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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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235話 9/28 紐でスクロールを結ぼう、洗濯は終わったが掃除はまだ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 お店は開いている。が、人が来なくなる時間帯に突入している。もう、11時30分ごろになってしまっている。今日もここまでかな。これ以上はお客が来ないだろう。


 少しでも、売れてくれたのだから、文句はない。客が全く来ないよりは全然悪くない。ちょっと今日の売り上げが振るわなかっただけだ。大量買いの客が来なかっただけなんだよ。


 普通なら、大量買いはしないだろうからな。相性を見て、欲しい人が居るのであれば、まとめて買って行くというのがあるくらいで、自分の分は自分で買うのが本当だろう。


 私の魔法は特殊なんだ。魔力の色が特殊だからな。殆どの人が使えるのだから、大量に買って行っても、使えないという事にはならないし、見分けがはっきりと付く。


 中身を見れば、一目瞭然なんだ。魔物の形をした魔法が、他に無いんだからな。そう言う点を考えると、間違える事は無いだろう。無いんだが、これからは、少し気を付けないといけないことになる。


 クライヴ君の魔法が混じるからな。勿論、売り場は分けるが、どうしたものか。何かいい方法があると良いんだが。……何か目印を付けるか。何が良いだろうか。


 そうだな、スクロールを縛る紐が欲しいかもな。魔力の色で、紐を分けたいところなんだが、無色の紐なんてものは無いだろうから、どうしたものか。


 とりあえず、白色の紐を大量に買ってきてもらうか。暫くは、買わなくても良いくらいに仕入れておけば、問題無いだろう。クライヴ君の色は赤色だったな。白と赤の紐を買ってきてもらおう。


 商業ギルドに行くだけだから、昼から行かせても、夕方には帰って来れるだろう。商業ギルドまでで良いんだし、荷車を引いて行かなければならない訳でもない。行って、直ぐに帰って来るのであれば、そこまで時間は掛からないだろう。


「クライヴ君、今から少し、お使いに行ってきてくれないか? 商業ギルドへだ」


「はい、勿論です。でも何を買ってくるんですか?」


「紐だ。スクロールを縛るための紐を準備したい。紐だから、長い物になるとは思うが、なるべく大量に買ってきてもらいたい。ああ、荷車では行かなくていいぞ。それと、色は白と赤だ。白の方を大量に買って来てくれ。赤も沢山必要だが、使うのはクライヴ君だ」


「解りました。今すぐ行けば良いですか?」


「いや、先に昼飯を食べてから行ってくれ。だから今日は先に昼飯を食べて来てくれ」


「解りました。では、行ってきます」


 クライヴ君を昼飯に向かわせた。これで良い。帰ってきたら、お金を渡そう。大銀貨1枚あれば、十分足りるだろう。過剰だろうとは思うが、足りないよりは良いからな。


 とりあえずは、これで良し。魔法の区別が付くようになれば良いんだから、これで良いだろう。赤と白の魔法は作成者が違うという事が解ればいい。


 仮に、魔力の色が同じ弟子がもう1人できたら、同じ色で結べばいいし、違う弟子ができたら、もう一色買ってきてもらえば良いからな。魔力の色で区別していこう。


 相手方には解らなくても良い。とりあえず、私たちが解れば良いんだ。向こうもそれで察してくれれば良いが、普通は無理だろう。作り手と色が一致していると思ってもらえれば良い。


 解りやすくしていこう。私の色がどうにかならないかなとは思う訳だが。白色の魔力の弟子が出来れば、色を変える必要があるが、そう都合悪く、白色を引くことは無いだろう。


 と言うか、弟子がそもそも出来るとは思っていない。クライヴ君は特別だったんだ。彼は、魔力の量が少なすぎたからな。何処でも雇ってもらえなかった実績がある。


 そんな人材がゴロゴロと居て堪るかという所なんだ。普通は、諦めて、他の職業に付くんだから。諦めなかったクライヴ君が特殊なんだよ。


「すみません。洗濯の方は終わりました」


「けど、部屋の掃除はまだ終わっていません。お昼からも仕事に来ても良いですか? 先に一旦昼食を食べに、クランに戻りたいんですけど」


「ああ、クランに戻ってゆっくりとしてくるといい。掃除の方も今日中にやって貰えれば、それでいいからな。そこまで焦る必要は無い」


「ありがとうございます。直ぐに戻ってくるので、ちょっとだけ待っていてください」


「なるべく早めに帰ってきます」


 という事で、モニカとパティも戦線離脱していった。焦る必要は無いんだがな。今日中に終われば、それでいいし、もし終わらなくても、今度来たときでも良いんだ。


 焦っているわけではないからな。綺麗にしておいて、損は無いとは思うが、そこまで急いでやる事なのかは解らないからな。部屋が使えれば、それでいいんだ。


 掃除も出来るのであれば、自分でした方が良いんだろうけどな。自分で出来ないんだから仕方が無いだろう。出来ないことを出来ないなりにやろうとするよりも、専門家に任せた方が良い。


 まあ、自分よりも小さい子供に出来て、私に出来ないというのは、それはそれでどうなのかとも思う所ではあるんだが。出来ないものは出来ないんだ。仕方が無いんだよ。


 それよりも、掃除で幾らの費用がかかるかだな。そこまで大きな金額にはならないとは思うがね。経費で落としても良いんだろうか。いや、税金は掛からないんだけどな。


 収入に対して、税金は掛からない。かかるのは、建物に関してだけだ。年間良い費用が取られて行くことになる。税金は商業ギルドに渡すといいぞ。集めるのも仕事の内だからな。

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