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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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102話 9/16 この世界の人間の成長は早い、色んなクランの動向

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 身体能力が成長するのかは解らんのだよ。恐らくは成長するとは思うんだがね。鑑定で定期的な観測が必要なのだろうが、身体能力は成長すると思う。


 子供の頃と大人になった後では、身体能力が違って当たり前だろう? 育つとは思うんだがね。どのように育つのかは解らん所ではあるんだが、育たない訳がないと思っている。


 幾ら成長が早いこの世界と言えどもな。この世界の人間は成長が早い。私の事も考えて言っているのだが、15歳で大体成長限界を向かえるんだよ。大分早いだろう?


 前世では遅咲きの人は25歳くらいまで成長をすると言うのに、こっちの世界では15歳で殆ど成長が止まる。女性が何歳で子供を産めるのかは知らないがね。


 その分成長痛もかなりのものな訳なんだがね。日々、体が痛かったからな。泣き叫ぶ程では無いにしても、具合が悪いというのが何年か続くのは余りよろしくない。


 ただ、その分寿命も短い訳なんだがね。医療が発達していないのだから仕方がないことではあるんだが、平民の平均寿命は短い。ある程度は仕方がないことではあるんだがね。


 貴族の方が長生きだ。それもまた仕方のないことなんだろうがね。寿命が長くて良いことがあるのであれば、別なんだろうが、腐肉病が付きまとってくるからな。


 良いのか悪いのか解らんね。長生きは良いことだと言う考え方は今のこの世界には無い。冒険者の世界なんぞは稼げるときに稼いでおく世界だからな。戦えるものが偉いんだよ。


「よう兄ちゃん。前座るぜ」


「ああ、どうぞ。冒険者か?」


「そうだぞ。どうした?」


「何、魔法屋を始めてな。クランの中に魔法使いが居れば是非にとでも思ってな」


 魔法使いは年齢関係ないからな。動けるのであれば、年齢は関係ない。前衛の人たちは30代後半になってくるとそろそろ引退を考え始めるんだけどな。


「魔法使いか。悪いな兄ちゃん。俺らの所には魔法使いは居ねえんだよ」


「そうか。それは残念だな」


「欲しいのは欲しいんだがよ。都合よく魔法使いが生まれてくるわけでも無いしな。こればっかりは運だからなあ。まあ規模が小さいから何も文句は言えねえんだけどよ」


「なる程な。規模が小さいのか。合併の話は出てこないのか?」


 毎度毎度の事にはなるんだが、規模の小さいクランの存在意義が薄いんだよな。規模は大きくないといけない。少なくとも100人は欲しい。そんなところではあるんだよ。


「合併の話は何度もあるぜ。まあその後に何度か割れたんだけどな。俺のところで2回合併して2回割れてるな。合併もそう上手いこと行く訳じゃねえんだよ」


「割れているのか。それは活動方針なんかで割れるのか? それとももっと人間臭いことで割れるのか? 後者で割れるのはあまりよくない傾向だろうとは思うんだがね」


「活動方針だな。もっと狩りに出たい派と、ゆっくりでも良いじゃないかと言う派で大抵割れるな。歳のせいもあるんだろうけどよ。連戦となると厳しい所があるからな」


「ああ、なる程な。稼ぎたい連中と程々で良いじゃないかと言う連中で割れるのか。それはちょっとばかり面倒な割れ方だな」


 活動方針で割れるにしても、稼ぎで割れる場合は余りよろしくない。クランリーダーの統率が取れていないという事だからな。こういう場合はクランリーダーに器が無いことが問題になりやすい。


 器があれば、それでも何とか纏められるんだがね。クランリーダーの器の話だと、色んなところで齟齬が出てくる可能性が高いんだよな。このクランはどうなるんだろうな。


「稼ぎはある方が良いに決まっている。それはその通りなんだがよ。急いで怪我をしてもそれはそれで稼ぎが減るだろう? 特に今の時期なんかは稼ぎ時だが、怪我の確率も上がるんだからな。それを考えているのかどうかで意見が割れてな。そんでこの前割れた訳だ」


「ついこの前の話なのか。そうなると今期は絶望的だと言う話になってくるだろう? 何処と組むかは大半が決まってしまっているだろうからな。今からとなると、出遅れ過ぎているな」


「その辺は何とか解決したんだがよ。組む先ってもクランの数はあるからな。俺らの所も40人かそこらのクランだからな。組み込むのはそんなに難しい話じゃねえって事なのよ」


「40人か。それは少ないな。逆に少ないのが良かったのか。取り分は大分少なくなりそうだが、狩りにいけないよりは良いのかもしれないが」


 せめて100人は欲しい所が40人だ。かなり規模が小さい。これに魔法使いが居てもしょうがないことになるだけだな。ある程度の規模は欲しい所ではあるんだが。


 それにしても、クランの動きが激しいのか。もう少し、動きが小さいのかと思っていたのだが、クランを割ることが多いとなると、色々と戦略も変わりそうなんだがね。


「狩りは順調だぞ? まあ稼ぎは程々だけどな。魔法使いが居れば、もう少し負傷率が下がるんだろうけどよ。組んでるところにもいないしな。まあ仕方がねえ事なのよ」


「どの位の規模で組んでいるんだ? 今の時期だとワイルドボアが100を超えてきているだろう? 稼ぎ時ではあるんだろうが、どの位の規模で動いているんだ?」


「今の所は7クラン500人って所だな。このくらいは欲しい。どうしてもな。魔法使いが居れば、300人位でどうにかなるんだろうけどよ。居ないものは仕方がねえんだよ」


「500人か。妥当なラインではあるのか。今後はまた大きくしていくんだろう? 統率を取るクランの負担が大きくならないのか?」


 正直な所、クランリーダーの器次第だろうと思うところがあるんだがね。どうなんだろうな。500人を纏められるクランリーダーがいるのかと言う話でもあるんだが。


 なんにしてももう少し聞いておきたいな。今のクラン事情なんかを聞いておくに超したことは無い。情報収集は大事だからな。魔法使いの情報も欲しい所なんだがね。

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