんだろうか。そんな事は無いと思うんだがね。何方も残る様な気がしている。
技術が完全に途絶えるというのは、損失だからな。技術は、どんなものであっても、残していくのが良いものである。失われると、回復するまでに時間がかかってしまうからな。
魔法作成の技術は、残り続けるとは思う。後は、どれだけ発展できるのかにかかっている。発展の見込みは、無い訳ではないと思うんだ。魔法陣魔法もな。
発想することは悪い事ではない。考えたら、実行してみるのが吉だろう。私の魔法陣魔法の様に形になるかもしれない。まだまだ発展段階だとは思っているが。
本格的な開発をしようとなると、研究機関に放り投げた方が良いのは解っている。発表を遅らせているのは、私の我が儘なんだ。実家との兼ね合いもあるんだよ。
黙っていたのかという事になってしまうからな。なるべくは、波風を立てないように考えているんだよ。発表しないという選択肢は無いんだけどな。絶対に発表をさせて貰う。
名誉も金も手に入れるという野望を持っているわけではないが、ある程度の纏まった金は手に入るだろうな。新しい発表というものには、金が付き物だ。例え平民の発表であったとしてもだ。
そりゃあ、面白くない貴族家もあるだろう。私の実家なんて、もろにそれだからな。研究結果を発表するにしても、もう少しだけ、時間が欲しい。色々と準備をしないといけないだろうからな。
実家からは、確実に敵視される。それは間違いないな。暗殺者を送り込んでくるほど馬鹿ではないとは思うが、何らかの妨害がある可能性も考えておかないといけない。
既存の派閥からも、色々とあるんだろうな。新しい派閥を構成するに当たっても、何処から手を付けていけば良いのかが解らないからな。私が貴族に戻ることは無い。誰かを立てないといけないんだ。
何処から、誰を、と言うのが、始まるんだろう。先駆者でありたいのは、誰もが同じことだ。皆それは考えている。パトロンが何処が就いてくれるのか。それが一番気になる所かな。
ゼロという事は、在り得ない。少なくとも、私の実家と敵対している貴族家は、嬉々としてパトロンになってくれるだろうからな。後ろ盾に成れるかどうかは、解らないが。
邪魔する勢力は、必ずある。実家がどう動くのか。それが問題だな。好意的に受け入れられることは、まずもってないだろう。私を追い出した時点で、それは確定している。
まあ、どうしたって、魔法屋を続けていくしか無いんだがね。それ以上でも、それ以下でも無いんだ。魔法屋を続ける。現状、それしかできない。勿論未来もそれしか出来ない。
私の代わりに誰かが広めるんであろうさ。自分の功績だと宣伝しながらな。私はそれでも良いと思っている。ある程度の金さえ貰えれば、名誉はくれてやるつもりで居るんだよ。




