表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

251/464

251話 10/1 クライヴ君の魔法は良い感じなんじゃないのか?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 いつも通りに朝飯を食べてきてから、クライヴ君を送り出し、私の魔法を紐で縛って並べる。とりあえず、私の準備は整った。後はクライヴ君の魔法の準備をするだけなんだが。


 一応は取って来てある。そして、熟読している。読んでいる限りでは、問題無いように感じている。私の魔法と遜色ないとは思っている。数は少し少ないが、それでも、使えるとは思うぞ。


 問題ないレベルの品物だとは思う。このワイルドボアの魔法にしたって、私の魔法よりも1,2体少ない程度だしな。私の魔法も数にぶれはあるから、誤差の範囲内だ。


 何が原因なのかは解らない。どの部分で数が決められているのかが解らない以上は、何とも仕様が無いんだよ。どうにも出来ない事ではあるんだ。精霊しか解らんのだよ。


 このレベルで書けるのであれば、売り物としても大丈夫だろうとは思う。売り物にならない場合も考えられたからな。それは、一先ず回避できた。ならそれを喜んだ方が良いだろうな。売り物にならない場合は、値下げをしてでも売らないといけなかったんだが。


 そんな面倒な事をしなくていいのは、良いことだな。威力にも問題は無さそうな感じだし、この麻痺魔法にしても、私の魔法と遜色ないように感じている。


 文章の書き方的には、私の魔法と、大差がないと思える。これであれば、麻痺してくれることだろうと思っている。特段悪い点が見当たらない。大丈夫だろうとは思うんだが。


 クライヴ君は、どの点を見て、自分の魔法に自信を持てなかったのかが解らないんだよな。まあ確かに、麻痺魔法の効果は、普通に読んでも解らないんだけどな。


 電流がどの位で、どんな感じで流れるなんて指定はされていない訳だからな。強力な雷属性をとか、そう言う表記になっているから、解らないとは思うんだよ。


 私の作ったものについても、そんな感じなんだよな。どの程度強力なのかが、今一つ解らない。同じ強力でも、どの位の差があるのかは、使ってみないと解らない。


 売り物にはなる。それは確信していい。後は、相性が良い人が使ってくれることを祈るだけだな。相性が悪いと、どうしても、威力や効果にばらつきが出る。それは仕方が無い事なんだ。


 それをどうにかできれば、発表ものだからな。私の魔法陣魔法よりも素晴らしい功績になるだろう。汎用性のある魔法と言うのは、それだけで武器だからな。


 まあクライヴ君が心配しているほどでは無いという事が解ってよかった。別に悪い魔法である訳ではない。良い魔法なのかどうかも解らないんだけどな。使ってみない事には、解らないんだよ。


「ただいま戻りました」


「お帰り、クライヴ君。先に魔法を見せて貰っていたよ。出来としては、問題無いとは思うな。売り物にしても大丈夫なものになっているとは思う」


「本当ですか! 店長の魔法と見比べたんですけど、どうにも要領が掴めなくて。何処を見れば良いのかが、今一つ解らなかったんですよ。読んでみても、同じようにしか感じませんでしたし」


「同じように感じたのであれば、大丈夫の筈なんだ。これが、大丈夫でない場合は、大きく差が出てくる筈だ。そこまで差が無いという事は、問題なく作れていると言っても良いだろう」


 これは、本音でそう思っている。初めての魔法作成にしては、上出来だろうと思う。後は、如何にして、雑さを身に着けていくかだな。雑さがある程度必要になってくる。


 魔法を作るには、時間がかかる。クライヴ君で1つ30分位は掛かっている。それをどの程度縮められるのか。威力や効果を同じくらいに保ちながら、雑く作っていく技術が必要になってくる。


 時間を掛ければ良い魔法になるのは、当然なんだ。それだけ、丁寧な仕事をしたという事なんだからな。そうではなくて、今度は早く完成させる方に考え方を持っていかせたい。クライヴ君は良くても、クライヴ君の次の弟子の事を考えないといけないからな。


 クライヴ君は4つの魔法を作れる。1つ30分で2時間で魔法を書き上げる。それが、8つ作れる弟子ならどうか。4時間という時間が掛かってしまう。これはよろしくない。


 まだ、閉店をする時間が遅い関係上、どうしても、店員を1人は置いておきたい。弟子が増えてきたら、1人は常駐させたい。早ければ、クライヴ君を常駐させたいんだよ。


 それで、私と交代で店番をやって欲しいんだよ。それが2時間も掛けていたら、店番を交代するにしても、ギリギリになってしまう。それでも良いと言えば、良いんだが。


 出来る限り、早く交代して欲しいんだよな。私にも魔法を作る時間は欲しい。ゆっくりと魔法を作る時間が欲しい。特に、新しい魔法を作ることになるのであれば、時間は欲しいんだよ。


 だから、クライヴ君には、できるだけ早く魔法を仕上げて貰いたい。まあまだ無理だとは思うんだがね。無理な事をやらせるつもりは無いんだ。出来る限りで良いんだよ。


 まだまだ魔法を作り始めたばかりなんだ。それなのに、速度を重視しろなんて事は言えない。責めて、2か月位は、ゆっくりと作らせてあげたいものだな。


 それまでは、私が頑張れば、なんとかなる事なんだから。もしかしたら、昼で魔法屋を閉めると言う判断をするかもしれないが、まだ当分は先の話だろうとは思っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ