126話 9/17 冒険者ギルドにスクロールを持っていこう、精霊語不明文字解読依頼
新しい話を投稿します。期待はするな。仕事の合間に暇を作って書いた作品。10万字程度です。多分。今から投稿の準備をしますので。
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そんな訳でだな。スクロールを持って冒険者ギルドに行こうか。冒険者ギルドは忙しいんだが、受付はそうでも無いからな。忙しいのは買い取り窓口だけだ。
依頼受け付けの方はそこまで忙しくはない。冒険者に依頼を出すのも慣れている人は、依頼文と料金を一緒に持っていくからな。行って即帰りという客も珍しいわけではない。
それに毎度毎度同じ依頼文であれば、使いまわしが出来るからな。何事も再利用が可能なんだよ。今回みたいに1から申請書を書かないといけない事なんてそうそう無いからな。今回の私の様な事態にでもならなければな。
まあ慣れない事をしに行くんだから、仕方が無いことではあるんだがね。申請書を書くのもまあそんなに難しいことでは無いとは思うんだが。難しかったら駄目だろう。
依頼文はシンプルであることが望まれる。情報過多でもいけない、情報不足でもいけない。実に難しいものではあるんだが、定型文という物がある。それを使うだけだからな。
今回の依頼もそんな定型文を使うだけの話。費用はかかるが、仕方がない。研究者はこれで生きていると言っても過言では無いからな。研究者には1小鉄貨も入らないんだがね。
仕方が無いだろう? そもそも研究者は貴族なんだから。貴族なんだから金は持っているんだよ。今さらそんなはした金を貰うよりも研究材料を貰った方が良いに決まっている。
これはギルドへの手数料だ。冒険者ギルドと商業ギルドへの手数料だ。まあ何時帰って来るのかも解らないものではあるんだがね。定期的に研究材料を送りはしているんだろうが、ある程度は纏めて送っているだろうからな。私のが一体何時届くのかは解らない。
まあ焦っているわけでは無いしな。別に構わんのだがね。とりあえず、使えるのか使えないのかを判別してもらえれば良いわけなんだよ。
精霊語が読めないと言うのは致命的だからな。これはある程度仕方が無いことではあるんだよな。その都度覚えていかないといけない事だからな。
さてと、受付は、空いているな。とりあえず申請をとっとと済ませてしまうに限る。面倒なことは早めに終わらせた方が良いだろうからな。さくさくと行くぞ。
「いらっしゃいませ。ご用件を伺います」
「スクロールの精霊語が読めないんだ。それの申請を頼む」
「かしこまりました。少々お待ちください」
さて、後は申請用紙を書いて、料金を支払えば終了だな。簡単な事ではあるんだが、面倒な事でもあるんだよな。精霊語で書いてくれなくても良いとは思うんだがね。
まあ精霊の言葉なんだから仕方が無いんだが。精霊に人語を使えとは言えないしな。よくもまあ初めてこの文字を読んだ人間は精霊が書いた文字であると解ったと思う訳なんだがね。
普通は無理だろう。表音文字の世界線の人間が、急に表意文字を読めるようになるんだから、意味が解らん。普通は在り得ないことが起こっているとは思うんだけどな。
どう考えても天才の仕業だな。本当にありがとうございます。天才がいなければ、精霊語の解読は進まなかっただろうし、そもそも魔法という文化が根付いていたかどうかが怪しい。
初めて魔法を使った人間は何を思ってこんな面倒な作り方を発見したんだろうな。意味が解らんぞ。私にはとてもじゃないが無理だな。そんな発想は出てこない。
「申請用紙をご用意しました。こちらを記入ください」
「解った」
えっと、何々。精霊語不明文字解読依頼。なる程。確かにその通りだな。それ以外の何物でもない。簡潔に要点を書いてある素晴らしい文章だとは思うな。
それに何を書けば良いんだ? 住所? ああ、解読結果を送る先を書けというのか。確かに住所が解らなければ、解読結果を送る場所が解らんか。まあ教会には通達されるんだろうが。
まあ書けば良いんだろう? 住所くらいは覚えている。と言うか、覚えていないと税金の未納になってしまうからな。税金を納める時も当然だが住所は必要だ。だから覚えておく必要がある。
私の住所は、東1168条211番389号ガブリエル魔法店、だ。普通の平民であれば、これに1階から3階までのフロア指定があるんだが、私の場合は家が店だからな。
とりあえずはこれで住所は良し。後は名前を書く場所があるんだな。 ヴァルダン・ガブリエルと。もう家名は無いからな。私の名前はこれでお終いだ。
さて、書く所も無くなったし、これで良い筈だ。申請用紙を受付をしてくれている者に返す。読み直して、間違いが無いかだけ確認をしているように見えるが、実際はどうなのだろうな。
住所と名前しか書く所が無いからな。間違えるも何も無いと思うんだがね。まあ別に良いだろう。申請用紙が間違ってましたとでも言われん限りは大丈夫だろう。
「確認いたしました。申請にかかる手数料が小銀貨1枚と大銅貨3枚になります」
「解った。これで頼む」
「では確かに受け取りました。結果については何時頃になるのかは判断が付きませんのでご了承をお願いいたします」
「ああ、結果は何時でもいい。手紙で届けてくれるんだろう?」
「そうなる予定でいます。もしかしたらスクロールも戻ってくるかもしれません」
高確率で手紙だけになりそうだがな。流石に重力の意味など解っていないと思うんだがね。解っていたとすれば大したものだが、まあそうはならんだろうな。
後は形をどうしてあのような形にしたのかを問われなければ良いがな。無粋な真似を平気でしてくるからな。そう言う詮索は無しにしてもらいたいものだな。
まあともかく、これで申請は終わりだな。後は一体何時になったら結果が帰って来るのかだな。結果が帰って来た頃には忘れているのではないか? そう言う気がしてならないのだが。1年間待たせることくらいは平気でやる連中だからな。
とりあえずは、帰って魔法でも作って店番をしていようか。その内クライヴ君も帰って来るだろう。15時くらいには帰って来るのではないか? 何事も無ければな。
新しい話を投稿します。期待はするな。仕事の合間に暇を作って書いた作品。10万字程度です。多分。今から投稿の準備をしますので。
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