203話 9/23 クライヴ君が買い物から帰って来た
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晩飯から帰ってきました。いつも通りのメニューですよ。いつものお任せ料理です。お任せが一番安いんだもの。経費の削減は出来るところでやって行かないといけないからな。
それで、お店の宣伝については空ぶり。中々魔法使いのいるクランには当たらない訳だ。もうちょっと確率が高くてもいいんじゃないかとは思うんだけど、小さいクランが多すぎるのがいかん。
どう考えても30人規模のクランは必要ないです。本当にありがとうございました。とっとと合併しろと言ってやりましたよ。クランは大きくないと意味が無いんだよな。
何の仕事を請けるにしても、人材が必要なんだよな。討伐にしたって、そもそも魔物が群れを作るんだから、その群れよりも大きな集まりを作らなくてはならない。
一騎当千とかなら別だけどさ。流石に1人で数十の魔物を相手にするだけの実力があれば、他のクランで十分にやって行けるよねって話なんですよ。小規模クランに居る訳がない。
東にある、飛竜山脈にいる様な魔物を楽に屠れる様な猛者でない限りは、無理だろうな。飛竜山脈は魔境だよ。あそこで活動しているクランもあるけどさ。やっぱり数で勝負しているしな。
質もある程度は必要だけど、数は力だよ。まずは中級魔法が使える魔法使いが居ないと話にもならないんだけどな。流石に飛竜には中級魔法が必要です。弱点属性のな。初級魔法では何ともならんのですよ。麻痺魔法も初級じゃ効かないだろうからな。
飛竜の弱点は解っているぞ。氷属性と雷属性だ。何方も作り手が限られる魔法なんだよな。大抵は4属性の魔法を作るんだからさ。火水風土の属性が基本なんだよ。
話が逸れてしまったが、要するにだな。人数の少ないクランは駄目だという訳だ。30人で飛竜が狩れるのであれば意味はあるだろうが、それにしたって荷物持ちが居ない事には何ともならないからな。
それだけの実力があるのであれば、クランももっと大きくできているって話なんだよ。クランの大きさは実力の大きさと大体は比例する。だから小規模クランは必要ないんだって。
だから合併をするなり、抜けて他のクランに所属するなりしないといけないんだと説いてきた。解った様な解らないような感じだったが、解らなければそれでいいんだ。
そのままで終わっていく人だという事だからな。私は神ではない。救いを求めているわけでもない相手に教えてやる義理も無い。自分の主張を言ってきただけだからな。
小規模クランには未来は無いんだよ。とっとと大きなところに吸収される方が良いんだよ。徐々に大きくなる選択肢も無くはないが、直ぐに大きくなれる選択肢を探すべきだ。
カランカラン
「おかえり。やっぱり結構な時間がかかったな。荷車を奥に回してくれ。裏から搬入する」
「解りました。奥まで荷車を引いて行きます」
クライヴ君が漸く帰って来たか。時刻は19時過ぎ。まあこのくらいにはなるだろうなとは思っていた。皮紙を用意するのに時間がかかるだろうからな。これは仕方が無い事ではあるんだよ。
皮紙を成形するのは注文があってからなんだから。1200枚も作業してもらったんだからそれはそれは時間がかかるというもの。何人で作業しているのかは知らないが、このくらいの時間は当然だな。
魔法ギルドでは注文後に成形をしている。これは、どんな形の皮紙が必要になるのかが解らないからだな。必要ない物まで準備しておくほど、魔法ギルドも暇ではないという事なんだよ。
毎回毎回同じ注文をされればいいが、そうではない事も多々あるんだよ。在庫を抱える時は、不整形のものを注文してきた客が多い時だけだ。その時は何かしらの整形された皮紙を作り置く。
特に売れ筋のものだけな。私の欲しい定形の23番はこれからは準備しておいてくれると嬉しいんだけどな。まあ望み薄かな。他の形が一般的なんだろうからな。
そんな訳で倉庫への搬入が終わった。まあこんなもんだろう。これで20日は戦える。20日後にはまた買い物に出かけて貰わないといけないのは確定しているんだよな。
ノイジーバードの皮紙が足らないからな。今後はノイジーバードの皮紙を大目に買っておかないといけないだろうな。在庫の減り具合を見ながらの相談にはなるんだが、多分そうなるだろう。
麻痺魔法が流行れば流行る程にノイジーバードの皮紙が減っていくんだから当然の事なんだが。流行らせて行きたいが、流行ってくれるのかどうかが解らない所ではある。
私的にはもの凄く便利な魔法だとは思う訳だ。弱点属性に関係なく使える魔法なんだからな。中級の魔物には多少効きが悪いかもしれないが、数が当たれば、なんとかなると思っている。
どんどん買って行って、試して欲しい魔法ではあるんだが、如何せん作るのは明日からなんだ。魔法を売るのは明後日からだな。今日はもう店じまいだ。今日は作る気が無い。
明日から頑張る予定だ。明日からは多少忙しくなるとは思う。それでも多少だがね。34枚しか魔法を作れないんだから仕方がない。もっと作れれば良かったのかもしれないが、私の限界なんだ。
魔力が足りていないんだから、どうしようもないな。魔力が多くても魔法兵にされただけなんだがね。このくらいで良かったのかもしれない。今後はどうなるのかは解らないけどな。
魔法の売れ行き次第だよな。がっつりと売れてくれれば、店としては有難いが、忙しくなり過ぎるだろうからな。それもどうかとは思うんだけど、忙しく無いよりは良い様な気がしている。




