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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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209話 9/24 魔法の補充、クライヴ君と会話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 さて、良い時間になったので、クライヴ君と交代で昼飯を食べに行った。そこまで時間はかからずに簡単に昼食を終えたぞ。何も特別な事をするわけでも無いからな。


 勿論だが、宣伝は行ったぞ。空振りだったんだがね。クランの規模も大きくないと言うし。だからクランの規模が小さい所はとっとと合併をだな。そんな訳で合併を勧めておいた。


 その後、クライブ君が食事に行って帰って来たので、早速魔法を作ることにしたわけだ。既存の魔法を作るだけだからな。そこまで悩む必要は無いんだな。


 麻痺魔法をノイジーバードで9、ゴブリンで1。風属性の魔法をノイジーバード以外で14。火属性、氷属性、水属性を各3つずつ。土属性を1。これで作成限界になるからな。


 新規で作ったのは、ゴブリンの麻痺魔法くらいか。まあ言っては悪いが、ノイジーバードのコピーみたいなものだからな。サクッと作り上げて魔水に放り込んでおいた。


 明日の朝には魔法になってくれている事だろう。そして、品出しという訳だな。今後はこのスケジュールで動くことになる。魔法を作るだけで、3時間くらいはかかるんだけどな。


 これでも魔法の作成速度は早い方だと思っている。そこまで遅くは無いと思うんだ。流石に文字を沢山書かなければならない派閥の作り方よりは簡単だからな。


 図形を上手く書けるかどうかが分かれ目だな。図形を書くのも慣れれば大したことは無い。簡単な図形だからな。これが難しい図形になってくると解らなくなってくるんだけど。


 中級魔法を作るのであれば、魔法陣は複雑な形になるだろうと思っている。まだ作ったことは無いけどな。どれくらいの難易度の図形を描けば良いのかが解らないからな。


 普通の、今の様な図形でも十分にやって行けるとは思うぞ。ただ、中級魔法のポテンシャルを十全に発揮しようと思えば、もう少し、複雑な図形になると思うんだよな。何処をどうすれば良いのかは、今の所思い付いていない訳なんだがね。


 中級魔法を扱うのはもっと後の話だとは思うけどな。中級魔法を使う対象がそもそもこの近辺だとロードゴーレムくらいしか居ないもんな。風属性の中級魔法が必要になるな。


 新規の所に頼みに来るような魔法使いは居ないだろう。専属のところがあるはずだ。中級魔法を専門で取り扱っているのか、受注生産をしているのか解らない所ではあるんだけども。


 恐らくだが、受注生産だろうな。倒しに行くと決まらないと必要ない魔法だからな。生産して置いておくというのも難しい気がしている。普段から中級魔法のストックを貯めているわけではないだろう。そこまで利益の見込めるものであれば、ストックするんだろうけども。


 私の店では暫くは中級魔法は扱わないだろうな。というか、言われるまでは扱わないだろう。言われたら作る。その位の感覚で良いとは思う。そんな機会はまず来ないとは思うがね。


「さて、魔法を作り終えたから、こっちに来たんだが、誰か客は来たか? クライヴ君に調べて貰った限りでは、まず来ないだろうとは思っているんだが」


「そうですね。誰も来ていないです。やっぱり、午前中で魔法使いさんは買い物を終えてしまうんだと思います。普通の魔法屋は閉まっているんですし」


「まあそうだろうな。昼から魔法屋が営業していると認識している魔法使いは居ないだろうからな。何かしら用事があって、冒険者ギルドに寄った魔法使いが見つけてくれるのかどうかと言ったところだろう。難しいとは思うが、とりあえずは開け続けよう」


「解りました。僕も魔法を読ませていただいて勉強が出来ますし、時間は気にならないです。気にならないですけど、何でこんな魔法を作っているんですか? 形が他の魔法と違いますよね?」


 おっと、クライヴ君もそこが目についたか。まあそうだろうな。そこが一番気になるところではあるだろう。どうして魔物の形を取っているのか。答えは簡単なんだが。


「形は特には指定していないんだ。形を特定するとその分威力や範囲が下がる。形は魔法の作り方によって変わるものではあるんだが、私の魔法の作り方では魔物の形を取ることが基本になってしまっている。これは変える事も出来るが、どうする? 魔法の威力が下がってしまうが」


「そうなんですか。威力が下がったり範囲が狭くなったりするんですね。それだと変えない方が良いのかな? その辺は魔法使いでは無いので解らないんですけど」


「そうだな。使う側では無いからな。だが、他の形と遜色は無いとは思うぞ。多少の癖はあるだろうが、魔法使いが上手く使ってくれる。魔法はあくまでも道具なんだ。道具を上手く使えるのかは魔法使い次第だ。この形が合わない魔法使いも居るだろうが、それは仕方が無いと割り切るしかない」


「なる程。合わない人はもう買いに来ないという事なんですね。確かにそうだと思います。わざわざ使いにくい魔法を使う人は居ないと思いますし。解りました。ありがとうございます」


 まあ疑問には思うのは当然だからな。特殊な事をしているわけでは、いや、魔法陣魔法という特殊な事はしているのか。形を指定しない魔法なんだ。こうなってしまうのは仕方がない。


 もしかしたらだが、文字列閥でも、形を指定してやらなければ、ランダムで魔物の形になる可能性はある。十分にある。文字列閥の作成方法で作る気がそもそも無いんだが。


 それに今の所、形が駄目だから使いたくないという魔法使いには当たっていないんだよ。それなりの実績はある訳だ。形には拘りは無いんじゃないかな。


 球でないといけないとか矢でないといけないとか。そう言う好みがある人に当たっていないだけなんだろうが、形で魔法を使っている魔法使いがどの位居るんだろうな。


 その辺りについては、全くわかっていないからな。形で魔法を選ぶこともあるとは思う。特殊な形をしているという自覚はあるからな。どうしてもという人もいるかもしれない。


 選んでもらえばいいんだ。選ばれなかったらそれまでで良いんだよ。無理に使ってくれとお願いする訳にはいかないからな。自分の使いたい魔法に入ってくれることを願っているんだよ。

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