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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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166話 9/20 麻痺魔法は使えるのか?、ミーガン来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 紅茶を持って店頭に立ったわけなんだが、そう言えば、新しい魔法を作っておいたんだったな。麻痺魔法だが。状態異常魔法が何処まで使えるのかという所でもあるんだが。


 とりあえず、客が来るまではその魔法を熟読しておこうか。まずもって売れるのかどうかが解らんからな。とりあえず、作ってみたは良いがという作品になっている。


 魔水から引き上げて店の方に歩いて持っていく。とりあえず、魔法にはなっていたな。だから引き上げてきたんだが。魔法になってなかったらどうしようかと思う騒ぎになってしまう。


 魔法化が行われるのは大体数時間と言ったところなんだ。これが種類や何かによって違う訳でもなく、精霊の気まぐれで時間が変わると言うのだから面倒な所ではあるんだよな。


 中には魔法になるまでに5日間掛かった魔法もあるらしい。一体何を書き込んだらそんな事態になるのかが解らんが、精霊が何をもって解読してくれているのかが解らないからな。


 まあそんな訳で、無事に魔法になっていた訳だ。だから店番をしながら読んでいようという訳だな。何のことは無い。店番のついでに売り先も決めてしまおうと思っているわけなんだがね。


 誰でもいいという訳では無い。ちゃんと報告が帰ってきそうで、且つなるべく早い方が良い。そんな都合のいい相手がいるのかという訳なんだが、いない訳ではない。誰とは言わないが。


 足蹴く通ってくれている人であれば問題ない。出来るだけ報告を早めにお願いしたいくらいで、後はそんなにだからな。売れるものなのかどうかの見極めが必要なだけだな。


 さて、魔法を見ますかねえ。……雷属性になったのか。まあ順当な所ではあるよな。麻痺なんだから真っ先に考慮した属性だからな。まあこれで弱点が突ければ一番良かったんだろうが。


 威力はまずます。正直な所、これが威力として現れているが、どういった威力なのかがよく解っていない。読んだ限りでは威力があるような書きぶりではあるんだが、今回の魔法は威力を重視しているわけではないからな。


 問題になる効果なんだが、これは痺れると言う言葉が入っている。だから何だと言うかもしれないが、これは割と重要な事なんだよな。他の雷属性の魔法の効果には痺れると言う言葉が入っていない。


 呪文の方に入っていることはよくあるから、読めるのは読めるんだが、効果の方に入っている魔法は見たことがない。私の作った魔法群の中にも無かったはずだな。


 これは成功と言ってもいいのではなかろうか。幸いなことに、呪文の方にも読めない文字は使われていない。という事は、これは使えるという事なんだよ。呪文が成立しているからな。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりしていってくれ」


「ああ、また来ちまったよ。どうも自分に合う魔法ってものは忘れられ無さそうでね」


「そりゃあそうだろうな。十全に威力を発揮した方が良いに決まっている。魔法使いでなくとも、それは考える事だろうさ。武器が自分に合うかどうかは使ってみないと解らないからな」


「まあそう言う事さね。また魔法を見せて貰うよ」


 ミーガンか。結局、彼女に合う魔法は見つからないだろうからな。魔力の色が特殊過ぎたんだ。まあ鑑定魔法で見た結果だがね。それを経験で解っているんだから長い事魔法使いをやっている証拠だ。


 彼女に麻痺魔法を任せてみるか? それでも良い気がするな。来店が直ぐになるのかどうかは解らないが、使ってくれることは確定だろう。効果は保証出来ないが。


 何分手探りの魔法だからな。ハマれば強い事は解っているんだが、上手くハマるかどうか。それは使ってみない事には解らんことだからな。ワイルドボア相手にも使えるとは思うんだがね。


 痺れて行動不能になってくれると嬉しい所だな。痺れてなお前進してくるようであれば、改良をしないといけないのだが、そうすると数が減ってしまう様な気がしている。


 それでは余り意味が無いんだがね。どうにもならないのであれば、お蔵入りになるだけだ。売りになる魔法がまた1つ候補から消えていくだけなんだ。


「ミーガン、魔法を見てくれているところで悪いが、これを見て欲しい。新しい魔法なんだが」


「新しい魔法さね? まあいいさ、ちょっと貸しな。……雷属性の魔法かい。まあ使いどころは無い事は無いが、まだ先の話さね。こいつを使うのは12月頃じゃ無いかねえ?」


「いや、こいつの属性は雷属性なんだが、ワイルドボアに使って見て欲しい。それで感想を聞きたいんだが、頼まれてくれないか?」


「こいつをワイルドボアに撃つのかい? 属性相性で言ったらそう有利でも不利でも無いとは言え、雷属性の魔法だろう? ん? 威力は良いにしても、効果が少し特殊かい?」


 流石、気が付いたか。伊達に歳を重ねているだけあるな。その魔法の効果に目が行くとは。そうなんだよな。その効果があるから試して欲しいんだ。


 上手くいけば、行動不能に陥るだけの効果があるんだよ。威力はそうでもないんだが、効果が重要なんだ。いや、威力もなんだかんだ言いつつも結構な威力になったんだけどな。


「なる程ねえ。この効果を試せという訳なんだね。まあいいさ。使ってやろうじゃないの。効果についてもよく解っていない所があるが、あんたの魔法だ。型にはまらないんだろう?」


「そこまで変な魔法では無い筈なんだがね。ワイルドボアに使えれば上々と言ったところなんだ」


「解った解った。こいつはタダで貰っていくよ。ワイルドボアに試して結果をなるべく早く持ち帰れば良いんだろう? 請け負ったさね。後はこの2つを買って行くよ」


「察しが良くて助かる。中銀貨2枚だな。……まいど。またどうぞ」


 ……本当は原価くらいは欲しかったんだが、タダでと言われてしまったからな。まあ使ってもらえる約束の方が大事だったからな。


 どんな魔法になるのかが楽しみではある。私は直接見れない訳なんだがね。報告を楽しみにしているとしよう。上手くいけば売りになる魔法の1つになるんだがね。

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