114話 9/17 運は良い方が良い、夜の戦闘には人数が欠かせない
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お、やっぱり空いているじゃないか。この時間は直ぐに空席が見つかっていいな。こういうのは巡り合わせだからな。空いていない時は空いていないんだよなあ。
さてと、席も確保したことだし、店員さんを呼びましょうかね。なるべく女性が良いんだが。結婚を前提として付き合える人がいてくれれば良いんだが。
あ、そっちじゃないよ。その隣の人に手を振っているんだよ。気付いてくれ。ああ、駄目だ。男の店員の方が気が付いた。今日も駄目だったか。まあこういうことはよくあることだからな。
「おまかせを1つ。これで」
「おまかせ1つ!」
残念。男性の店員さんでした。まあ気楽に探していくしかあるまいよ。魔法屋でも良いと言ってくれる人を探さないといけないんだからな。直ぐには難しいだろうからな。
魔法屋でもいいと言ってくれる人がどのくらいいるのかが解らん所ではある。儲かっていない訳では無いんだがね。まあ始めたての魔法屋で儲かるとは思えないんだがね。
とりあえず、試し用に何本も買って行ってくれてはいるんだが、これからも使い続けてくれるのかは解らん所なんだよな。これもまた巡り合わせの1つなんだよ。
運はある方かと言われたら解らんとしか答えられないんだがね。運があるとも言えるし、無いとも言える。まあある方だろうとは思うがね。
転生なんて経験出来る人間がどれだけいるのかって話でもあるからな。運はいい方だろうとは思う。運量保存の法則があったりすれば、既に運は使い果たした後とも言えなくは無いんだが。
運はいい方が良い。それはどの業種にしたって変わらんだろう。誰に取っても運は重要な訳だよ。運が必要ない事はまず無いと言っても良いからな。
運が良いのも才能の1つだろうとは思うがね。必ずしも運だけで決まる訳では無いんだが、運が良い方が良いに決まっている。これは不変の真理だろうとは思う訳だ。
運が無いと言うのは恐ろしいことなんだよ。全てにおいて失敗の可能性はある訳だ。それの失敗を手繰り寄せる可能性が高くなるという事だからな。運が無いというのは色々と致命的なんだ。
魔法の作成にしてもそうだ。運が良いのと悪いのとでは結果が変わってくる。運が良いと威力や何からが上振れるし、運が悪いと下振れる。魔法屋としても運が良い方が良いんだよ。
冒険者にしてもそうだろう。怪我の確率なんかは致命的だとは思う。運よくそこに居て助かった。運悪く魔物の攻撃を受けてしまった。そう言う事は日常茶飯事だ。
冒険者としては、怪我無く、安定的に稼げることに超したことは無い。クランに入るのもそうだな。良いクランに入れるかどうかは半分くらいは運だからな。
クランを知っているか知らないか。それも運の1つだからだな。近くにあるクランが偶々大きなクランで、偶々業績のあるクランだったという事もあるだろう。そう言う事だ。
「前座るぜ」
「ああ、構わんよ。冒険者か?」
「そうだぜ? どうしたんだ? 冒険者に何かあるのか?」
「いや何。最近魔法屋を始めてな。それで宣伝を行っているんだよ。クランに魔法使いはいるのか? いれば魔法屋の事を宣伝して欲しいんだが」
冒険者に言わないと魔法使いに会う事がまず無いからな。この冒険者が魔法使いである可能性はもの凄く低い。どう考えても前衛で切った張ったをやっているタイプの冒険者だからな。
まあ見た目では解らんのも魔法使いの特徴ではあるんだがね。こう、あからさまなのは流石にな。違うだろうと予想は付く。魔法使いと相席になれれば、色々と話したいことはあるんだがね。
「済まねえな兄ちゃん。今組んでるクランには魔法使いがいるんだがよ。俺のクランには魔法使いはいねえんだよ。欲しい所ではあるんだけどな。中々入ってくれねえのよ」
「そうなのか。残念だな。こればっかりは誰に言っても仕方が無いことなんだがな。それで、仕事終わりか? それともこれから仕事を始めるのか?」
「今日は仕事終わりだな。俺らのクランは基本的に夜の活動をメインにしているんだよ。だから規模は大き目なんだが、今の時期は組まないとやっていけねえ」
「クランの規模については完全に素人なんだ。良ければ教えてくれるか?」
クランの規模なあ。昼間の普通のクランは大体が150人から200人位だろうと思うんだがね。まあこの時期はその数では少ないから組まないといけないんだろうが、夜はまた別だからな。
夜は魔物が活発に動く時間帯だ。そのクランのメンバーが少ないという訳にはいかないだろう。何人で組んでいるのかには興味がある。知っておくことに無駄は無いからな。
「そうだなあ。俺らの所だと、大体700人位のクランになる。昼間だとこれでも十分なんだろうが、夜のこの時期だと、これでも少ないな。今は俺らを含めて3つのクランが合同でやってるな」
「700人が3つとなると凡そ2000人位か。夜だとその位は必要になるのか。魔法使いがいないのはかなり痛いとは思うが、それでも700人もいるのは凄いな」
「だが、これでも小さい方だぜ? 夜に活動をしようとしているクランは多い所だと万は行くし、普通の所でも1000人は欲しい所ではあるんだ。俺らの所は少ない方だぜ?」
「そうなのか。昼間のクランとは全然違うんだな。昼間のクランは100人前後でもやって行けると思っているんだが、夜はその何十倍も必要になるのか」
魔法使いがいないのが痛いよな。夜だと数を減らしたいだろうからな。威力のある魔法を欲しい所だろう。魔法である程度削れるのであれば削っておきたいだろうからな。
しかしそうなのか。昼間と夜とでは全然違うんだな。夜の方が数が大切な訳だ。まあそれは解っていることでもあるんだが。荷車が大量に帰って来るからな。夜は忙しいのは解っている。
解っているが、どの位忙しいのかは全然解らんのだよ。私には冒険者の経験は無いしな。やろうとも思わない訳なんだがね。まあ魔法屋が合っているんだよ。私にはな。




