210話 9/24 魔法の詠唱の準備は大事
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夕方までお客を待っては居たが、来るわけもなく。当然ながら開店休業状態なんだ。時間帯が悪いのは知っているからな。それでも、見つけてくれる魔法使いが居るかもしれないから、店を開けているんだが。
でも、そんな偶然はまず無いよなって話な訳だ。偶然に見つけてくれるというのは難易度が高い。昼からはクランに籠っているだろうからな。魔法使いも色々と忙しいんだよ。
特に魔法に関しては忙しいからな。詠唱の準備をしないといけない。とっさに使えないといけないからな。詠唱文に慣れておかないといけない。音読は必須だよ。
魔法使いだって、詠唱不全を起こすことはある。読み間違えたり、噛んだりすることはある。当然ながら、そんな事が起こらないように、日々努力を重ねているのだが。
それでも、魔法を使うとなった時に、知っている詠唱文と、知らない詠唱文では、発動速度にも差が出てくる。知っている詠唱文の方が、早く発動できるのは道理だろう。
だから、昼からは、買った魔法の詠唱文を読んで、練習しておく必要があるとは思う。本番に強い魔法使いばかりでは無いという事だな。しくじる可能性は、極力排除しておくべきだ。
多分、そう言う生活を送っていると思う。実際に、魔法使いに聞いたわけでは無いからな。間違っている可能性もある。だが私は、魔法使いも努力していると思っている方だ。努力なしには、魔法使いは成り立っていかないと思っている。
色々な魔法使いが居るとは思うが、多分そうだろうなって思っている。そしてこれは、間違っても居ないと思うぞ。1発本番という事は、まず無いだろうからな。
私とて、貴族院で、散々魔法を使ってきた方だ。そこでも、詠唱の練習は、何度かしていたからな。ぶっつけ本番といったときの方が少なかった。2度3度は、練習をしてから使っていたさ。
そんな訳で、魔法使いも、何かと忙しいんだよ。多分だがね。皆が皆、練習なしに、魔法を使えるとは思わない事だ。普通は何度かの練習は必要だ。詠唱文が長ければ特にだな。
そんな訳で、開店していたが、人は来なかったわけだ。それはそうだろうな。仕方が無い事ではある。まあ、やることが無くて、店を開けているという、側面もあるのだがね。
晩飯もいつもの通り。私が食べに行って、その後にクライヴ君が食べに行くという順番で食べに行った。この順番を基本とする。先に私が食べにいくようにしている。
別段何か特別な事がある訳では無いのだが。単純な順番だ。どっちが先に食事をしようが、全く関係ない事ではあるんだ。でも決めておいた方が楽だろう?
そんな訳で、食事の時に行う宣伝も、欠かさず行った。当然の様に空振りな訳なんだがね。もう少し、ヒットが出ても良いとは思うんだが。当たらないものは仕方がない。
魔法使いが居ないクランだという事は、必然的に小さいクランだという事だ。まーた小さいクランだったぞ。20人規模だそうだ。そんなのはクランとは言わないだろう。
だから、現実を突きつけるように、合併吸収の話をしてやった。20人で何が出来るというのか。パーティーと殆ど変わらないじゃないか。パーティーでも、もう少し規模が大きい所がある。
何処のクランが良いという訳でも無いんだが、少なくとも第3スラムのクランに声をかけてみろと助言をしておいた。第2スラムでも良いんだが、小さい所と小さい所が合併しても意味が無い。
大きい所に吸収されないと意味が無いんだよ。それなら諦めも付くだろうからな。お山の大将気取りで、クランを持たれても困るんだよな。依頼を出すにしても、大きいクランとの差が酷いんだ。
大きいクランと小さいクランの違いは何か。人材の豊富さだ。魔法使いを含め、人材が豊富なのは良いことだぞ。それが解っていないと、クランを運営していても色々と無理がある。
魔法使いが居る居ないは顕著だろうな。魔法使いが居る方が、戦闘にも安定感が生まれる。苦戦はしても、怪我の確率はぐっと減らせる。魔法で、魔物が倒しやすくなっているんだからな。
魔法使いを入れろとは言わない。魔法使いが入りたいと、そう思うだけの規模を持ったクランを作れと言いたいんだ。それをするのであれば、100人は欲しい所だな。
小さくて許されるのは100人規模のクランだけだ。それ以下は許されざるよ? 早い所、合併話を纏めた方が良い。誰が悲しくて小規模クランに入りたがるんだよ。
大きいクランが良いに決まっているだろう? それを達成するのであれば、とっとと合併するのに限るんだ。大きい集団を作っておくメリットは大きいんだからな。
そんな訳で、またまたお節介を焼いていた訳だ。焼かなくてもいいのにな。焼きたくなるお年頃なんです。仕方が無いだろう? クランの何たるかも、解っていないんだから。
後は、何をするかって、閉店処理をしないといけないくらいだな。とは言いつつも、閉店処理は特にすることも無いんだが。だって、そんな商いをしているわけではないし。
今日の売り上げを数えて、入り口の開店札を閉店にして鍵を閉めるだけで終わりだ。たったそれだけの事だからな。何か特別な事をするわけでも無いんだよ。
明日も客が来ると良いな。毎日客が来てくれると嬉しいな。どんどんと魔法を買って行ってくれ。そして、どんどんと消費をしてくれ。使ってくれる方が嬉しいんだ。明日もまた頑張ろう。




