194話 9/23 今日も1日が始まる
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9月23日風曜日。今日も何気ない朝がやってきた。どうやら雨は上がっている模様。それは良いことだ。クライヴ君に買い物に行ってもらわないといけないからな。
買い物は沢山だ。皮紙を沢山と魔石インクを沢山だ。纏めておいたので、それを注文してくるだけなんだが、時間はかなりかかるだろうな。普通の買い物があのくらいになるんだからな。
あれで大体1か月分である。1か月に1200の魔法を売らないといけないという事なんだ。先はまだ遠いな。1日34本。クライヴ君を含めて38本作れるんだ。
だから月に、えっと、1140本か。その位売らないといけない訳なんだ。月に1000本以上を売らないといけないのかとも思うんだが、売れるんだよな。魔法使いの数的には。
私の店も認知をされていないだけで、認知されたら毎日完売という未来も在り得るんだからな。毎日完売か。良い未来だ。忙しくなる未来しか見えない訳なんだが、それはそれだな。
忙しいことは良いことである。魔法が売れないよりは売れた方がずっといい。だからと言って、人気店になってしまってもあまりな。雑談もできなくなると店をやるだけになってしまうからな。
それは避けたい。できれば避けたい。店だけをやっている状態になることは良いことではない気がする。情報収集もできないようじゃあ駄目だろう。
もっとこう、ね。あるだろう? クラン同士の交流に混ぜて貰うとか、魔法の使い心地を直に聞くとか。時間は有限なんだよ。無限にある訳ではない。それは魔法使い側も同じなんだよな。
魔法が売れてくれるのは良いことだ。大変良いことだと思う。限度を考えて欲しい所ではあるんだがね。毎日魔法漬けというのもちょっと思っていた魔法屋像と違うんだよな。
まったりとゆっくりと魔法屋をやりたい訳だ。切羽詰まった様な魔法屋をやりたいわけではない。だが、客が増えるという事はそう言う事にもなるんだよな。客が魔法を求めているんだから。
求められたら売るしかない。売って売って売りまくるしか無いんだよ。当然製作費はかかるし、今後は弟子も増えてくるだろう。魔法屋が回転し始めたらもう止まらない感じがするんだよな。
ゆっくりとできるのは今しかないと思う訳だ。流石にゆっくりとばかりはしていられないので、ある程度は魔法を作らないといけない訳なんだがね。どの位作ればいいかが解らんのだよな。
その辺を纏めてくれる人が居れば良いんだろうが、売れ行きの計算をしても仕方がない部分があるとは思うんだよな。あったらあっただけ売れるのが魔法なんだから。売れ行きとかを気にするまでもなく、全部売れて一人前と言ったところか。
まあ何とでもなるさと思っている私だが、これでも考えてはいるんだよ。今回の様にミスをすることもあるが、基本的には考えて運営しているつもりなんだ。無い知識を総動員しているんだよ。
流石に無いものは無いのでね。無から有は生み出せないんだよ。知識もあるところにしか無いんだ。私の所には経営の知識なんてものは無いからな。無いものは仕方がない。
前世で経営学でも学んでおけば良かったのか? そんな事をできる訳がない。誰が転生して店を構えると予想ができるのか。誰もそんな予想はできもしない。
後悔は先に来ないから後悔と言うんだ。絶賛後悔中である。経営の何たるかを知っているだけで、何かと違った可能性はある。仕入れの仕組みなんかを学んでおくべきだったな。
とまあ、前世の事を言っても仕方がない。どうにもならないんだからな。どうにかなっているのだとしたら、後悔はしていないという事なんだよ。もうどうにもならんのだよ。
だからこそ、今回で学習した。在庫はある程度持っておくべきだと。仕入れが天気に左右されることもあるのだという事を今回学んだわけだ。次も同じ失敗をしないようにしないといけない。
まあ何度かはやるだろうけどな。その時は店を休んでどうにかしないといけないだろうな。雨の中買いに行けとはクライヴ君には言えないよな。自分がやりたくないんだから。
人にはできるだけ、自分のやりたく無いものを押し付けない様にしないといけない。自分がやりたくないんだから人もやりたくは無い筈なんだ。雑用なんて正にそうなんだが、買い物は行ってもらわないと困るからな。
仕入れは行ってもらわないと困ってしまう。これは下っ端の役目として割り切る他ない。私だって、買い物に行ってきてくれと言われて、行きたいわけではないからな。
1日仕事と言うのが解り切っているからな。どうにもならないんだよ。こんな都市を作ったやつが悪い。不便すぎるだろう。買い物で1日が終わってしまうとか、やり過ぎたと思う訳だ。
さて、いつもどおりに飯屋に行ってくるとするか。外食しかできないんだから仕方が無いだろう? 自分で作れないんだから、外食するほかないんだよ。その分費用はかかるんだろうけど。
それも仕方がない。外食を選んだのは私だ。独立するからといって、料理を学ばなかったのは私だからな。文句を言っても仕方が無いんだよ。悪いのは全て自分なんだからな。
と、そんな訳で飯を食べてきましたよ。まあ毎度の事、宣伝は空振りに終わったけどさ。魔法使いが居ないクランなんて数えきれないほどあるんだからさ。
というかだな。魔法使いが居ないクランは総じて小さいクランが多いんだよな。魔法使いがいないが、大きなクランと言うのに当たった試しがない。少人数のクランばかりなんだよな。
例にも漏れず、今回も小さいクランだった。15人とか聞いてびっくりしたからな。15人で何が出来るんだよって話でしかない。15人ならそのまま何処かに入れて貰え。そんな規模だ。
それでクランと言って良いのかが解らん。クランってもっと大規模なイメージしか無いんだけど。流石に何万人もという訳では無いが、少なくとも100人は欲しいだろう?
それくらいは無いと仕事も碌にできないだろうに。何をしているクランなんだろうな。一応戦闘系だとは言っていたが、そんな話を聞く前に、まずは何処かに吸収してもらえと言ってしまったからな。




