136話 9/18 ドロシー来店、相変わらず大量に買って行く
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
とりあえず、店を早く開ける必要は無いって事だな。在庫が全て出て行くまでは、今まで通りで大丈夫だ。風属性が最短で無くなっていくだろうが、それ次第という事だな。
それでもやはり、店を早く開ける必要は無いとは思うがな。今まで通りで良いだろう。5時30分には店は開いているが、食事の時間を考慮して6時30分が良い所だな。
その位に始めても特に影響はない。焦る必要は無いんだ。周りの店と合わせる必要がない。売れ残ればそれはそれで良いんだからな。どうせまだまだ認知度が低いんだからな。
さて、昨日作った魔法も並べておくか。風属性のゴブリンの魔法はまだあ……るのか? ちょっと探さないと解らないな。探すか。無かったら並べないといけないな。
10分ほど探したが、無かった。そうであれば、ゴブリンの魔法も補充しないといけないな。とりあえず20本全部並べるか。早々無くならんだろう。
ゴブリンの魔法は便利だからな。割と汎用性が高いんだよ。平原でも森でも沼でも使えるからな。まあ沼だと多少遅くなるのは仕方がないとしてだ。
汎用性が高ければ高い方が売れるわな。ワイルドボアに対しては少しばかり威力が足りないかもしれないが、2発も当たれば突進は止まるだろう。
それで十分なんだよ。一撃で止める必要は無いんだ。結果止まれば良いんだからな。そこまでの威力を求められていないはずだ。少し遅れるだけでも、後ろからの突進で崩れるだろうからな。まあ数の関係で、大体は先頭の所に行ってしまう訳なんだが。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくり見て行ってくれ」
「はい。ゆっくりしていきますけど、また沢山買わせていただきますよ」
ドロシーだったか。確か森でレッドベアを狩っていたクランに所属しているんだったな。森で活動しているクランは珍しいというか、私の店に来ているのは彼女の所だけだろう。
しかし、丁度いい。レッドベアを相手にするのであれば、レッドベアの魔法、水属性の方だな。そっちもオススメとして売り出せる。後は、数が少ないが、ウルフの魔法も薦めても良いな。
前回は薦めなかったが、ウルフの魔法もゴブリンやアントを狩るのであれば、有効だろう。レッドベアを相手には威力が不足していると言うか、ゴブリン以上の威力はある訳なんだがね。
レッドベアを追い立てる必要があるのかと言いたいところではある。だから風属性のウルフの魔法さえ買っておけば問題は無いだろう。多分だが、そうだと思う。
「前回はゴブリンの魔法とマッドフロッグの魔法を買って行ったんだったな。どうだった? 使えたか? ゴブリンの魔法では少し威力が低かったのかもしれないが」
「使えるも何も、何でか知りませんけど、皆が使えたんですよ。これは凄いことだぞって言ってました。ゴブリンの魔法もマッドフロッグの魔法も良い感じで使えましたよ。そりゃあレッドベア相手にはゴブリンの魔法の方が若干威力不足かなって感じでしたけど、ダメージを負わせるのであれば十分な魔法です。問題なく使えますよ」
「そうか。それは何よりだな。相手がゴブリンやアントであれば、ウルフの魔法もある程度は使えるとは思うんだ。メインは追い立てる効果の魔法なんだが、そうでなくとも使えるからな。後は、レッドベアでも魔法を作ってみた。威力がかなり高いからレッドベア相手にも通用するはずだ」
「今見てます。レッドベアの魔法はマッドフロッグの魔法よりも威力があるんですね。あれでも十分かなって感じはしたんですけど、これだともっと有利に戦えそうです」
まあ倒し切るまでには至らないとは思うけどな。流石にレッドベアを1撃とは行かない。行かないが、かなりのダメージにはなるだろうとは思っている。
威力に偏重しすぎている魔法ではあるんだが、まあその辺は仕方がない。そう言う魔法だからな。使えるとは思うぞ。使えるとはな。過剰であれば言ってくれれば良いんだ。
数を調整するかすれば良いんだからな。威力偏重の魔法で良いのであれば良いんだがね。何方にしても使える魔法であることは変わりないとは思うんだがな。
「で、ウルフの魔法を見ているんですけど、これは一体どういうことなんですか? 追い立てるってあるじゃないですか。あれですか? 何処にいるかも解らない魔物をこっちに連れてくるって意味合いで合っているんですか?」
「ああ、合っているぞ。何処にいるのか解らない魔物に向かって走って行く。まあ明らかに離れすぎていた場合は効果が途中で切れるが、ある程度の範囲であれば追い立ててくれる」
「効果はなんとなく解りました。でも森だとちょっと使いにくそうですね。平原の魔物であるウルフが、ちゃんと森で追い立ててくれるのかが少し疑問です」
「その疑問は尤もだとは思う。だから使うとしても普通の魔法の様に使う方が良いだろう。ある程度の遠くからでも当たってくれる魔法と思っておけばいい。ゴブリンやマッドフロッグよりは足が早い魔法だからな。そういう考えで使ってくれると嬉しい」
森でも追い立ててはくれるんだろうが、元々が平原の魔物だからな。森にウルフがいる所もあるんだろうが、そう言うウルフとは違う可能性もあるからな。
細分化されていないだけで、平原のウルフと森のウルフは別種族である可能性はある。名前はウルフで統一されてしまっているわけだが、ウルフでも違いはあるかもしれない。
「うーん。解らないなら買って試せば良いんですよ。とりあえず買いましょう。じゃあ今回も沢山選ばせて貰いますね。これとこれと、これも」
「ああ、特に水属性の魔法はレッドベア相手にしか使わないだろうからな。沢山買って行っても誰も文句は言わんよ。まだ森で活動しているクランはそこだけだろうからな」
「あ、そうなんですね。なら遠慮なく、これもごそっと頂いて行きましょう。えーっと、これで良いかな。これだけ。今回はこれだけ買います」
「ちょっと待ってくれよ。……28本だな。大銀貨2枚と中銀貨8枚だ。……確かに丁度だな。毎度どうも。持てるのか?」
「荷車で来ているので大丈夫です。ちょっと何度か運ぶのに待ってもらっていいですか?」
「ああ、焦る必要は無い。ゆっくりしていけ」
がっつりと売れたな。魔法使いを大量に抱え込んでいるんだろうな。良いクランだ。いいお客になってくれるクランだな。まとめ買いは本当に有難い。
がっつりと売れる分、作らないといけない回数も多くなる訳なんだがね。レッドベアの魔法も全部買って行ったしな。また作らないといけないな。




