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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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157話 9/19 電流と電圧は解るだろう?、クライブ君帰還

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 昼が来たな。まあもう少ししたらクライヴ君が帰って来る予定だ。そろそろ12時30分ごろになってきている。予想通りならそろそろ帰って来るだろう。


 あれから客は来ていない。今日もまずまずの売り上げといった感じだな。作成限界まで売れて欲しいと思うのはその通りなんだが、焦っても仕方がないからな。


 すっかり冷めてしまった紅茶を飲むこと何度目か。もうそろそろお昼なんだよな。昼からは麻痺状態にする魔法を開発するために頭を悩ませなければならないのだ。


 魔法というものはそもそも攻撃を目的とした物である。それがまずは一般的な常識。攻撃魔法こそが魔法であるという。だから攻撃魔法を魔法と呼ぶ。


 今回の様に、状態異常を起こさせようという魔法は、そもそも存在していない可能性が高い。そんな事よりも、攻撃した方が得だと思っているだろうからな。


 まあ状態異常にしようという発想が無いのかもしれないが、状態異常系統は使えれば非常に優秀だと考えているわけだな。使えればの話なんだが。


 午前中に散々考えたんだが、やっぱり麻痺以上の状態異常は無いと思われる。そりゃまあ、高位の魔物には効果が薄いかもしれないが、普通の魔物くらいであれば、効果があるものと思われる。


 じゃあ普通の雷魔法じゃ駄目なんか? と思われる方も居るだろう。答えは駄目なんだよな。偉い人は言いました。電圧と電流を勘違いしてはいけないと。


 某国民的ゲームで10万ボルトという技があります。10万ボルトで人が死ぬかと言われたら、まあ普通に死にますね。って言えると思います。


 じゃあ50ボルトくらいだとどうなの? って話になったと思います。答えは電流によるとしか言えないんですよね。まああのゲームのせいで電気関連には詳しくなったという人もいるんじゃなかろうかと思う訳なんだが。


 流石に10万ボルトで死なないのは余程の電気抵抗を持っている場合のみ。普通は死ねる。でも電気の怖さを語るのであれば、電流なんですよ。電流の方が怖いんです。


 単位はアンペアだっけな。1アンペアの電流が流れたら、人は死ぬ。その位電流は強いんですよ。麻痺するに当たっては、この電流が強くないといけない。


 雷属性がどうなっているのかは解らん所ではあるんだけど、電流で計算しているのか、電圧で計算しているのかは解らん。単純に精霊量でカウントされてるかもしれないんだけどな。


 あくまでこれは科学の知識。しかも特定のジャンルを知っているだけで、他の事はとてもじゃないが解らんのだが、危険なのは電流だという事なんだよ。


 雷魔法で、電流を指定して、攻撃している魔法がありますか? って話になってくるんですよね。答えはノーだと思う。私の作った雷魔法でさえも、電流か電圧かは解らない。


 じゃあ電流に特化した魔法を作れば、初級魔法の領分で麻痺を狙えるのでは無いかと思う訳です。電気抵抗がどれ程なのかは知らないが、電気抵抗が高ければ、電圧が上がるだけの話だ。


 ここまでは良いか? とりあえず、電流に極振りした魔法を作れば、相手を麻痺させる、あるいは初級魔法にあるまじき威力の魔法が出来上がるのではないかと考えたわけだ。


 今さっき思い付いたんだよな。雷魔法がどんな法則で動いているのか知らないが、電流に関係する言葉が無い以上は、そう言う事なんじゃないかなと思う訳だ。


 大電流で感電させ、麻痺を誘う。もしくは電流で死に追いやる魔法を作れないかという実験になる訳だな。某ゲームをやっていて良かったと思いたくなるな。


 アニメの方で色々と問題になっていたからな。何であの威力の技を喰らって人間が生きていられるのかと。電流が低いからじゃねえの? とは言われていた話だ。


 前世の記憶でまともに活きているのがこんな知識っていうのが悲しい所ではあるんだが、まあ電流は強いと強いよねって話だな。


 それを纏めて魔法にしたい訳なんだが、ゴブリンの材料が切れてるんだよな。買って来て貰わないといけないんだよな。ノイジーバードの材料があるからこっちで実験するんだけどさ。


カランカラン


「お、漸く帰って来たか。お疲れ様。どうだった?」


「ただいま戻りました。とりあえず、閉店まで待ってきました。11時ごろに閉店したのを確認して帰って来た感じになります」


「開店時間はどうだった?」


「開店したのは朝の4時ごろでした。1店舗目とそんなに変わらなかったと思います」


 なる程な。1店舗目を昨日調査してもらったときは、確かに開始時間は一緒だったな。そして、終わる時間がこっちの方が少し遅かったという事か。


 まあ終わる時間は誤差の範囲だろうな。とりあえず、完売まではお店を開けているという感じなのか、それとも売れ残っていても閉めるのかまでは解らないが。


 何にしてもデータは着々と集まってきている。良いことだな。傾向が解らない事には何も出来ないからな。対策を打つにしても傾向を掴まない事には意味がない。


 ただ、4時に開けるメリットがあるのかどうかという事になってくるんだよな。そこまで早くに開けても余り意味を感じない。開ける時間は遅くとも良いと考えられる。


「とりあえず、よくやってくれた。とりあえず、これで昼を先に食べて来てくれ。私は後でいい」


「解りました。行ってきます」


 さてと、行ったか。とりあえず、教訓として、材料は切らさないようにしないといけないだろうな。焦っているからと言って、何でもかんでも魔法を作ればいいという訳ではないという事だ。


 肝心な時に実験用の素材が無いという事になりかねない。折角いい感じのインスピレーションが湧いて出てきたのに、台無しである。まあとりあえずは作ってみるんだがね。


 どうなるだろうか。電流特化の魔法は。麻痺すれば大満足。殺し切るならば最高だな。実質中級レベルの魔法だという事だからな。ワイルドボアを確殺出来れば強いんだがね。

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