167話 9/20 在庫がなくなると困るんだよな、アリアナ来店
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まあ、タダになってしまったが、麻痺状態にする状態異常魔法が世の中に出ていった。これが上手くいけば、私の店の売りになる訳なんだがね。そう簡単に行くのかと言ったところではある。
何といっても状態異常にする魔法な訳だ。効くのかどうかもよく解っていない。威力はそこそこあるから普通の魔法としてでも使えるとは思うんだがね。
その辺りはミーガンが使ってみてくれてからになる。何時になるのか解らないが、あの感じだと近いうちに狩りに行く感じなんだろう。報告は早いと思っている。
さて、一服しようかねえ。紅茶を飲みながらゆるりと待つ。それだけで良いんだよ。客が来ないと話にならないんだからな。商売は待つことなんだよ。
待つ以外にすることが無いんだよな。魔法を作るにしても午後から作れるし。在庫があるから作らないんだけどな。後何枚皮紙があったかなあ。
今日中に全部使えるくらいしか残っていなかったんじゃないかな。それくらいに皮紙が減っている。クライヴ君に買い物を頼まないといけないな。在庫は抱えておいた方が良いからな。
まだ調査の途中なんだがね。途中で終わらせる様な事はしないからな。とりあえずは5店舗の偵察をやって貰ってからになる。それでも十分に間に合うだろう。
流石に在庫が一気に消える様な事にはならんだろう。消えて困るのは風属性なんだが、なんだかんだと在庫はあるからな。まだまだ大丈夫だと言って良い。
風属性が無くなると、本当に困るんだよな。どうしようも無くなるからな。今は風属性が売れる時なんだから、風属性を作って売らなければならない。当然ながら、魔法使いが一気に押しかけるという事は無いから在庫の心配はしなくても良いんだがね。
押しかけられたら困るがね。困るが、そんな事にはならんだろうと思っている。まだまだ先の話だな。有名店になってからの話だよ。今はまだそんな心配をしなくていい。
それよりも、クライヴ君は上手いことやれているだろうか。心配はあんまりしていないんだがね。今日で3か所目なんだ。慣れているだろうからな。彼はそれなりに使えるという事が解っている。
使えると言うのは良いことだな。今後も大切に育てていきたいとは思う。今後は魔法の製作も覚えていってもらわないといけないんだからな。辞められては困るのだよ。
だが、クライヴ君を雇用してくれる魔法屋は殆どないだろうな。1日に4つしか作れないのだからな。魔法屋をやるに当たっては少なすぎる作成回数だ。もう少し、魔力があればな。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりしていってくれ」
「……ゆっくりしていく」
アリアナか。アリアナの所のクランも結構な頻度で討伐を繰り返しているんだよな。彼女が一番来店回数が多いのではないか? そんな気がしている。
今日も他の魔法屋を見て回った後なんだろうな。ゆっくりと見ている。他の魔法使いに比べると本当にゆっくりだな。他の魔法使いが早いと言うのもあるんだが。
カレンさんも似たような感じか。……何故か、カレンさんだけ、さん付けになってしまうんだが。あの雰囲気がいけないんだろうか。ミーガンはミーガンなんだよな。
まあそんな事はどうでもいい。とりあえずはアリアナだな。ゆっくりと見ているが、特に何かをいう訳でもなく。何を確認しているのかも解らない。聞いてみるか。
「使い慣れているはずなのに、随分とゆっくりと魔法を吟味するんだな。どうしてなのか教えて貰っても良いか? 今後何かに役立つかもしれないからな」
「……魔法の詠唱文を読んでいる。読みにくいのは嫌。出来るだけ簡単なのが良い。威力や範囲は大体解っている。だから詠唱文が読めて簡単なのを選ぶ」
「なる程な。そう言う基準で選んでいたのか。私の魔法は詠唱文はそれ程長くは無い筈だな。長くはないという事は簡単な部類に入るとは思うんだが、どうなんだ?」
「短いことは高評価。それだけ早く魔法が使える。後は言い回しが素直なのも良い。独特の言い回しがあるような魔法は詠唱しにくい。それだけでも使わない選択肢になる」
成る程なあ。言い回しね。まあ確かに論文閥なんかは言い回しがかなり面倒になるんじゃなかろうかと思う訳なんだが、私は論文で作成したことは1度も無いからな。幾つかは既存の作り方で作ったんだが、論文閥の方法では作ったことがない。
後は文字列閥は読みにくい事この上ないな。文章になっていないんだから当然の事ではあるんだが、それでもなお、文字列閥の魔法は使われ続けている。作るのが楽だからな。
威力や効果を確定させやすいのが利点だからな。それ以外は切り捨てているからなあ。アリアナは絶対に文字列閥の詠唱は好まないだろうな。そう言う気がする。
「……今回はこの4つ。いつもの金額でいい?」
「ああ、中銀貨4枚だな。……確かに。またどうぞ」
「……うん。また」
行ったか。まあ売れること自体は良いことだよな。例え、常連だけであったとしてもだな。売れないよりはずっといい。もっと新規を増やさないといけないんだがね。
簡単に増えてくれれば良いんだが、そうはいかないからな。簡単に増えてもな。何と言うか、何が起こったんだろうってなるだろうからな。喜びよりも困惑が勝ちそうだ。
何はともあれ、売れたのは喜ばしいことだな。この調子でどんどんと売れていけば良いな。どんどんと客も増やさないといけないし、今後も忙しくなっていけば嬉しいことだな。




