130話 9/17 顔と金だと思う訳だ、子供の多いクラン
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さてと、空いているところがあったから直ぐに座っておまかせを1つ頼んだ。勿論男性店員だったさ。無念である。何でかなあ。何かを察しているんだろうか。
まあいいさ。チャンスはまだまだあるはずだ。今後も狙っては行くからな。多分だが機会はあるだろう。私だけ男性店員が給仕するという呪いがかかっているわけでもあるまいし。
その内当たるさ。その内な。当たったからと言ってものになる訳でも無いんだがね。こればかりは運の要素があるからな。好みの問題もある。私はそこまで悪いわけでは無いとは思うが。
イケメンかと問われたら違うのではないかと答えるが。そこまで容姿に自信がある訳でもない。普通だろうとは思うが、普通以上かと言われたら解らん。
どのような顔が女性に受けるのかは解らん所ではあるからな。数値で計れなかった以上は、主観で物事を考えるほかないんだよな。
鑑定魔法で数値が解れば良かったんだがね。そんな事は無かったと。まあAPPが解った可能性があるのかどうかは解らん所ではあるんだが。
とりあえずは、私のAPPは11と見積もっておこう。平均よりはあるような気がしないでもない。まあこれも主観の産物なんだがね。好みは分かれるだろうからな。
如何にも冒険者という方がもてる可能性はあるからな。冒険者は金を持っているし、解りやすいわな。私も金は持っているが、魔法屋と解るかと言われたら解らんだろうと思うしな。
魔法屋は平均よりも金は持っているぞ。冒険者よりも持っていることが多い。中級素材を取りに行くような冒険者には負けるかもしれないが、金ならある。
金で寄って来られても困る訳だが、大体は金だろう? 貴族社会では地位と顔だったわけだがね。平民は地位にも興味は無いだろうしな。金と顔と言ったところだろう。
何方の方が比重が大きいのかは知らんが、その辺を見るのだろうさ。それ以外に判断できるところがあると良いのだがな。内面か? 内面では生活は出来ないではないか。
性格で選ぶという女性がいるとしよう。それを額面通りに受け取ってはいけない。査定はまずは顔と金だ。そこから性格が良ければいいねという訳だ。
まずは第一印象。そこからだな。顔で判断し、金を持っていそうであるか判断する。そこから性格がどうのと始まってくるわけだ。始めから性格で選ぶという女性は中々いないぞ。
そんな稀有な例を探してどうするのかという所だな。人生はそこまで長いわけではない。その人生の中で、どう生きたいかが鍵になってくるわけだ。多少は贅沢をして遊びたいと思うのは仕方のないことだろう。だから金で選んでも仕方がないと思う訳だ。
「よう、あんちゃん。前邪魔するぜ」
「ああ、冒険者か?」
「おうよ。冒険者だぜ。どうした?」
「何、魔法屋を始めてな。何処かのクランには所属しているだろう? それで魔法使いがいれば宣伝をと思ってな。こうして声を掛けさせてもらったという訳だ」
いつものルーティーンだな。とりあえず、宣伝をしておかなければならない。客が寄り付いてくれないと色々と問題がある訳だ。客が来すぎても問題は出るだろうが、今はまだ少なすぎるんだよ。
それでこそ、毎日が魔法の作成で追われる様な事にならなければ、普通の魔法屋とは言えないと思う訳だよ。ガンガンと魔法を作っては売る。その繰り返しをしなければならないと思うのは当然だろうと思う訳なんだよ。今はまだ宣伝をしなければならないと思っている。
まあクランに魔法使いがいるのかどうかは運な訳だが。魔法使いがいるクランばかりでは無いという事なんだよ。居ないクランも沢山ある。どうしたってそれは仕方のないことなんだよな。
「すまねえな、あんちゃん。俺らの所は魔法使いがいる様な大規模なクランでは無いんだよな」
「そうか。それは残念だな。大規模でないという事は、全員で100人程の規模のクランという事か? その位はいるんだろう?」
「そうだな。俺ん所のクランはな。非戦闘職が多くてよ。戦闘職は120人くらいはいるんだけどよ。非戦闘職がこの間も増えたって言ってたから250人くらいはいるのか? その位だな」
「それは流石に非戦闘職が多すぎないか? 何人か戦闘職に引き抜けないのか?」
流石にその比率はアンバランス過ぎる。戦闘職よりも非戦闘職の方が多いという事は、色々と負担が大きすぎる。スラムで言うと第2スラムのクランだな。恐らくだがな。
何か理由があるんだろうが、もう少し、戦闘職に回したいところではある。戦闘職の方が多いくらいには移籍させたいな。何だろうな。女性が多いのか? 女性は非戦闘職の方が多いからな。
「いやな、メインは子供な訳よ。子供に前衛をやれとは言えんだろう? もう少し大きくなりゃ戦闘職に移籍出来るんだがよ、まだ12、13の歳の奴らを前線に持っていってもな」
「ああ、子供が多いのか。それは確かに駄目だな。戦闘職にするにしたって15歳くらいは欲しい所だな。成長の限界を向かえていない12、3歳では無理があるな」
「そうだろう? 子供に戦場に立てというクランもあるにはあるんだが、俺らの所はそれは駄目だろうって事でクランリーダーが止めてるんだよな。まあそんな訳だ。バランスが悪いのは解ってんだ」
「そうだな。戦闘職だけで固まっているクランを吸収出来れば良いんだろうが、そう上手く行かないという事なんだろうな。これ以上非戦闘職は増やしたくは無いが、合併先が無いという事か」
子供が多いのか。将来的には解消するかもしれないが、子供の多いクランと言うのもあるんだな。まああっても不思議では無い訳だがね。中々に珍しいのかもしれないが。
そこはクランリーダーの考え方次第だからな。何を優先するのかは解らん所ではある。クランリーダーの考え方が一番解らん所ではあるんだが、若手をどんどんと入れて行くというのは、あながち間違っては居ないんだよな。クランの存続を考えれば、若い世代が欲しいものだからな。
だが流石に多すぎる。それは何とかしないといけないだろうが、もう5年くらいは待たないといけないんだろうな。それまでに合併吸収の話はあるだろうが、どうなるのかは解らんな。




