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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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154話 9/19 魔法の作り方は知ってしまえば簡単だからな、カレンさん来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 さて、店に帰って来た訳なんだが、とりあえず店を開けるとして、紅茶の準備をしますかね。店番もゆっくりとしていれば良いからさ。そこまで焦る必要は無いんだよな。


 どうせまだ私の店にやってくる客は少ないからな。多くて紅茶も飲めないという事態にならなければそれでいいとは思っているんだよ。流石にそこまで余裕が無い状態にはまだならない。


 認知度がそれ程でも無いからな。仕方がないのはその通りなんだけど、それに文句を言ってもしょうがないんだよな。まずは売れてくれることを喜ばないといけないからな。


 何にしても、ゆっくりと店番が出来る程度には客が来ないからな。もう少しだけ頑張らないといけないんだろうな。宣伝を頑張らないといけないとは思うんだよな。


 今回の宣伝は当たりだったからな。その内誰かが来てくれるだろう。そう思っているんだが、甘いのだろうか。来ないという可能性もあるにはある。


 大規模クランだからな。来てくれるとは思うんだが。自分たちで作っているという発言は無かったからな。自分たちで作っている場合は、わざわざ買う必要は無いんだがね。


 全てのクランがそうであれば、魔法屋は成り立たないからな。魔法屋が成り立っているのは、あくまでも一般には魔法の作り方が知られていないからであって。


 作り方が解れば簡単に作れてしまうからな。特に文字列閥の魔法なんてものは簡単に作れてしまう訳で。製法さえ解ってしまえば、買う必要は無いからな。


 出来れば、買って欲しい所ではあるんだがね。製法は知らないままでいて欲しい。一部の大規模クランは知っているとは思うが、黙っていて欲しい。世には出さないで欲しい。


 そうでないと魔法屋の立場が危ういからなあ。魔法屋が成り立っているのは、あくまでも魔法を買う人が居るからだ。魔法を皆が作る様になれば、魔法屋は廃業しなければならない。


 なるべく広めてくれるんじゃないぞ。作り方が解ってしまえば、買う必要は無いんだからな。自分で作って自分で使うと言うのがスタンダードになられると困るんだよな。


 まあそれでも、専門で作っている分だけ、良いものが出来上がるとは思うんだがね。ただそうなると相性問題がどうしても出てくるからな。何方が良いかと言われたら、自分達で作る方が良いだろう。


 魔法の作り方が難解であれば、話は別なんだろうが、割と簡単に出来てしまうからな。特に文字列閥の作り方は。詩集閥の様な作り方をしてくれているのであれば、面倒だと買ってくれるのかもしれないが、簡単な派閥があるからな。


 魔法の作り方は効率を求めて行けば、どれが良いのかというのは解らない所があるんだよ。文字列閥にしても、詠唱がめちゃくちゃになるというリスクは常に付きまとうからな。


 さて、紅茶の方は入れ終わった。後は店の方に行って客を待つだけだな。のんびりと待たせてもらおう。それで取り合えずは良い筈だな。


「こんにちは~魔法を見せて~貰っていますよ~」


「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」


 カレンさんが来店していたのか。来店するにしても早くないかと思う訳なんだが。他の魔法屋を見て回ってからでも遅くは無いとは思うんだがね。


 まあ何にしてもお客が来ているんだ。紅茶は後回しだな。とりあえず、入れ物に入れてキープはしているが、まあ少しだけ待つというのも良いだろう。


 しかし、相変わらず土属性の魔法を見ているのか。沼地で活動をしているクランだという事が解る。この辺りで、水属性の魔物はマッドフロッグだけだからな。


「相変わらず~面白い形の~魔法ですね~」


「まあそれが売りの1つだからな。使い勝手は悪くはないと思うんだがね。沼地ではどうなるのかは少し不安な所もあるが」


「マッドフロッグの~魔法は~良かったですよ~。良い感じに~転がって~いってくれました~。わたくしも~お気に入りの~魔法になったんですよ~」


「それは良かった。基本的には土属性はカレンさんだけしか買って行かないからな。どれでも好きなものを買って行ってくれ」


 土属性の魔法は本当に誰も買って行かないからな。今後はどうなるのかは解らない所ではあるんだがね。現状ではそう言う事になっている。


 客層が増えれば、いずれかは売れるようになるのかもしれないが、兎も角今は、土属性を使うのはカレンさんだけなのだ。沼地に行く魔法使いが少ないのかもしれないが。


 なんで、カレンさんのクランは沼地に行っているのかは知らない。知らないが、そういう所に特化した人たちもいるのは確かなんだよな。マッドフロッグの魔法を作りたければ、沢山狩って貰わないといけない訳なんだがね。


「では~今回は~マッドフロッグと~ゴブリンの~魔法に~しましょうかね~」


「その2つで良いのか? それならば中銀貨2枚だな。……毎度どうも。また来てくれると嬉しい」


「また来ますよ~土属性を~置いてくれている~お店は~少ないですからね~」


 行ってしまった。土属性の魔法を置いている店が少ないのは、まあ当然と言えば当然なんだがね。基本的には売れないだろうからな。


 沼地に行っている冒険者がどの位いるのかは知らないが、そこまで多くは無いと思われる。それに魔法を使うのであれば、マッドフロッグよりもマッドゴーレム相手にだろうからな。


 それだと風属性の魔法を使わないといけないんだよな。決して土属性の魔法が悪い訳では無いんだが、沼地でマッドフロッグの相手は、前衛でも出来るからな。


 まあまた売れて良かったと思わないといけないな。カレンさんは時々しか来ないというよりも、思いだした時にしか来ないような気がするからな。まあそれでも来てくれるだけでも有難いんだがね。

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― 新着の感想 ―
[一言] ホーンラビットとか可愛いコボルトとか癒し系はこの辺りにはいないのかな。
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