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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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243話 9/29 魔法使いの好みも色々とあるんだ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 なんともまあ、早い閉店な事で。既に昼を回ってしまった。昼からは、店は開けているが、客は来ない。それは解っているんだが、開けないという選択肢が無いからな。


 昼飯には行ってきたんだ。勿論、宣伝はした。何度も空振りをするのは、気分的にはよろしくない。そろそろヒットが出てくれると嬉しいんだが、今回も駄目だったよ。


 どうしても、小さいクランに当たってしまうんだよな。運が悪いのは、今さらだ。私がどうにかできる問題ではない。幸いな事に、客自体は増えてはいるんだ。それで良しとしようじゃないか。


 客が増え始めたのは、良い傾向だ。中々見つけてくれないからな。ふとした時に見つける様な感じでしか無いんだと思う。口コミでは広がっていかないからな。それは仕方が無い事だ。


 今後もなんとかして、見つけて貰うしか無いだろう。見つけてくれる人が居るというだけで違うからな。見つからないような場所ではないという事でもあるんだ。探せば見つかるんだよ。


 それでも、1日に3人くらいしか来ないんだがね。それでは少ない。ちょっとどころではなく少ない。1日に15人程度来てくれると嬉しいんだがね。今の5倍か。その位は必要だよな。


 私が作れる魔法の数が34、クライヴ君が作れる魔法の数が4。合わせて38。1人に付き、2,3ずつ売れると考えたら、15人くらいは来て欲しいものだ。


 その道のりは、結構遠いとは思うがね。そこまでの客数になっていれば、苦労はしなくても済むだろう。いや、魔法が足りなくて、苦労するのかもしれないな。


 魔法の作成数には、限界があるんだ。38以上作ろうと思えば、弟子を抱え込まなければならない。弟子が来てくれるのかという所があるんだが、来てくれる可能性は低いだろう。


 教会に追加で寄付をしに行かなければ、ならないだろうか。必要経費だと割り切るしか無いよな。弟子がいない事が、一番の問題なんだから。纏まった額で無いといけないのが難点か。


 他の魔法屋よりも出せるのかと、言われたら出せないからな。売り上げは、向こうの方が多いのは確実だからだな。何の事は無い。人数の差が、そのまま売り上げに反映されるんだから。


 多ければ、多いほど、売り上げは上がるんだ。魔法の相性的に、売れない人もいるかもしれないが、基本的には売れるんだよ。売れない魔法を作る奴は、解雇されるんだろうか。


 されないと思うんだよな。飼い殺しになると思うんだよ。店の秘密を知ってしまったわけだからな。魔法の作成方法は、店の秘匿事項だ。それを放出するなんて、とんでもない。


 私ならば、絶対に放出しない。技術が盗まれる事と同じことだからな。特に私の場合は、特殊な作り方をしているんだ。クライヴ君を引き抜かれる事は、あってはならない。


 引き抜きなんて、起こらないとは思うがね。引き抜き合いが発生するからな。何処も、自分の所の魔法が流出するのを嫌うだろう。示し合わなくても、引き抜きはしないだろうな。


 自分の所に跳ね返ってくるだけだからな。そんな真似はしないだろう。余程、切羽詰まらなければ、取らない戦略だと思う。そんな事態になる事は、まず無いと思うんだけどな。


 魔法屋が足りていないのが、現状だからだな。魔法屋が足りていたのであれば、切羽詰まった所が出てくるのだろうが、魔法屋は足りていない。魔法の数が足りていない。


 だから、魔法は売れるんだ。売れ残るという事がまず無いと考えても良い。私の店みたいに、客が少ないのであれば、売れ残る可能性はあるんだが、そもそもの話、売れ残るという事が無いんだよ。


 羨ましくはある。それだけ、客が来ているという事だからな。流石にそこまでの認知度は無い。認知されてくれないと、魔法が売れない訳なんだが、それは、半分諦めている。


 難しいのは解っているんだ。西側ならともかく、東側で少し奥まったところに作ったのは、初めてだからな。基本的には、中央通りで済ませる話だからな。


 それでも、客足が増えている事は、有難い事だ。このまま、少しずつで良いから、増えていってほしい。急激に増えると、対処できないだろうけどな。魔法の絶対数が足りていないんだから。


 さてと、愚痴っていても始まらない。とっとと魔法を作ってしまわねば。作る魔法に選択肢はあってないようなものなんだ。34個しか作れない上に、どの属性を作るのかを決めているからな。


 需要がある魔法から作っていかないといけない。需要は、これからの事も見こさないといけない。10月に入って直ぐに、ウルフの活動が活発になる。そろそろ、火属性と氷属性が売れ始める。


 だからと言って、風属性を作らないのは、不味い。ウルフ以外にも、魔物は居るんだから。どうしても、メインはワイルドボアになってくる。それに合わせて、風属性も作らなければならない。


 そして、麻痺魔法も作っておかないといけない。麻痺魔法は、売りになる魔法だからな。ゴーレム以外には、効果があると思っている魔法だ。汎用性の高さを取るのであれば、麻痺魔法だろう。


 だが、魔法使いにも好みはある。麻痺魔法を好んでくれるのかが問題だな。好んでくれると有難いが、普通の属性魔法の方が良いという場合もあるからな。


 その辺は、今後の課題だな。調整しながらでないといけない。適宜、調整はするが、今の所は、今の割合で作っていくしかないだろう。もう少し先の話だ。


 麻痺魔法だけを作るというのは、避けたい。それは避けたい所なんだ。麻痺魔法は、確かに強いんだ。汎用性も高い。だが、それだけが魔法という訳でもないからな。


 好みも色々、人それぞれだ。最適な割合を見つけていかないといけないだろう。それは、今すぐにでは無くても良い。今後で良いんだ。なるべく最適な数を作れれば良いんだ。

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