151話 9/19 朝食を食べに行こう、戦略系は駄目だったんだよな
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それよりもだな。さっさと飯を食べてしまわないといけないな。まあそれでもいつものメニューを頼むんだがね。おまかせ以外に頼むものがない。別に何でも良いのは良いんだが、結局安い方を頼んでしまうんだよな。何でだろうな。
そして、女性店員が来ないという悲しさよ。その辺も仕方がない所ではあるんだが、どうしてなのかは解らない。解らないが、とりあえずはおまかせを1つ、頼んでおいた。
こう、あれだな。婚活をしようと思うと女性が寄って来なくなるあれなのかもしれない。そんな事があってたまるかという訳なんだが、そう言う妖怪なのかもしれない。
妖怪はこの世界にはいないと思うがね。魔物がいるんだから妖怪がいないとも限らないとは思うんだけど、ひっくるめて魔物って括りにされてそうだしな。
それでも日常生活に出てくる妖怪は退治できないからな。強すぎるんだよ。後1足りない妖怪とかがな。前世では妖怪を退治するのにかなりの労力をかけたものだ。
全てゲームの話だがな。妖怪退治はこちらの世界では聞いたことが無いというよりは、出会ったことが無いんだよな。1足りないって場面に出くわす事が無いからな。
大抵は、ゲームのドロップなんかで妖怪が悪さをするんだが、そもそもこの世界にゲーム、それも何かを収集するタイプのゲームが無いからな。
貴族の中ではゲームはあったぞ。非電源ゲームな。ボードゲームとも言うか。チェスみたいなのがある。まあ戦略を立てるのに必要な道具で遊ぶという感じになるんだがね。
嗜みで覚えさせられたのはいい思い出。それ程強くは無かったぞ。軍事系の才能が無かったって事なんだろうな。とりあえずは中堅よりも弱めと言った感じだ。
ああいうのは、強い人はとことん強いのである。特に参謀クラスになってくるとめちゃくちゃに強いんだよな。まあ弱くて良い仕事では無いんだけどな。
戦略家が戦略系のゲームに弱くてどうすると言った感じである。要所を押さえるだけだというには言うんだが、その要所が何処なのかさえ解らない始末だったからな。
序盤はまだいいんだよ。それなりに駒を進めても取られない安全地帯が多いんだからな。中盤以降になってくると、途端に訳が解らなくなってくるんだよな。
駒を取ったと思ったら、それが罠で返り討ちにあうという事が何度もあったな。何でそう言う展開になったのかがこちらには解っていないんだよ。
それでも何度かはやらされているし、勝ったこともあるにはある。下を見れば、沢山居るからな。上にも沢山いるんだがね。
大抵は自信過剰な人ほど弱いという傾向にあった。何故かは知らないがね。十数手先を考えて動かしているんだろうな。そんな事は私には不可能だった。
典型的な司令官に向いていないタイプだな。相手の何手も先を読まないといけない戦闘なんてものは嫌いである。私は良くても一兵卒でしか無いんだよ。軍を指揮するなんてことは出来ないな。
それは冒険者にも言える事ではあるんだよな。ある程度、魔物との戦闘に戦略が無いといけないとは思うんだよな。その戦略に魔法を組み込むわけなんだが。
そうなると、魔法が使い物にならないと戦略も立てられないんだよな。せめて敵の動きを阻害してくれるくらいの威力が無いと、使い物にならないと思う訳だ。
威力偏重主義とまでは行かないが、ある程度の威力は必要だろうと言うのが私の見解だな。魔法は便利な物で無くてはならない。
圧倒的な威力があっても良いとは思うが、魔物の特長を出来るだけ出させないようにするのが魔法の役割だと思っている。
ワイルドボアであれば、突進を。ゴブリンであれば、大多数に寄る同時攻撃を。それを防げなければ、魔法を使う意味が無いと思っている。
結果的にそれが、威力であったり、範囲であったり、効果であったりするわけなんだがね。足りないという事になってはならないと思っている。
限界まで性能を高めないといけないのはその通りだろう。余裕がある初級魔法を使ったところでだ。何にもならないからな。初級魔法で限界を知らないといけない。
その辺が魔法作りの難しい所ではあるんだが、戦略に合わせた魔法を作れるのが一番ベストな解答であるとは考えている。
では、私の魔法はどうなのかと言うと、それは解らない。私に戦略を立てるだけの能力が無いからな。戦略を立てる能力があれば、もう少し、ボードゲームが強かっただろう。
冒険者対魔物であれば、数手先でも良いんだよ。あくまでも少し、魔物よりも少し、知能が上回っていればいいだけなんだ。それがまあ難しい所でもあるんだがね。
ゴブリンやワイルドボアは良い。単純だからな。だが、ウルフになってくると話は変わってくる。ウルフは全体で狩りをする魔物。個体全てがとは言わないが、ある程度の知能は持っている。
それこそ、数手先くらいなら読んで行動をしてくる魔物だからな。それを倒そうと思えば、色々と準備が居るし、こちらもある程度の戦略を練らなければならない。
まあ何が言いたいかと言うとだな。私の能力ではクランリーダーは無理だという事だな。ボードゲームの結果でも明らかだろう。私にはそっち系統の才能が全く無いんだ。
冒険者にならずに魔法屋で良かったとは思うさ。冒険者であれば、自分よりも大きな魔物に向かっていかなければならないんだろう?
無理とは言わないが、私の出来ることは、魔法を使う事か、剣術で魔物を退治することしか出来ないんだよな。しかも剣術は対人戦闘用の訓練しか受けたことがない。対魔物は想定外なんだよ。基本的には兵士は対人戦を主にするからな。
魔法屋でつくづく良かったとは思う。私に冒険者は無理だろう。兵士であれば、多少は何とかなったのかもしれないが、兵士は戦争に行かないといけないからな。
幾らこの都市が平和だからと言っても、戦争が無い訳では無いだろうからな。そこに派遣されたら何故だろうな死ぬ未来しか見えないんだよな。
もう少し、戦闘系に才能があっても良かっただろうとは思うんだがね。それは仕方のない事だからな。私には私に出来る事しか出来ないんだよ。結果、魔法屋がお似合いだったという事だろうな。
 




