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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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191話 9/22 魔法店の作戦会議

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 現状は把握した。それをどう活かすのかが今回の本題になってくるわけだ。クライヴ君に調査をしてもらった結果、他の店の状況が解ったんだからな。


 じゃあどうするのか。それについて纏めていきたいとは思う。敵情視察は終わったんだ。後は自分たちがどうするのかだ。どのように店を運営していくのか。これが鍵になってくる。


「とりあえずは、情報は出そろったように思う。この都市の東側の中央通りにある店は、朝の4時から店をやっていて、10時30分頃になると完売して店を終える。これは良いな?」


「そうだと思います。見てきた感じだと、朝の4時頃に開いて、全部売れたら終わるというのが普通で間違いないと思います。外からしか見てないですけど」


「外から見るしか無いんだから仕方がない。中に入って探れとは言わないからな。そんな事をしても余り意味が無い。外から見てくれるだけでも十分だ。その情報だけで良い」


「そうなんですね。難しいことは解りませんけど、それならそれでいいんじゃないでしょうか。……それで、何を話せば良いんでしょう?」


 経営会議だ。まあクライヴ君はピンと来ていないのかもしれないが、そう言う事なんだよ。とりあえずは、なんとかしないといけないのかどうかを話し合う必要がある。


 開店時間をどうするのか。閉店時間をどうするのか。追加で作る魔法の数はどうするのか。それらについて考えていかないといけない。今はまだ、余裕があるが、その内無くなるだろうからな。


 だから今の内に何が出来るのか。何をしないといけないのかを決めておく必要がある。客足が早くなってからでは遅い気がするんだよ。今の内からやって行かないといけない気がしている。


 客が逃げることは無いだろうが、客の取り合いはしないといけない。特にクライヴ君がそうだ。私については心配はしていないが、クライヴ君は客の取り合いに参加しないといけないだろう。


 何せ、私の場合は誰にでも適応できる魔力を持っているからな。そのアドバンテージは大きい。かなり大きい。誰にでも使えるという事は本当に大切な事なんだよ。


 そうではないクライヴ君は他の店と天秤に乗せられることがあるだろうな。私の店を選んでくれる客であれば良いが、それは魔法次第な所がある。


「まあ当面は、開店時間をどうするのかという事になるだろう。まずはそこから考えて行かないといけない。相手の店舗の時間に合わせるのか。それとも今まで通りに6時頃から店を始めるのか」


「あの、それがどのように関わってくるのかが今一つ解っていないんですけど、早く始めたら良いことがあるんですか? 余り変わらない気がするんですけど」


「それはそうなんだよ。多分だが、今のままでは特に変わらない。今の客の数では何も変わらないだろうな。それでも、今後客が増えてきたときにどうするのかという事を考えないといけない」


「でも、結局は魔法次第なんじゃ無いですか? 使いたい魔法があるから買うんじゃ無いんですか? そうやって考えていたんですけど……」


 ……まあ、一理ある。魔法屋に何を求められているのかという事は、突き詰めないといけないだろう。客は魔法屋に何を求めているのか。それは魔法を求めている。


 自分の使える魔法を求めているんだよ。それ以上でもそれ以下でもない。まずは使える魔法を探している。それがあるのか無いのかを判断するのは客な訳だ。


 使いたい魔法があるからその店に通う。それは確かにそうだろう。それでも買えなかった場合は他の店に行くなり、明日買いに来るなりして調達しないといけない。


「使いたい魔法があるのは大前提だな。そこを崩してしまうと店が成り立たなくなってしまうからな。客が求めている魔法を作る。これは私たちの問題でもあるんだが、それについては大前提過ぎてどうにもならない。これについては頑張るしかない」


「そうなんですね。使いたくなるような魔法を作れば良いわけなんですね。そうしたら、どうなるんですか? お客さんは買ってくれますよね?」


「確かにそうだな。客が使いたい魔法を用意しておけば、買ってくれるのは当然だろう。まあ認知してもらわないといけないという事はあるが、概ねその通りだ。買いたくなる魔法を用意しておく。それもその通りだ。では、何時から始めれば良いと思う?」


「えっと。僕の思っていることで良いんでしょうか? 良いのであれば、何時でも構わないんじゃ無いですか? お客さんが買いたいと思う魔法を用意できていれば、何時でも売れるんじゃないですか? どうなんでしょう?」


 ……ふーむ。店の時間は変える必要が無いと。そう言いたいのか。まあ確かに、その魔法使いが必要としている魔法を取り揃えておけば、何時であろうとも構わないだろう。


 多少は関係あるだろうが。要するに活動時間が午前中という事なんだ。午前中に店さえ開いていれば、客は来るとクライヴ君は言いたいのかな?


 魔法使いが使いたい魔法を揃えていれば、何時でも構わない。確かにその通りなのかもしれない。特に何時と決めなくても、客の方が来てくれる可能性は高いだろうな。


 そうなるとだな。今の時間でも問題ない、のか? 今は客のニーズにあった魔法を提供できているという自負はある。魔法使いが求めている魔法を提供しているという感じはする。


 それであれば、別段4時頃に店を開ける必要が無いのか? あるかないかと言えば、無い様な気がする。客が買いたいと思っているのであれば、買うだろうからな。


 無理に時間を早める必要は無いのかもしれない。要するに競合しなければ良いわけだ。私たちの店を使わないといけない様にすれば良いわけなんだよ。それで問題は解決するのか?

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