表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

148/464

148話 9/18 早いけど店じまいの予定、物品管理、欠品、頭が痛い

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 さて、少し早いがクライヴ君を夕食に出した。あれからも色々と注意点なんかを説明し、気が付いたら良い時間になったというよりは、明日も頑張って早起きしてもらわないといけないのでね。


 それに客も来ないしな。基本的には魔法使いの時間は午前中だからな。午後からは普通は製作の時間なんだろうな。まあ私の場合はさくさく書くことに慣れてしまったんだが。


 文字を大量に書かないといけない派閥では無いのでね。その代わり、図形を多用するのだが、それでも文字よりは早い。文字を書くときだけ注意しておけば、図形はコンパスですいすい書ける。


 何だろうな。小学生の頃のテストを思いだした気分だった。コンパスの針で机に穴を開けて怒られたのはいい思い出だったな。コンパスあるあるだと思うんだ。


 まあそう言う事で、私の魔法の製作時間は1つにつき3分から5分あれば足りてしまうんだよな。これに30分も掛けていた時期があるんだけど、まあさもありなん。


 初めは何事も慎重になるものだ。慣れてくればそんな事は関係なくなってくる。丁寧さよりも早さに重点を置いたらこうなってしまっただけだ。


 何時か限界まで作るのは大変だと言っていた記憶があるが、確かに大変なのは大変なんだよ。集中力がものをいってくるからな。疲労感はもの凄く有る。


 作らないといけいないと言う使命感で作るんだけどな。作らなければならないんだよ。今後の事を考えると作らざるを得ないんだよな。


 客がどんどん増えると思っているからな。それは大変嬉しいことだ。お客が増えると言う事は、買ってくれる魔法使いが増えると言う事だからな。これを歓迎しない店主は居ないだろうさ。だがそれは在庫との戦いを意味するんだよな。


 売れる数と生産数が同じになる未来が来ると言う事なんだよな。そうなってしまったら、午前中でお店を閉めないといけなくなる。


 まあそれはそれで良いんだが、そうなると色々と余裕が無くなるだろう? 客との会話が無くなってしまうんだよな。それは余り望ましくない。


 情報料を取られるが、情報は貴重なのだよ。私とて、この都市の事を十分に知っているとは言えないんだよ。貴族の常識の中で育ってきたからな。


 どうしても乖離が出てしまう。それを埋めるためにも、お客とわいわい話ながら商売をしたいんだがな。お客が急いでいるのに、のんびりしていけとは言えんだろう。


 まあまだ先の話だから、そんな事に気を使う前に客を増やせよという所ではあるんだがね。そうはいっても、見えている未来だからな。それを何とか回避出来ないかと思っているんだよ。


 思っているんだが、根本的な解決策は無いんだよな。どうしても1日に作れる量が決まっているからな。売れ残りを売っているという状態にしておかなければ、店を開けていられない。


 そうなると風属性以外の属性を売ることになるんだが、当然だが、客が求めているものと違う物を売るんだからな。反発はあるだろうな。


 できうる限りで風属性を作って貰いたい。これは魔法使いの大多数が思っていることだろうからな。それを無視して水属性や土属性を作っても余り意味がない。


 客層的には水属性を売っても売れるんだが、土属性はなあ。今の所カレンさんくらいしか買って行かないしな。沼地で活動をするクランでないと使い道が無いからな。


 まあカレンさんが来たときに無いと言うのは流石に問題があるだろうから作っておくのも吝かでは無いんだがね。需要があるから作るんだよ。需要の無いものを作ってどうすると言うのか。


 需要があるから今日売れるという訳でも無いんだがね。その日によっては売れ残る日もあるだろうさ。それは仕方が無い事なんだよ。在庫ゼロという訳にもいかないからな。


 幾つかは用意をしておかないといけないんだろうな。毎度毎度同じラインナップで売れるとは限らないからな。何が売れるのかは運次第な所があるんだよなあ。


 店の場所はこの際どうでも良くなると思うんだよ。問題は何時に店を開けるのかになってくるんだろうな。4時は流石に早いとは思うんだよ。別に周りに合わせる必要は無いからな。


 かといって、今より遅くするのかと言われてもな。6時30分には店を開けて置かないと、今度は逆に一度に客が来すぎるだろうからな。


 あそこは何時に店が開くから後でもいいなって後回しにされるだけで、開店と同時に店に何人か来ると思われる。そう言う事態になるんだろうなあ。


 まあそれでも魔法屋を辞めるつもりも無いんだがね。のんびりとはさせて貰えないとは思う。繁盛してきたらな。とりあえずは、繁盛するまではこのままだ。


 だがやはり、今の時期から在庫を確保しておかないといけないのではないか。そう思うんだよな。毎日毎日魔法を作るのは作るんだが、在庫ゼロがどれ程恐ろしい事なのか。


 社会人ならある程度は予想が付くんじゃないか? 繁忙期、仕事沢山、残業目一杯、減らない仕事、日に日に削れて行く精神、うっ頭が。


 特に物品管理をしている人にとっては頭が痛い話ではなかろうか。計画ではこれを売り切らないといけないんだけど、それ以上に客が付き過ぎて生産が追いつかない。


 そんな経験者もいると思うんだ。私は歯車の方だったからそこまででは無いんだが、ある時に仕事の為の材料が足りませんと言われたらどうするのか。


 残業が増えるよなって話だよな。まずは物品の確保が仕事になるんだからな。物品管理者は切らしてはいけない物を管理するのが仕事なんですよ。在庫がない? そんな事は許されない。


 だから今日も私は作るんだよ。過剰だと思っていても作るんだよ。常にストックは維持して置かないといけないんだよ。皆の精神の安定の為にな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ