116話 9/17 沼は魔法使いがいないと厳しい、体幹トレーニングくらいはやるか?
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「そう言えば、沼には行かないのか? 別に昼でも夜でも構わないんだが、沼の話が出てきていないと思ってな。沼には行ったことが無いのか?」
「沼か。沼は行ったことが無いな。魔法使いがいないからなあ。沼には基本的に魔法使いを連れて行かないといけないだろ? 俺たちの所は魔法使いがいないからな」
「? 沼には魔法使いが必須なのか?」
「必須って訳じゃねえけどな。欲しいとは思うわな。なんせマッドゴーレムの相手をしてもらわないといけないからな。あー、もしかして、魔法屋はマッドゴーレムを知らないのか?」
マッドゴーレムがいるのは知っている。知っているが、魔法使いが必要かまでは知らないな。魔法でしか倒せないのか? そんな魔物が居て良いというのだろうか。
「マッドゴーレムは知っている。魔石と泥が採取物の魔物だろう? なんだ? 魔法使いでないと倒せないとか言う縛りでもあるのか?」
「いや、倒せないことは無い。倒せないことは無いんだが、基本的には泥な訳だ。俺たちが振り回している剣が効いているのかが解りにくいんだ。腕を飛ばしても再生するからな」
「ああ、そう言う事か。泥だから戦っていても、ダメージがどれくらい与えられたのかが解りにくいのか。魔法でならそう苦労することなく倒せると。そう言う事だな?」
「簡単に言えばな。剣でも倒せないことは無いんだぞ? 体の何割かを切り離してしまうか、魔石を壊してやるかすれば倒せるからな。でもよ、魔石を壊すのは無しだろう?」
確かに。マッドゴーレム相手に魔石を壊すとどうなるのかは解り切っている。泥しか採取物が無くなる訳だな。泥が必要かと言われたらそこまで必要が無いんだな、これが。
泥は建材の一部でもあるし、焼き物にも使われるんだが、何せ沼から取って来ればいいだけだからな。マッドゴーレムの泥でないといけないという縛りは無い。
故に、マッドゴーレムから得られるものは実質魔石のみだ。その魔石を壊してしまったら何のために戦っているのかが解らなくなるな。それは確かにそうだな。
「泥は売れないから、実質魔石のみの採取物になる訳だな。それだと利益が出にくい。マッドフロッグがいるとは言っても、マッドゴーレムがいない訳ではないと。そう言う事か」
「そう言う事だ。それに、沼に行くと洗濯が必須になるんだよな。泥だらけになるからな。沼に対しての装備を整えているのであれば、別に良いんだろうが、俺らのクランはそう言う訳でもねえ」
「沼に適した装備があるという事か。ふむ。マッドフロッグの皮を使った装備という訳だろうか。それならばある程度は納得が行く話ではある」
「そう言うこったな。まあ魔法使いが居ればそれなりには収入になるんだろうが、そうなると今度はロードゴーレムを狙わないといけねえ。それを狙うのはリスクも大きいんだよな」
ロードゴーレムは聞いたことがあるな。マッドゴーレムの親玉だったか。確かそんな話を聞いた覚えがあるな。中級魔法が必要なレベルの敵だったはずだ。
確かにそんな相手をするのはリスクが大きい。ただでさえ打撃や斬撃に耐性のあるゴーレムなんだ。相性は最悪だな。剣でも倒せないことは無いんだろうが、望み薄だな。
「そうか。だから沼には行かないと。そもそも沼に行く冒険者が少ないのではないか? リスクに対してリターンが少ないように感じるのだが」
「少ないぞ。大体は魔法使いが居て、貴族から直接依頼を受けている奴らが沼地の間引きをするんだからよ。沼地に行きたがる奴らは少ねえよ。実入りがあんまり良くないからよ」
「結局は戦いやすい平原にとなる訳か。平原の方が稼げそうではあるからな。今の季節じゃなくとも、平原の方が戦いやすいだろうからな。戦いやすさは戦場選びには必須の項目だろう」
「まあそう言う事だな。俺らも樵から依頼が来ねえと森にも行かねえからな。基本的には平原だな。戦いやすいのが一番だ。魔法使いが居れば、もっと戦いやすいんだがね」
魔法使いな。それは課題の1つだろうな。魔法使いが居れば、戦略が変わってくるからな。魔法をどのように使うのかは魔法使いの好みがあるんだろうが、間違いなく戦略に組み込める。
出来れば、700人であれば、6人は欲しい所だな。3人をローテーションで組ませて魔法を使ってもらうのが良いだろう。威力や範囲は好みがあるだろうからどうなるのかは解らないが。
魔法使いには増えて欲しい。それはそうだ。私の店の売上的にも魔法使いは増えて欲しい。魔法屋ももう少し増えた方が良いんだろうが、それはそれだな。
商売敵が増える訳だからな。幾ら魔法使いに対して魔法屋が少ないとはいえ、これ以上は必要ないとは思うんだがね。私の主観だがな。足りないくらいで丁度いいとは思うんだ。
「おまかせお待ち」
「おう兄ちゃん。こっちもおまかせで。後は酒な。これで頼むわ」
「おまかせ1つ! 酒1つ!」
さてと、いただきますかねえ。日に日に肉の量が多くなっていくな。それはまあ仕方の無いことではあるんだけどな。肉も美味しいから文句は無いが。
無いが、太るんだよな。肉を大量に食うとな。運動をしろという話なんだが、運動をする時間が無い。剣を振るくらいしか出来ることは無い訳なんだがね。
店を開けっ放しにするわけにも行かないだろう? 通りで剣を振り回していても危ないしな。運動もしなければならないんだろうが、流石に戦いに行くという愚行は冒せない訳で。
手頃な運動方法があれば良いんだろうが、それも無いからな。筋トレをするくらいか? 体幹トレーニングをするくらいか。筋肉量を上げれば代謝も良くなるだろうからな。
かなり面倒な訳なんだがね。面倒なことは嫌いだが、体型を維持するには必要な事なのかもしれない。服が着れなくなったら大変だからな。服を買いに行かなければならないからな。
うーむ。体幹トレーニング位はやっておくか。筋トレをして、筋肉量が増えても服が入らなくなりそうだ。体幹くらいなら何とかなるだろう。寝る前に少しだけでもやっておくか。




