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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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225話 9/27 ドロシー来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 クライヴ君が帰ってきて、暫く店は開店している状態だが、まだ誰も来ていないな。まあまだ7時頃だ。時間的にはまだまだと言ったところ。これからだよな。予定は未定なんだけども。


 誰が来るのかが解っていれば、大変有難い話なんだが、そんな訳にはいかないからな。予約は有りだがそう言った事も宣伝していないからな。仕方がないのはその通りなんだよ。


 さてと、クライヴ君が、工房の方に掃除に行ってしまった。工房の方も毎日掃除をしないといけないんだろうか。してくれると言うのだから有難くしてもらっているけども。


 綺麗なことは良いことだよな。うん。そう思うようにしようか。工房の掃除も必要なんだ。私の部屋も掃除をしないといけないんだが、それはまた今度だな。


 洗濯に来てくれた2人にしてもらおう。追加で依頼をしたら、してくれるだろうと思っている。大丈夫の筈だな。いくらになるのかは知らないが。掃除道具はあるんだよ。道具だけはあるんだ。


 とりあえず、今日の分は並べ終えたぞ。朝に並べないといけないと言うのが面倒だが、他の店でもやっていることだからな。品出しは大切なんだよ。並べないと売れないからな。


 しかしだな。色々と工夫が出来るんじゃないかとも思う訳だ。何か特色がある方が良いのかもしれないが、何かいい方法が無いものか。何かあれば良いんだがね。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりとしていってくれ」


「おはようございます、店主さん。今日も何かと要り様でして。沢山買って行っても良いですか?」


「ああ、構わんよ。じっくりと見て行ってくれ」


「それでは、遠慮なく……おや? 風属性が少な目ですね。大口のお客さんが増えました?」


「ん? ああ、増えたな。だが、別に遠慮することは無いぞ。風属性も買って行ってくれると助かるからな。私の店は基本的に売り切れになる程、人が来ないからな」


 言っていて寂しくなることだが、事実である。売り切れになる事はまず無い。人が来ないからな。来ても3人が限度だろう。その位しか客が来ないんだから、仕方がない。


 事実を指摘されて罪になる法律なんかは特に無いからな。事実は事実だ。それはそれとして、受け入れなければならない。もっと客に来て欲しいんだがな。


 まあそんな事を愚痴っていても仕方がない。それよりも、ドロシーは店のスクロールの位置を覚えてしまったのか。まあ属性で固めてあるから、覚えやすいのは確かなんだが。覚えられるほどに来てくれていると思っておいても良いのかな?


「今回は水属性が要り様なので、風属性はそこまででは無いですね。水属性が豊富にあってくれて助かりますよ。それにここのは、魔力の癖を考えなくても良いですしね」


「水属性は沢山あるから買って行ってくれると助かる。それと、魔力にはいつも助けられている。お陰で、客を選ばずに商売が出来るからな。普通の店よりは有利だが、如何せん場所がな」


「あー、そうですよね。何でこんな場所に建てたんだろうって場所ですもんね。西なら解らなくも無いんですけど。東だと、他の店はメイン通りにあるじゃないですか。なんでなんですか?」


「実は、建てる前は、西側にしか調査に行っていなくてな。東側の情勢調査をしていなかったんだ。それで、建ててみたは良いが、って所だな。もう少し、入念に調べておけば良かったと思っている」


 そうなんだよな。魔法ギルドがあるから、西に調査に行っていたんだよな。それで、東も同じ状態だろうと思って店を構えたら、こういう事情になってしまったんだよ。後悔は先には来ないんだ。


 まあ、それでも、この店を見つけてくれる人がいてくれて助かってはいるんだがね。助かってはいるんだが、もう少し、客足が延びればと思う事もあるからな。


「西は確かにそうですね。魔法ギルドがありますし、解らなくも無いんですけど。でも、そこまで悲観することじゃないんじゃないですかね? 在庫の減り具合からしてみると、結構いい感じで運営を出来ているんじゃないですか?」


「さあな。そこまでは解らない。解らないが、大口の客が何件かあるお陰で助かっているという所だな。さてと、水属性を買うとのことなんだが、お勧めしたい魔法がある」


「おや? お勧めですか? 一体どんな魔法なんです?」


「雷属性ではあるんだが、森で魔物相手に使うのであれば、効果が期待できる魔法だな。同じ系統の魔法で、ワイルドボアには効果があったから、レッドベア相手にも効果が見込める。上手くいけば、行動不能に出来るだろうって感じの魔法だな」


「レッドベアを行動不能に、ですか? できればかなり大きいとは思いますけど、そこまでの威力がある魔法なんです? それって初級魔法ですか?」


「初級だな。しかも、威力で行動不能じゃない。効果で行動不能にするタイプの魔法だ。だから、止めは戦闘職の人たちに差して貰う事になる。これがその魔法だ」


「見せてください。……形はゴブリンなんですね。それで、これがその効果ですか。属性相性が悪いと、あんまり使えないってイメージなんですけど、ワイルドボアには効いたんですよね? そうしたら、レッドベアにもってのは、まあ少しは納得できますけど」


「期待は出来ると思ってくれていい。自信作だからな。とりあえずは3つしか無いが、どうする?」


「うーん。判断に苦しむところがありますが、とりあえずは3つ買って行きます。それと水属性の魔法を30貰っていきますね」


「そうしたら、大銀貨3枚と中銀貨3枚だな。……毎度どうも。何度か往復するか?」


「往復するので、ちょっと待ってくださいね。急いで運びますので」


 まあ往復する分には待つけどな。それで、水属性が沢山必要になったという事は、それだけ、レッドベアを倒したという事なんだろうな。大きな群れとでも遭遇したのか?


 レッドベアは強敵だからな。この近辺で、初級魔法の対象になる魔物で、一番強いのがレッドベアだからな。レッドフレイムベアに遭遇していなければ良いが。


 何にしても、大量買いは嬉しい事だ。売れてくれるのは大変有難い。麻痺魔法も宣伝できたし、いう事なしだろう。後は、使ってくれることだけだ。効果は期待できる筈だからな。

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