142話 9/18 普通に女性の方が好きだからな、でも婚活は運の要素が強いんだよな
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で、飯から帰って来たんだが。何事もなく飯を食いました。勿論店員は男だったよ。なんでなんだろうなあ。女性の店員に手を振っているつもりなんだけど、男の店員が反応するんだよな。
何故なのかは解らん。私は女性に避けられているのか? それとも男性が寄り付いてくるだけなのか。どっちもごめん被りたいんだが。どちらかと言えば後者の方が問題なんだがね。
私は至ってノーマルなのだよ。そっちの気がある訳でもない。あるはずも無いんだがね。普通に恋愛対象は女性なんだ。男が好きだと言う奴は帰ってくれないか?
まあ女性に願望があるかと言われたら無いんだが。母親の所為だろうな。あれは権力欲を丸出しにしたモンスターだったからな。隠しているが、丸わかりだ。
流石に女性で当主をやっているだけはある。まあ女系なんだから当然と言えば当然な訳なんだがね。どうしても権力が欲しいと願って仕方がない女性ではあった。
如何にして勝ち上がるのかを延々と考えていられる感じの母親だったよ。父親は影の薄い存在ではあったがね。簡単に政略結婚をさせられたんだなと解る感じだった。
だから私の女性像は母親の方で固まりかけている。他にも貴族の女性とは関りがあるが、どいつもこいつも碌でも無かったとは言えないが、大半は碌でも無かったぞ。
私はターゲットにされたことは無いが、上に行きそうな男性に近づいて行っては粉をかける行為に余念が無かった。まあ女系の家系にある私にそんな事をしても無駄だからな。
そこまでするのかと言った感じだったぞ。貴族院では色々とあったものだ。他派閥同派閥関係なく、色々とバトルが始まるんだから堪ったものではない。
年齢がそうでもない頃は楽で良かったんだが、年齢を重ねると共に、モンスター化していくんだから仕様がないだろうに。あれも一種の魔物の様なものであった。
そんな人には来て欲しくは無いんだが、普通の女性であれば良いんだよ。普通の女性であればな。飲食店で働く女性は普通の女性だろうと思っているんだが、違うんだろうか。
違わないと思うんだがね。貴族社会であった様なぎらついた目をしていないからな。何が何でもという雰囲気を感じないんだよな。隠しているわけではあるまい。
そう言う存在なのだと思うようにしていたのだがな。……それが不味かったのか? 観察者の観点から見ていたのが悪かったのだろうか。それを勘づかれていた可能性はあるな。そういう所は男性の方が鈍いからな。見られていたという感覚が無かったのかもしれない。
今度からは普通にしてみるか。初々しくは出来ないが、普通を装う事くらいは出来るぞ。初々しくは無理だろうに。クライヴ君は普通にしていたらそうなりそうな気がするのだがね。
まあいいさ。私の婚活事情はどうでも良いだろう? 正直な所、クランの交流会で見つければ良いかと思っているくらいだからな。それでいいとは思うんだがねえ。
駄目か? クランから引き抜く形にはなるんだろうが、恐らくは非戦闘職から引き抜くことになるだろうからな。私の好みもあることだから、絶対にそうなるとは言えない所ではあるがね。
まあ問題は誰に頼むのかという事になるんだよな。誰に頼むのかで色々とありそうだからな。例えば、女性の魔法使いに頼むのは無しだろう? 流石にその位は解る。
女性に対して貴方ではなくて別の女性を紹介して欲しいと言っている様なものだからな。そんなドラゴンの顔を素手で殴るような真似は出来ない。流石に後が怖すぎる。
無難に男性の魔法使いが良いだろうな。それでいて、非戦闘職を抱えていそうなと言うか、抱えているクランで無ければならないだろうな。そうなると候補は半分くらいにはなるか。
でだ、なるべくなら既婚の男性に声をかけたいところなんだが、既婚か未婚かは解らんからな。何処で判断しろと言うのだろうか。そんなしぐさがある訳でもないし。
無難なところで行くしかないだろうか。無難な所だとギース辺りになるんだが。ギースであれば、比較的に頼みやすいし、洗濯をやって貰っている手前、紹介してくれとも頼みやすい。
……流石に洗濯に来ている2人には手を出さんよ。流石にまだ子供だろうからな。まあ次も同じ2人が来るのかどうかは解らん所ではあるんだがね。あの2人は無いだろう。
とりあえずはギースに話をしてみるか。ジョージの所は非戦闘職がいない感じだったからな。いた場合は洗濯なんて仕事を譲らないだろうからな。
まあ次にギースが来たときにでも聞いてみるか。恐らくは、ワイルドボアの季節が終わったころにやるという話だからな。その頃には多少の時間は取れるだろう。
婚活もしなければならんのだよ。家の事をある程度任せてしまいたいからな。結婚できるのであれば、早めに結婚した方がいいぞ。後になればなる程に辛い現実が待っているからな。
特に私の様な脛に傷があるような者はな。貴族から平民に落ちたと言うのを、平民が何処まで気にするのかは解らんが、貴族であれば間違いなく気にするところだからな。
訳アリ物件だという事だな。そう言う分類になるんだよ。仕方がないことではあるんだがね。そうなってしまうんだよ。私の場合はそうなる。普通に平民だったら魔法屋なんてやれてはいないんだろうがね。どっちが良かったかは解らん所だな。
女性が男の方に何を求めるのかによる。何処までを求めるのかによる。私は求められても何も出来ないが。特に家事関連は壊滅的だ。基本的には戦力外だな。
まあ何とか見つかるだろう。そこまで気にしても仕方がないからな。婚活は運の作用も大きい。都市であるというだけ、運があると思っている。これが田舎だと一苦労だろうからな。
ああ、そう言えば。宣伝の方は無意味だった。魔法使いがいないクランの客と当たってしまった。まあ珍しい事でも何でも無いんだがね。残念だったねという話だ。そちらも進展は無しだな。




