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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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193話 9/22 クライブ君には明日買い物に行ってもらう

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 さて、必要とされる店にするにはどうしたらいいのか。どうすれば良いんだろう。特にこれだというものは、麻痺魔法しか無い訳なんだが。それ1つでどうにかなるとも思えないんだよな。


 状態異常系統の魔法を作るのはなんとかなると思うんだが、それでも麻痺以上の状態異常があるのかと言ったところ。麻痺が強すぎるんだよな。感覚的に考えると。


 睡眠も強いんだろうが、それなら麻痺で良くないかと思う訳なんだ。睡眠状態にするには、まずは眠気に誘わないといけないんだよ。そこから睡眠に持っていかないといけないんだが。


 魔物が寝るのかという問題になってくるんだよな。魔物が寝るとは聞いたことが無いんだよな。魔物は基本的に夜に活発に動く。昼間は大人しいが、寝る訳ではない。


 そんな魔物に睡眠状態異常が効きますか? 答えは解らんとしか言えない。眠らせる魔法で寝るのかもしれないが、寝てもな。麻痺よりも強力かと言われたら微妙だろう?


 痛みで起きるだろう? いくら魔物でも、痛みに鈍感だという訳では無いだろう。眠っても痛みで起きられたらそれは余り意味がなくないか?


 それなら麻痺の方が強いだろう。一定時間痺れている方が強いだろうと思う。個人的には麻痺状態の一強だと思っているわけだ。これ以上に強い状態異常魔法があるのかという話になる。


 勿論初級の範囲に収まることを前提としてな。中級でも良いのであれば、凍り状態が強いと思う。打撃武器で色々と破壊できそうではある。ただなあ。それもどうなんだって考えもあるんだよ。


 素材まで破壊しないか? というのも体組織を凍らせる訳だろう? 当然ながら皮紙も凍り付くよな? バラバラになりましたでは済まされないんだが。それじゃあ素材が回収できない。


 中級魔法になるとは思うが、強いとは思うんだよ。素材の事を無視すれば。素材を無視するのは冒険者の仕事じゃないだろ。金にならない仕事をすることになるじゃないか。


 という訳でだ。状態異常系の魔法は麻痺魔法の一強だと思うんだよな。麻痺魔法が決まれば、大抵の戦況は有利になる。圧倒的優勢だな。それ以上を求めるかという事なんだよな。


 求めない気がするんだよな。麻痺魔法でいい気がしている。状態異常と言うと、色々と出てくるが、なんだかんだと麻痺が一番強いんじゃないかと思っている。初級ではな。


 じゃあ、麻痺魔法だけを売ればいいのかと言うと、それも違う気がする。好みはあるだろう。麻痺魔法は確かに強力だ。ワイルドボアを止めるだけのポテンシャルは持っている。


 だが、威力がそうでもないんだよな。結局は前衛に倒してもらわないといけない。あくまでも麻痺魔法は前衛のサポートであって、攻撃魔法という分類では無い気がする。


 ゴブリン相手なら感電死も狙えるかもしれないが、その辺の検証は何も済んでいないからな。まあしぶとく生き残るとは思うけどな。ゴブリンだしな。なんだかんだと生きていそうである。


 そうなると、売りになる魔法が麻痺魔法だけになってしまうんだよなあ。多分だけど、ノイジーバードの形を取っていることから、夜の戦闘には使えないと思うんだよな。


 鳥目という可能性がある。ノイジーバードがそうなのかという事も考えられるんだが、どうなんだろうな。魔物の研究かではない私には解らない事だ。だが、可能性としては多いに在り得る。


 夜に使うのであれば、麻痺魔法はゴブリンで作る必要があるし、ゴブリンでは作る予定でいる。ノイジーバードだと森では使えないからな。ゴブリンの麻痺魔法も作ることは確定している。


 そうなると、皮紙のバランスがどうなんだろうという事になってくるんだよな。全部を同じ量買ってきても良いのかって話にもなってくるだろう? 多目に買うものがあるんじゃないか?


 その辺は考えないといけない所ではあるんだけど、とりあえずは在庫が無い状態の今を改善しなければならない。クライヴ君には悪いが仕事を頼まれてくれないかという訳だ。


「まあ、店番の話は今後どうするかを決めるとしてだな。とりあえずは明日、買い物に行ってきてもらいたい。皮紙と魔石インクが在庫切れなんだ。新しい魔法を作ろうにも材料が無い」


「え? でもこの間、僕が買いに行きましたよね? 結構買ったと思うんですけど、あれでも足りないんですか?」


「ああ、全然足りないな。私は1日に魔法を34個作れる。あれくらいの皮紙であれば、そこまで時間がかからずとも消費してしまう。消費してしまう事が解ったんだ。私もあれだけ買えば、当分の間は買わなくても済むと思っていたんだが……」


「そうなんですね。解りました。明日にでも行けば良いんですか?」


「そうだ。明日にでも行ってきてくれ。恐らくだが、雨は今日で止むだろうから、明日は大丈夫の筈だ。皮紙を合計1200枚、魔石インクを60個買って来てくれ。皮紙には纏めておいた」


 買い物をしてもらわないと追加で魔法を作れないんだよな。それじゃあ問題が出るんだよ。麻痺魔法も知らしめていかないといけないし、作りたい属性もあるからな。


 とりあえず、火属性と氷属性を追加で作っておかないといけないだろうな。もうそろそろ準備を始めないと不味いだろう。一気買いをされてしまったからな。有難い話ではあるんだが。


 さて、とりあえず、今後の店をどうしようかという方針は決まってない。当分の間は、このままの経営で大丈夫だろうと結論が出た。それでいいとは思っている。


 なんだかんだと明日からは忙しくなるだろうな。魔法を作らないといけない日々が始まるからな。魔法使い全員の需要を満たすことは出来ないが、それでも売れるようになれば良いんだ。

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