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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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213話 9/25 タイラー来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 クライヴ君が掃除をしてくれたことで、大分綺麗になった様な気がする。工房の方もな。私が使っていた机以外は埃が被っていたからな。拭き掃除で綺麗にしてくれたそうだ。


 多分今後も、掃除をしてもらう事になるんだろうと思う。すまんね。私が何も出来ないばかりに。見ていることは出来るから、見張りは任せてくれ。出来る限り見ているからな。


 それにしても、クライヴ君は何でもできるな。自分で洗濯もしているし、掃除も出来るし。私は何も出来ないが。掃除も洗濯も出来ない。出来ないことは人に頼むに限るんだがね。


 そのためのクランだ。そのための非戦闘職だ。活用しない手はない。私は私の出来ることだけをしよう。出来ることと言えば、魔法を作ることしか出来ないんだがね。


 まあなんとかなるさ。魔法さえ作れれば、店の方はなんとかなる。本来は掃除くらいは出来ないといけないんだろうがね。出来ないものは仕方がない。出来る人にやって貰えればいい。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりとしていってくれ」


「いらっしゃいませ!」


「おう店主。今日も威力の高い魔法を買いに来たぜ。ちょっと間が開いちまったけど、ちゃんと準備は出来ているんだろ?」


「タイラーか。レッドベアの魔法もマッドフロッグの魔法も用意してある。じっくりと見て行ってくれ。それと、本当に久しぶりだな。何かあったのか?」


 前回来たのは何時の事だ? 7日か8日経っている気がするな。まあその期間に来られても、レッドベアの魔法は無かったわけだから別に良いんだけどな。


 しかしだな。何かあったのであれば、聞いておいた方が良いのかもしれない。別段、タイラーが買って行くものが重要って訳でも無いんだけどな。気分的な話だな。


 何かクランでトラブルが起きていたら困るだろうからな。何事も無ければ良いんだが。最悪解散とかになると、また1からクランを見つけないといけないことになるからな。


「いや、何も悪い事じゃないんだ。むしろ良いことでさ。クランの合併が決まったんだ。それでクランが大きくなってな。それの引っ越しやらで駆り出されていたのさ。結構大きな規模になって来たんだぜ? 後輩も出来たし。良いことが多かったぜ」


「ああ、クランを合併していたのか。それで、どの位の人数が、どの位の人数まで増えたんだ? 勿論、戦闘を主にする人員での話だ。非戦闘職は戦闘クランだからそこまで重要じゃ無いだろう?」


「まあそうだな。非戦闘職も戦闘職も3倍くらいには増えたぜ。戦闘職は1600人くらいになったんじゃないかな。それに魔法使いも増えてさ。こっちも18人まで増えたぜ」


「良い事じゃないか。魔法使いが増えたのであれば、是非にこの店を紹介してくれよ。魔法使いが何人来てもらっても構わないんだ。お客はどんどんと増えてくれた方が嬉しい。しっかりと宣伝を頼む」


 いいニュースだな。3倍になるという事は、かなり珍しいが、5つ程のクランを吸収したんだろうな。クラン名が変わったとは言っていないし。恐らくはクラン名はそのままなんだろう。


 しかし、1600人規模か。夜のクランとしては、これでもまだ少ない方だよな。今までが少なすぎたんだろうとは思うがね。そう思っての行動だったんだろうと推察できる。


 それに魔法使いが増えたと言うのは大きなニュースだろう。此処に買いに来てくれるも良し。タイラーが纏めて買って行くも良しだ。魔法が売れる方向になるんだから有難い話だよな。


 魔法使いが増えるのは私の店にとっても有難いが、クランとしても貴重だよな。どのクラスの魔法使いが入ったのかにも因るが、後輩が出来たと言っていたな。年下の魔法使いも入ったという事なんだろう。タイラーは20歳くらいだろう?


「宣伝くらいは任せておいてくれ。ただ、来るかどうかは解らないぜ? 俺みたいに威力がある魔法が好きな奴ってのは限られてくるしな。何で皆、魔法に威力を求めないんだろうな? やっぱり魔法は威力がドカンとあった方が良いってのにな」


「まあその辺は好みが分かれるところだからな。私も魔法は派手な方が好きだが。だが、地味でも強い魔法はあるぞ。これなんかがお勧めだな。麻痺魔法って言うんだが」


「見せてくれよ。……へえ、雷属性の魔法なんだな。珍しいと言えば、珍しいのか? ノイジーバードくらいにしか使わねえけどな。ここいらだとそんな感じだろう?」


「ああ、だが、効果としてはワイルドボアを完全に止めてしまう程の効果を持っている。威力はそこまででも無いかもしれないが、効果は絶大だぞ。是非とも使ってみてくれ」


「おう、良いぜ。使ってみてやるよ。でもやっぱりこの魔法は外せないな。レッドベアの魔法は無いと困っちまうぜ。これで全部だな。5つか。いくらになるんだ?」


「クライヴ君。計算は任せるよ。難しい事では無いだろう?」


「はい。中銀貨5枚になります。……丁度頂きました」


「ありがとう。またどうぞ」


「おうよ。また来るぜ!」


 行ったか。魔法は威力だけで決まるものではないが、威力が無いと何もできないのはその通りなんだよな。あそこまでの威力が必要なのかは置いておくとしてだな。


 それにしても、クランの合併は目出度い事だな。クラン員が多くなればなる程に、出来ることは増えていくからな。夜型の戦闘クランであれば、人数は力だろう。


 合併話は良いことだな。良い事しかない。合併して悪い事なんて無いからな。どんどんと合併していってほしい所だな。そして、あわよくば、お客になってくれると嬉しいな。


 タイラーの所のクランからも何人か来てくれると嬉しいんだけどな。誰か来てくれるんだろうか。客は何人来てくれても良いんだよ。どんどんと来てくれ。

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