218話 9/26 スーザン来店
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
クライヴ君が掃除を終えて戻ってきた。戻ってきたので、紅茶を入れに行った訳なんだが、違う茶葉も拝借しておけば良かったな。毎日同じ茶葉でも良いんだが、種類が欲しくなってきた。
商業ギルドに買いに行かないといけないか。それでも、まだまだ茶葉は残っているんだけどな。何という茶葉なのかは解らないから、最低でも2種類は買わないといけないだろう。
商業ギルドに行くのも、手間なんだよな。クライヴ君に買って来てくれとは言えないし。こればっかりは自分で選ばないといけないだろう。その内、行く事にするか。
まあクライヴ君が店番をできる様になってからだな。それからでないと行けない。昼から行くのもなんだからな。朝から行った方が良いだろう。午後からはまた、魔法を作らないといけないからな。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりとしていってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「また来たよ。クラン員からの評判が良かったからね。今回も沢山買わせてもらうとしようか。流石に前回ほどは要らないけどな。私は良いとはおもったぜ?」
「そうか。また沢山買って行ってくれると嬉しい。スーザンだったよな。正直、大きい所が買ってくれるのは助かるんだ。まだまだ認知度が低い魔法屋だからね」
そうなんだよな。まだまだの魔法屋なんだ。大口で購入してくれるのは、本当に助かる。在庫の管理も難しくはなるんだけどな。まだまだ余裕があるから大丈夫だ。多分だが。
それにしても、早いな。もっと時間がかかると思っていたんだよ。前回の魔法の購入量だけでみたら、数十日は持つと思っていたんだけどな。相当な数の魔法使いが居るんだな。200人くらいだったか?
詳しいことまでは覚えていないが、タイフーンウルフを狩っているクランだったはずなんだ。そりゃまあ、火属性と氷属性が出ていくよねって話でさ。それにしたって限度はあるだろうという話なんだが。
沢山買って行ってくれる客は良い客だ。それは変わらない。在庫全部と言われたら、困ってしまう可能性もあるんだが、まあ大丈夫だろう。
気に入った魔法使いが何人いるのか次第なんだよな。その位は確保していくだろうからな。一体どの位売れるのか。興味は尽きないが、覚悟はしておこう。
「何故か、全員が普通に発動出来ていたからな。余程特殊な魔力の癖をしているんだろうと、話題になっていたんだが、形が気に入らないと言う奴も居てだな。それなりに買って行かせてもらうが、構わないか? 構っても買うんだが」
「ああ、構わんよ。是非に買ってくれ。それと、雷属性で悪いんだが、新しい魔法が出来ている。こっちは自信作だ。恐らく弱点属性に関係なく、効果が現れるから、お勧めだぞ」
「弱点属性が関係ない? どういう訳なのかが解らないが、とりあえず見せてくれ。購入するのかはそれ次第だ。タイフーンウルフにも通用するのかどうかを見極める」
「ああ、これが今回作った魔法だ。自信作だが、実用試験はワイルドボアでしか行っていない。ウルフ系統にも効くはずなんだが、それは試してもらわないといけないな」
恐らくだが、ゴーレム以外には効くはずなんだ。……アントにも効くんだろうか。ちょっと解らない所があるが、まあ効いてくれるだろうと思っている。
それ程に、麻痺魔法は自信作なんだよ。効果はあると踏んでいる。特に平原の魔物には良く効くだろう。タイフーンウルフには解らないが、行動阻害くらいはやってのけると思っている。
全く効かないと言うのは、マッドゴーレムくらいだろうと思っているんだが、どうなんだろうか。弱点属性では無いという事も考えて見ているんだろうが、果たして。
「ふむ。何とも言えないが、効果が確かに特殊なのは解った。これがワイルドボアに効いたんだな? それであれば、ウルフにも効く可能性はあるだろう。効かなければ、それはそれだ」
「正直な所、実験データも欲しいんだがね。流石に魔法を使いに行く訳にはいかなくてな。試してもらっている最中だ。お試しで買って行ってくれ。できれば、報告も貰えると助かる」
「ああ、良いだろう。買って行こう。とりあえず、10もあればなんとかなるだろう。後の事はそこから考えればいいだけの話だからな。それと火属性を全部と、氷属性を全部、ついでに風属性を50程貰おうか。数を数えてくれ。50丁度で無くても構わんからな」
「解った。それじゃあ魔法を選んでくれ。場所を移す。クライヴ君は集計を頼む。会計の時にいくらかを計算してくれ。出来るか?」
「出来ます! 任せてください!」
よろしい。それじゃあ魔法を選んで貰いますかね。まあ中身なんて見てないんだけどな。とりあえず、これとこれとと取っては集計の所に積んでいき、スクロールの山が出来上がっていく。
会計を間違えなければ大丈夫だからな。それに全部が中銀貨1枚だ。計算は容易い。後は手加減してくれるのかどうかなんだが、手加減という言葉はあったようだ。風属性の魔法も残ったからな。
「全部で81本です。金額が大銀貨8枚と中銀貨1枚になります。……丁度頂きました」
「大量買いはとても助かる。今後もよろしく頼む。まあここまで用意が出来ているのかが解らんがね。今後も沢山あるのかは未知数だからな」
「解ってるさ。だが、あったら買うのが私たちのクランの買い方だ。それを曲げるつもりは無いね。また買いに来るから沢山作っておきなよ。また来るぜ」
行ったか。大量買い、ありがとうございます。また来てくれる頃には、もう少し魔法が貯まっていると良いんだがね。こればかりは、どうしようもないからな。作れる量が決まっているんだ。
そして、火属性と氷属性がゼロになった。これはもう少し、考えないといけないか? 作る量を考え直さないといけないだろうか。そのままでも良いと言えば良いんだが。
10月中は少しだけ配分を変えるか。火属性と氷属性をもう少しだけ足すことにしよう。そうしないと在庫が無くなってしまう。売り切れは歓迎だが、それで買えなかった人はどうするんだろうな。




