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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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139話 9/18 他の魔法屋は利益は出ていることは間違いない、とりあえずクライヴ君を飯に向かわせた

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 とりあえずは、1軒目は4時から10時30分位まで店をやっていたという事になる。6時間30分店を開けていたことになる。それが長いのか短いのかは解らないが。


 基本的には短い部類なんだろうと思う。5軒で回している東の方面では短いんだろうなと思う。いや、もしかしたらこれでも長い方なのかもしれないが。


 何にしても、とりあえずはそれくらいの時間には店を閉めているという事なんだよ。その時間には魔法を全て売り切っているという事なんだよな。


 その6時間30分で100はあるだろう魔法が全て売れていっているという事なんだから、かなりの利益にはなるだろうな。私の店でもその位は売りたいとは思うんだがね。


 しかしだ、という事は、客がかなりの数が来ていないといけない事にはなるんだが、それはどうだったんだろうか。その辺りについて、クライヴ君に聞いてみるか。


「クライヴ君。客の出入りはどうだった? かなりの人数が出入りをしていたのではないかと思う訳なんだが、大体でいい。どの位の人が出入りしていたか解るか?」


「出入りですか? そこまでは数えていないんですけど、僕が行ったときには、20人くらいの人がもう待ってましたよ。そこからは人がいない時が無いくらいにはお客さんが入っていってました」


「開店待ちがいるくらいには魔法屋として人気があるのか、それともどの魔法屋も同じくらい居るのかは解らんが、なる程な。客はかなり来ていたんだな?」


「かなり来ていました。……えっと。言いにくいですが、此処よりもずっと人が居たと思います」


 まあそれはそうだろうな。此処よりも人がいないようでは話にならないからな。しかし、そうなると、魔法を買いに来る客は沢山いるという事な訳だ。


 かなりの数の魔法使いがいるんだろうという事は解っている。魔法が足りていないことも解っている。後は私の店が認知されるまでに時間がかかっているという事だけなんだよ。


 東のメイン通りから中に入らないといけないからな。魔法ギルドがある西ではそういう所も普通にある訳なんだが、東ではと言うか、西以外では私の店だけらしいからな。


 詳しい場所を知っているわけでは無いんだが、その位の情報は持っている。まあ認知されるのも時間の問題と言われればその通りではあるんだが、それで納得が出来るかと言われれば別なんだよな。


 魔法が売れて欲しいと思うのは仕方のないことだろう。売れてくれるに超したことは無いんだからな。初級魔法をメインで売っているというのはニーズがそこにあるからだしな。


 中級魔法に手を出すのは早い。もっと認知されてからの話になる。一説によると、認知度が10%を超えると、一気に50%位まで駆けあがるそうなんだが、私の店の認知度はまだ両手で数えられる程の客しか来ていないんだからな。


 魔法使いは万に届くくらいはいる。そうなると1000人くらいに認知されないといけない訳なんだよな。流石にそこまで客が来たら魔法が無くなってしまうんだがね。


 作れる限界が私とクライヴ君で合わせて38しか作れないんだからな。38人客が来れば終わってしまう。それ以上に幾つか買って行くから、もっと少ない可能性もある。その位の人数しか捌けない。


 早々に店員を増やさないといけないとは思っているんだが、それにしても既存の店から順番に教会も教えるだろうからな。私の店に来たいという人でなければ、早々人材は回ってこないだろう。


 さてさて、どうするのが正解なんだろうな。結論を出すのに必要な情報は殆ど集まっているといっても良い。どうするのかはこれから決める事なんだが、本当にどうするか。


「とりあえずだ。クライヴ君は昼食に行ってきてくれ。私はもう少し魔法を作って置くことにするよ。まあこれからの時間は誰も買いには来ないとは思うからな」


「解りました。行ってきます」


「食事が済んだらまた少し話を聞かせてくれ。兎も角ヒントが欲しい。もう少し客に来て欲しいからな。何とかしたいとは思っているんだ」


「はい」


 とりあえずは、クライヴ君を飯屋に向かわせて、私は工房で魔法作りを再開しようか。とりあえず、店番と交互にやって行けば良いだろうからな。しかし、今後をどうするか。


 認知してもらう方法は幾つかあるんだが、やはり地道に宣伝をするほかないのかもしれんな。一気に認知してもらうのは限界がある。方法は無い訳ではないんだが、私はやりたくはない。


 クライヴ君にやらせるにしても忍びない。要するにサンドイッチマンな訳なんだが、それを店がある所の通路に立ってもらっているだけでいい。それで魔法使いが呼び込めるはずだ。


 魔法使いも魔法が欲しい事には変わりは無いんだよ。魔法が無ければ、クランでやることが無くなるからな。基本的には魔法の確保は重要な仕事な訳だ。


 その選択肢を広げることは、必ずしも悪いことではない。……傲慢な客であればお断りするところではあるんだが、そんな魔法使いは稀だろうからな。


 魔法使いは基本的には魔法を使わなければ、役立たずなんだよ。ただ突っ立っているだけしか出来ないんだよ。魔法はスクロールを介してじゃないと発動しないからな。


 だからこそ、魔法使いは魔法を買うんだし、魔法屋も魔法が売れるんだ。客は万といる。いるはずなんだが、知って貰わない事には話にならない。


 気が付いて貰う必要がある訳なんだがね。どんなクランでも良いとは言わないが。出来るのであれば、普通のクランが良い。荒れているクランの魔法使いには余り来て欲しくはないものだ。

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