165話 9/20 紅茶が入るまでの待ち時間
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朝飯を食ってすぐ、店の方に帰って来た。今から紅茶を入れようかなと思って湯を沸かしに来たところだったんだよ。もうすぐ紅茶が入ると思う。まあそれまでは待って欲しい。
何事もなく帰って来たからな。何で私の時には男性店員しか来ないのか。いや、今回は相席を頼んだ立場ではあるんだけどさ。相席を頼んだ相手が男性店員を捕まえていたんだからしょうがないだろう?
女運が無いのかねえ。飲食店に出会いを求めるのは間違っているのか? そんな事は無い筈なんだがね。だが、記憶しているのは男性店員ばかりなんだよなあ。なんでなんだろうか。
変な女性と付き合う気はサラサラないが、飲食店で働く女性が変なのだとはあんまり思えないんだが、どうだろうか。注文を間違えたり、料理をひっくり返す様な女性では無いのは確かだな。
後は、ある程度の常識が通じればそれでいいと思っているんだが。顔の良し悪しはどうでもいい。女性の顔は作れるという事を母親でまざまざと見せられたからな。普通でいいんだよ。
全く運が無いのはどうしようもない。運が無いと縁も無いからな。縁とは偶然と偶然の繋がりだ。その偶然を如何にして掴むのかが課題となってくるわけだな。
仕事が忙しすぎて、偶然も何も無いんだが? って状態では無いからな。掴みに行きたければ掴める所に行く事は可能だ。多少店を休みにするくらいは大目に見て欲しい。
まあまだ休みにする予定は無いけどな。休みにするのはある程度、認知度が高くなってからだな。そして、休みの告知もしないといけないだろうからな。来てもらって開いていないと言うのは避けたい。
どんなところに出会いがあるのか。やっぱりクラン同士の交流会に混ぜて貰わないといけない感じなんだろうか。そこが確実だよな。多少なりとも縁がありそうだしな。
問題は今年でないといけないのかという所だろう。話が早ければ、今年中にとなるのかもしれないが、今年中に結婚をしないといけないのかと言うと、そう言う訳でもない。
焦っているが、慌てているわけでもないんだよな。縁があれば良いなと思う程度だ。縁があればな。無ければそれでも構わないとは思う。少なくとも、20歳になる頃には結婚をしていたいがね。
忘れがちになるが、この世界の人は死にやすいからな。平均寿命が前世よりは短い。医学や何だと進んでいないのだから仕方が無い事ではあるんだが、それを忘れていては駄目な訳だな。
寿命は必ずやってくる。それも思ったよりも早くにだな。その時までには結婚をしておきたいと言う願望がある。その時までにはしておきたい。急ぎはしないがね。
で、肝心の店の宣伝なのだが、こっちは全然だめだった。また魔法使いがいないクランに当たってしまった。今回のクランはそこそこ大きいクランだそうだが、魔法使いはいないそうだ。
3000人規模のクランで、主に平原で狩りをしているとの事だった。その位いれば、魔法使いが10人ほどいてもおかしくは無いんだが、いないと言う。
運が無いんだとその人は言っていたがね。まあ確かに魔法使いをクランに入れれるかどうかは運に寄るだろう。魔法使いがどのクランを選ぶのかは自由だからな。
ただまあ、魔法使いが必ずしも必要なのかと言われたら、別にそんな事は無いからな。いないなら居ないで、作戦を組み立てればいいだけの話だからな。難しい事でも何でもない。
ちょっとばかり、負傷率が上がるかなという程度の可能性もあるし、何人かの戦線離脱を考えないといけない可能性もある。結局はどんな作戦を立てるのかと言う話になってくる。
魔法使いが居ようが居まいが、作戦を立てるのには変わりない。魔法使いが居れば、作戦に幅が出る程度で、劇的な変化を望んでいるのであれば、利益は度外視になる。
何と言うか、言っては悪いが、クランリーダー次第なんだよな。作戦の良し悪しもそうだが、統率されていないクランと統率されているクランでは、雲泥の差が出てくるからな。
作戦行動をさせないといけないのにも係わらず、独断専行を許す様なリーダーではお話にならないという訳だ。その辺を解っていないと、単純に魔法使いの無駄遣いになる可能性があるからな。
魔法使いと言うのは駒の一種だ。その駒を活かし切るか殺してしまうのかはリーダー次第。ある程度の作戦を立てられないと、クランリーダーなんてやってられないって事なんだよな。
クランリーダーは大変な仕事なんだよな。誰にでも出来る訳ではない。ちゃんと適性というものがある。ある程度の頭の良さも必要だし、時には退くことを判断できないといけない。
魔物との戦闘でも、退くことはある。多勢に無勢では勝てるわけが無いからな。それこそ一騎当千の猛者が必要になってくるが、そんな人物はその辺に転がってはいないんだよな。
傑物は出てくる。当然ながらいない訳ではない。大手のクランには数人いる事だろう。中級魔法の素材となる魔物を狩りに行く人たちの中には、一定数いると思われる。
1人でウルフの群れに突っ込ませても死なない人間が、ワイルドボアの突進を弾き飛ばすような人間が。居ないとは言わない。だが、皆にそれを求めることは出来ないだろう?
そんな人間ばかりなら、もうちょっと冒険者と言う職業は安全で安価な仕事になっていただろう。そんな人間ばかりでは無いという事なんだよ。傑物を普通の枠に入れてはいけないんだよな。
そんな傑物の集まりが、上級魔法の素材となる魔物を狩りに行く集団なんだからな。普通とはかけ離れた存在な訳だ。この都市にも無い事は無いが、私が知り合えるかは別の話だ。
さて、そろそろ紅茶がいい感じに蒸れてきたことだろう。店番に行こうかね。クライヴ君には仕事を頑張って貰うとして、私も店番をしていようじゃないか。誰かが来るだろうからな。




